moving （movies and musicals）コミュの宇宙でいちばんあかるい屋根

宇宙でいちばんあかるい屋根

藤井道人

清原果耶/大石つばめ
桃井かおり/星ばあ（ほしのとよ）
伊藤健太郎/浅倉亨
水野美紀/山上ひばり
山中崇/牛山武彦
醍醐虎汰朗/笹川誠
坂井真紀/大石麻子
吉岡秀隆/大石敏雄

野中ともその同名小説を、主演に本作が映画初主演となる清原果耶を迎えて映画化したファンタジー・ドラマ。学校でも家でも居心地の悪さを感じている14歳の少女が、夜の屋上で出会った謎めいた老婆との奇妙な交流を通して成長していくひと夏の物語を瑞々しく描く。
(by Allcinema)

宇宙でいちばんあかるい屋根　

文字と絵の使い方がふわふわ　ローマ字表記のキャスト名。
各タイトルの水墨画に添えられた文字。習字の力強さ。素朴な水墨画。
あと、ビルの屋上という素敵空間。つばめの年相応の繊細さと、生来のタフさも素敵。

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文字の使い方がふわっとして好き。

最初にキャストとスタッフの名前が
ローマ字で表記されるので、
日本というより、nippon のお話なんだなと。
淡く明るい色彩もファンタジー色を強めてます。

主人公の中学生、つばめちゃんがとても素敵。
透明感溢れていて、年相応の繊細さはあっても、
キリッとしている雰囲気も持ち合わせていて、
星ばあに対する優しさにも心和ませてくれて。

『たくさん恋をする』という星ばぁの予言は当たったのかな。
ふたりのどちらと付き合うようになったのかな？

でも、これは、つばめと星ばぁと、
そして、つばめと家族の話だから、
その結果の提示は不要なんだわ、きっと。

私は、隣のおにいちゃん押しだけどね。

星ばぁの、自由で気さくな雰囲気。
さすがだわぁ。。

あと、書道の先生がいい味出してた。
水墨画のエピソードも良かったな。

あと、ビルの屋上という素敵空間。
星ばぁと会わなくなってからも、
あの場所は、つばめの大切な場所
だったんだろうな。

だから、そこでタイトルの水墨画。

そして、気づけば、タイトルごとの水墨画も、
つばめの作品だったのかも、と後から思う訳です。

つながっていく時間。
つながっていく想い。

おまけで。

まだ残っている作品公式ＨＰにて、
主題歌「今とあの頃の僕ら」を聴けるのですが、
透明感のある歌声に、心癒されます。

これを観たのは去年の９月かー。
もう、ずっとずっと昔のような気がします。
（この作品に出演している２人の現在の状況を見ても･･･）