moving （movies and musicals）コミュのフロントランナー

The Front Runner

ジェイソン・ライトマン

ヒュー・ジャックマン/ゲイリー・ハート
ヴェラ・ファーミガ/リー・ハート
Ｊ・Ｋ・シモンズ/ビル・ディクソン
モリー・イフラム/アイリーン・ケリー
アルフレッド・モリナ/ベン・ブラッドリー
サラ・パクストン

ヒュー・ジャックマンが1988年の米国大統領選挙戦で最有力候補（フロントランナー）から一転、女性スキャンダルで撤退に追い込まれた実在の政治家ゲイリー・ハートを演じる実録政治ドラマ。
(by eiga.com)

フロントランナー　

Ｈ.ジャックマンが好感度を高めずに実在の政治家を好演。
スキャンダル発覚後のスタッフに対する態度で、
上に立つ人の資質はないかもと思ったけれども、
世間は情報に踊らされてるだけ。
だからイメージ戦略、なんだよな…。

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ヒュー・ジャックマンが主役で、ジェイソン・ライトマンが監督ということで観賞。
なかなか、考えさせられる作品。

米国大統領としての資質を見込まれながら、スキャンダルで政界から追い出された、
ゲイリー・ハート氏の実話のドラマ化。

この作品で判断する限りでは、スキャンダル発覚後のスタッフに対する態度で、
ハート氏には、元々上に立つ人の資質はなかったのかもと思ったけれども、
世間は、そこまで見て判断している訳ではない。

そうなると、反対に『才能のある政治家を潰すにはスキャンダルをでっち上げれば良い』
という手法を与えてしまったのかもしれない出来事。

政治家に対し、善人であれば間違いないとするのは、ある意味危険。
もちろん、人格が崩壊してたら問題だけれども。
そして、スキャンダルの線引きは、時代によって変わるのだなぁ、とも。

ヴェラ・ファーミガがハート氏の奥様役。怖かったー。
丁度、連ドラ『ベイツ・モーテル』を観ていたから余計に…。

本当に伝えるべきことは何かということをマスコミの方は常に自問してほしい。

有権者も、政治家としての資質をどう判断するかのスキルを鍛練しなければならない。
相手のイメージ戦略にホイホイ騙されるようでは、ダメだよねぇ。

現状を変えようとする時に、大きな障害になるのが既得権益と無関心。
みんな、大人にならないとね。