ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

moving (movies and musicals)コミュのフジコ・ヘミングの時間

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
映画フジコ・ヘミングの時間
いす小松莊一良

フジコ・ヘミング
大月ウルフ

メモ60代になってから世界に見いだされたピアニスト、フジコ・ヘミングのドキュメンタリー。
(by eiga.com)

えんぴつ<フジコ・ヘミングの時間>
まず彼女のピアノの音色に魅了される。
優しくて軽やかで耳にすーっと馴染む、機械ではどうがんばっても出せない音。
そして、生き方に圧倒される。
マネージャーをつけずに世界を巡り、小さき者をこよなく愛する豊かな人生。猫

*****

60代で世界に認められた遅咲きのピアニスト、フジコ・ヘミングのドキュメンタリー。

母親が日本人で、父親がスウェーデン人。
ドイツで生まれ、東京で育ち、海外に留学し、今は世界各国に家がある。
東京、京都、パリ、ロサンゼルフ、ベルリン、あと、ブエノスアイレスもだっけ?

まず、彼女の奏でるピアノの音が素晴らしい。
優しくて軽やかで心地良い、耳にすーっと馴染む音。
機械ではとても出せない、心のこもった音。

ピアノは持ち運ぶことが出来ないから、
演奏場所で用意されたピアノを弾くしかない。
だから、演奏地に到着して、埃のかぶった音の酷いピアノを目の前にして愕然とすることも。
その時は『演奏をやめようかと思った』とか・・・。

それでも、演奏会では、ちゃんとした音を(少なくとも、私にはそう聞こえる音を)
聞かせてくれてる。

彼女の指は、とても太くて、武骨な感じ。
それなのに、音は繊細。そのギャップも面白い。

また、ファッションが個性的。
自分の洋服の嗜好は16歳から止まってるとのこと。
うん、そんな感じ。
『みんなと一緒でなくても、いいんだよな』と思う。

それから、マネージャーを置かず、自分で全てスケジュールをコントロール。
このドキュメンタリーでも、ツアー先でほぼ一人で行動しているところが、凄い。
『自己を確立するっ』て、こういうことなんだろうなって思う。

古いもの、時代を経たものを愛していて、
新しいものは、あまり好んでいない。

家族はいないけれど、愛する動物達と、信頼できる友人達は世界各国にいる。
特に、パリのゲイのカップルは、素敵。
彼女の猫は彼らが面倒をみてくれているんだー。

彼女は、何ケ国語を話せるのだろう?
日本語、英語、フランス語、ドイツ語、スウェーデン語も?
スペイン語も話せたりするのかな?

自宅を愛していて、内装にこだわっていて、
道を歩いてお金を恵んであげる姿が自然で、
チャリティコンサートも積極的に開いている。
『豊さ』ってこういうことなのかなって思う。

何しろ、もう80代でしっかり者ってのが凄い。
そして、ベジタリアン。

音楽家なのに、耳が悪くて、
基本左耳のみでしかも40%の聴力しかないそうだけど、
ほとんど聞こえない日もあるそうでー。

子供の頃の絵日記が、かなりのハイクオリティ。
(書籍として出版されているらしいですが。)

それなのに、母親からは「バカバカバカ」って言われて続けていたので、
40代まで、自分はバカだと思い込んでいたとか?

それは問題ですよ、おかあさん!

弟さんも個性的だったな。

彼が主催したコンサートの様子で分かる、
2人のあっさりした関係が楽しい。

コンサート前に観客を盛り上げようと、客席を回っている弟に
「なにをやってんの?」と姉。

コンサート後に、弟はすぐ移動。
「もう帰っちゃったの?」と姉。

ピアノの演奏、「ラ・カンパルネラ」はもちろん圧巻なんだけど、
私のお気に入りの曲、ベートーヴェンの月光のソナタ第三楽章を
演奏している場面が素晴らしくて、超感動。

この曲は、最高のHeavy Metalだと思うなv

クリップ現在、彼女は来日コンサート中らしいです!
4/6-7/3で各地を回るようです。
http://fuzjko.net/

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

moving (movies and musicals) 更新情報

moving (movies and musicals)のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。