moving （movies and musicals）コミュのグレース・オブ・ゴッド　告発の時

Grace a Dieu

フランソワ・オゾン

メルヴィル・プポー/アレクサンドル
ドゥニ・メノーシェ/フランソワ
スワン・アルロー/エマニュエル

　「８人の女たち」「危険なプロット」のフランソワ・オゾン監督がフランス中を震撼させた“プレナ神父事件”を描いた社会派実話ドラマ。長年にわたって少年への性的虐待を繰り返していたプレナ神父に対し、大人になった被害者たちが勇気を出して声をあげるまでの葛藤の行方をリアルな筆致で描き出す。
(by Allcinema)

グレース・オブ・ゴッド　告発の時　

フランソワ・オゾン監督っぽくない骨太でドキュメンタリーのような…あ、実話なのか。
善良に見える犯罪者（神父）に神聖で強大な権力（教会）。
立ち向かう側に求められるのは、ただの勇気だけではない･･･

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原題は当然フランス語。
フランソワ・オゾン監督作品。
今回は、骨太なドラマ。

実話を忠実に再現しているらしい。
それなのに、衝撃的な内容でもあり、
どこかでよく起きている話でもあり、
複雑。

犯罪者である神父が善良に見える罠。
悪い人ではなさそうだし、
自分の罪をあっさし認めるし。

そんな存在を許容してきた教会側が
一番の癌なのかな。

現地では、まだ裁判続いているって。
地域の責任者が逆転無罪になったって。

なんかなぁ。。

大人と子供という圧倒的な立場の差が、
教会という神聖で強大な権力が、
子供やその親の未来を壊していく。

80人の被害者が声を上げたとか、
どれだけ歪んでいるのだろう。
気付いたのかもな、両親も。

メルヴィル・プポー、美しかったな。
ジーンズにバーバリーのコートをはおって、なんて素敵なんだ。
エマニュエル役のスワン・アルロも、麗しかったぜい。

ここら辺は、いつものオゾン監督らしさ、だったかな。