moving （movies and musicals）コミュのライトハウス

The Lighthouse

ロバート・エガース

ウィレム・デフォー/トーマス・ウェイク
ロバート・パティンソン/イーフレイム・ウィンズロー

前作「ウィッチ」で鮮烈なデビューを飾ったロバート・エガース監督がウィレム・デフォーとロバート・パティンソンをキャストに迎えて贈る衝撃のサスペンス・ドラマ。絶海の孤島に灯台守としてやって来た２人の男が、極限状況の中で次第に恐怖と狂気に侵されていくさまを、閉塞感あふれるモノクロ映像でミステリアスに描き出していく。
(by Allcinema)

ライトハウス　

酔っ払いの馬鹿騒ぎを、こんなに高尚にまとめあげるなんて！　
Ｒ．パティンソンの狂気や、Ｗ.デフォーのカメレオンぷりを堪能。
嵐は何日続いたのだろう。時間の観念が曖昧になっていく。
耳に残る汽笛の音。希望、絶望、幻聴。

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ライトハウス

ううむ。
酔っぱらいのばか騒ぎを、
こんなに高尚にまとめあげるなんて、
まったくもって、恐れ入りました。

･･･って、ところでしょうか。

ロバート・パティンソンという役者の力量が存分に堪能できる作品した。
うん、ほぼ、狂ってるなーって感じだったかな、

ウィレム・デフォーのカメレオンぷりが素晴らしい作品でもありました。
粗野で嫌な奴ってのと、変わり者というオーラが満載だったかな。

彼らにも、ごく普通でまともな人物でいる場面もあって、
どちらが本来の姿なんだろうと思ったり。

嵐はどれくらい続いていたのだろう。
それが謎でした。

偵察船が欠航して、2人が酔っぱらいモードで
騒ぎ出す頃から、時間の観念があいまいになったな。

ロバート演じるウインズローの名前の秘密とか、
トーマスという名前が誰を指しているのか混乱してくるとかも。
･･･引っかけ問題？

人形･･･、海の神様は、ポセイドンでしたっけ。
そんな神話な要素も取り入れてましたっけ。

灯台の光が明るすぎて落下とか、
バベルの灯台の･･･とか。

でも、神の領域に、トーマスがいるのも
おかしな状況だが。

耳に残る汽笛の音。
希望。絶望。幻聴。不協和音。

耳障りな機械の音。

狂ってる本人は、自分が狂ってるとは思わないんだろうな。

ラストに、カモメの復讐。

白黒の画面だと、空の色が何色なのか分からない。
青い空だった時もあったのだろうか。

そんな、陰鬱な、色のない世界。