ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

moving (movies and musicals)コミュのスリー・ビルボード

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
映画 Three Billboards Outside Ebbing, Missouri
いす本マーティン・マクドナー

フランシス・マクドーマンド/ミルドレッド
ウッディ・ハレルソン/ウィロビー
サム・ロックウェル/ディクソン
アビー・コーニッシュ/アン
ジョン・ホークス/チャーリー
ピーター・ディンクレイジ/ジェームズ
ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ/レッド・ウェルビー
ケリー・コンドン/パメラ
ルーカス・ヘッジズ/ロビー
ジェリコ・イバネク
クラーク・ピータース
キャスリン・ニュートン/アンジェラ
アマンダ・ウォーレン/デニース
ダレル・ブリット=ギブソン/ジェローム ミズーリ州
サンディ・マーティン/ディクソンの母
サマラ・ウィービング/ペネロープ

メモ第90回アカデミー賞では主演女優賞、助演男優賞の2部門を受賞したドラマ。米ミズーリ州の片田舎の町で、何者かに娘を殺された主婦のミルドレッドが、犯人を逮捕できない警察に業を煮やし、解決しない事件への抗議のために町はずれに巨大な3枚の広告看板を設置する。それを快く思わない警察や住民とミルドレッドの間には埋まらない溝が生まれ、いさかいが絶えなくなる。そして事態は思わぬ方向へと転がっていく。
(by eiga.com)

ペン<スリー・ビルボード>
強烈な個性の人々の予想外の行動が楽しい〜(話は重いです^^;)。
特に、主人公の元夫の現パートナー19歳の『空気を読まない天真爛漫さ』は、
ある意味最強かも。演じてるサマラ・ウィービング、華があっていいね^^チケット

ペン<スリー・ビルボード(2)>
2回目は『登場人物みんな大好き』という気分だったせいか、コメディを観ている気分。
レッド(ケイレブL.J.)の気弱なカメレオン感が好き♪
「シェイプオブウォーター」は『深まり』でこっちは『拡がり』の話だなーチケット

*****
危険・警告ネタバレexclamation ×2
1回目。

原題は、邦題(スリー・ビルボード)の後に看板の設置場所情報が追加されたもの。
その場所が示すものは、私には分からないけど、米国人なら、「あそこね」という
イメージがあるのかもしれない。
かなりの田舎とか、人種的偏見が残っている土地柄とか?

復讐の連鎖から解き放たれるにはどうすれば良いかをテーマにした
作品のように思いました。
難しい問題なので、明確な答を示している訳ではないけど、
変わっていく状況、変わっていく登場人物の気持ちに、
観た人が何かを見い出してくれれば、という想いで作られた感じ。

殺人事件でミルドレッドと警察や街の人々が対立しているところから始まるのですが、
ある理由で自殺する警察署長ウィロビーの、遺書に書かれた言葉の温かさ、
あっけらかんとしたドライさに、対立していた人々の空気が変わる様が素晴らしい。

あと、ミルドレッドの元旦那の愛人ペネロープ19歳?の
忖度度数0パーセントのあっけらかんとした空気の読めなさは案外最強。
もし、計算してあの態度だったとしたらスゴすぎる。

人間の心理はなんとも複雑。
ダメ人間がダメではなくなっていくディクソン(サム・ロックウェル)も凄いわ。

ミルドレッド(フランシス・マクドーマンド)は、最初っから凄いし怖い。
誰に対して攻撃的。でも、偶然そばにいた鹿に話しかける表情は穏やかだったな。

娘が殺害されたの事件の犯人を見つけるまでがメインストーリー。
でも、結局、絶対犯人だと思った人物は娘の事件には無関係で、
どうやら、国外で事件を起こしたらしいが野放し、という状況。

で、ミルドレッドとディクソンは猟銃持ち込んで、
男が在住しているオハイオに向けてドライブ。

でも、あまり猟銃を使う気はない感じで。
個人的見解では、やらないまま戻る。はず。

2人とも、オハイオへ出かける前に、一番身近な人物、
ディクソンなら、まだ眠っている母親、ミルドレッドなら息子に
挨拶してから出かける。

もし、男を殺害したら彼らに迷惑をかけるのが分かっているから
やらないよね・・・?

フィロビーの美人の奥様役がアビー・コーニッシュ。
「ジオストーム」では、スタイリッシュで高度なアクションをこなしていたけど、
この作品でどちらかというとふっくら体型で別人のようでした。

そして、ウィロビーのまだ幼い娘達が可愛くて、例え病気でも
彼女達を残してはとても旅立てないだろうなと思っていたのに、
楽しいピクニックの夜、馬小屋でピストル自殺ですよ。
もう、何がなんだかー。

でも、作品としては、ここからが面白い。

人の感情というものは、心の中で育っていく。

ミルドレッドの警察署長に向けられた怒りは、9ケ月かかって育った結果、
3枚の看板になったけれども、
署長の手紙は、同様に数ヶ月経って、ダメ警官ディクソンの刑事への憧れを
ポジティブな形で昇華させた。

広告看板を受け持つレッドの普通さ頭の良さ運の悪さ優しさ。

ディクソンに不合理に暴力を受け、入院しているところに、
全身火傷で入院してきたのが暴力を振るったディクソン。

包帯ぐるぐる巻きにされた人物の素性が分かったところで、
ふっと沸いた怒りを抑えて、そして、話しかけた時のように、
オレンジジュースをそっと置く。

『あいつは、ほんとは、悪いやつじゃないんだ』
この、痛みを伴った優しい一言は、作品の想いを集約しているように感じました。

******
危険・警告ネタバレexclamation ×2
2回目。
良かった!

「シェイプ・オブ・ウォーター」が ”沈んでいく” 話なら、
こちらは ”広がっていく” 話だなーと思った。

2回目で、ストーリーは分かっているので、
ウェルビー署長が自殺を決心する場面など、
この前は、何か深刻に考えているなって感じだったけど、
今回は、病院での検査を拒否したところで心を決めたんだなと感じる。

だから、その後の思い出作りの 場面とか、
馬小屋に行くところとか、涙なしには見られませんって感じ。
署長の言葉は、今回は登場時から心に沁みていたなぁ。

そして、今回は、『登場人物みんな大好き』と思って観ているので、
コメディでも見ている気分だったなぁ。
ほんと。みんなが愛しくてやばい感じ。

宣伝看板に放火したのは酔っ払った元旦那だってこと忘れていだけど、
ここは、ペネロープの天然っぷりで、事態が丸く収まってたんだ。

ミルドレッドの息子ロビー(ルーカス・ヘッジズ)は、
キツイ性格の母親とは正反対の穏やかさがかっこいい。
生徒に暴力をふるった母親に対して、”thanks mom.” と言える度量の広さよ。

そして、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズが演じるレッド・ウェルビーの
絶妙な『イイヒト感』と『運の悪さ』がピカイチなのと、
『よくみるとカッコいいよね感』が絶妙だな。

そして,ラスト。

彼らが何を考えているかを言葉に出さなくても表情だけで分かった気分になってるので、
もう彼らは、あの猟銃を使う事なくミゾーリに戻るのだろうなと確信に近く思えて…、
ニヤリと。

彼らが、ミゾーリを出発する場面、
スクリーンに映る看板は裏側の真っ黒な側。

表に何を書いてあるかわからない。
でも、誰でも何が書いてあるか知っている。
でも、表面上は穏やか。
そんな風景に重なる2人の行動。

初回はウィロビー署長の言葉がみんなを変えていくように思ったけど、
今回は彼の言うとおり、みんなが変わったのではなく、
最初からいいやつだったんだなって思えてしまった。

『登場人物みんな大好き』目線の身びいきかもしれないけれども。

コメント(4)

映画を見る楽しみの一つに各国の文化の違いを知るということがありますが、この映画などまさにそうですね、アメリカ南部の寂れた田舎町ってところがどんなところか、この映画に描かれている感じが現実にホントかどうか?はわかりませんけど。登場人物の個性といい、ものを見る価値観といい、まるで日本とは違います。
政府も警察もあてになんかできるもんか!わたしが正義だ、悪い奴はわたしがぶっ殺してやる!んまぁ〜〜、まさに典型的なアメリカですねえ〜。これだもん、銃規制なんてできません。
自分の思い通りにならないので、火炎瓶投げまくって警察署に放火、巻き添えを食ったクズ男は大やけど。
そんなことしでかしても、主人公のおばはん、逮捕もされず、良心の呵責に苦しむこともなく。って、え?どんだけ警察は無能なんだよ、法律の適用より暴力の爆発の方が正当なのかよ?ウソでしょぉ〜。
映画ではミルドレッドの言動に寄り添っていますけど、見方によってはあのおばはんが一番精神が異常で反社会的人物ともいえるのではないかしら?
とにかく、自分ちの隣にあんな人住んでたら嫌だし、アメリカ南部の田舎町と日本の田舎町とでは別の惑星ほどの違いがありますね。この映画、アメリカを知るには格好の教材かも知れません。

レイプ魔のイラク帰還兵を探しに行くのはオハイホではなくアイダホじゃなかったかしら?彼にしてももしかするとPTSDを病んでいるのかもしれませんね。登場人物全員が病人、アメリカって病気なのかもね?
>>[1]

ミルドレッドの行動は過激ですけど、きっかけは警察の無能なので、作品としては復讐の連鎖を描きたいのかなーと思ってました。
その鎖が、署長の手紙で解けていくのがこの作品の魅力かと。
登場人物の行動は過激に描かれているので、実際に身近にいたら、ちょっと、いや、かなり困ります^^;

あ、ご指摘の通り「アイダホ」ですね!
・・・てか、「オハイホ」ってどこでしょう(苦笑)。
あの白人至上主義の警官ディクソンが死んだ警察署長からの手紙を読んでいる所へミルドレッドは誰もいないことを確かめるために何度か電話をして、無人であることを知ってから火炎瓶を投げ始めるのですけど、電話の音はともかく、外でドッカンドッカン火炎瓶が爆発しているのを何故気が付かなかったのでしたっけ?
少々耳が悪くとも、窓越しに燃え盛る炎は見えますしねえ、あれ?外が見えない死角の場所に居たんでしたっけ?でも普通は気がつきますよねえ。
放火しても、窓から人を放り投げても、罪にならないところとか、治療に何カ月もかかりそうな大ヤケドしてもすぐに退院してきちゃったり、レイプ魔がミルドレッドの家を訪ねてきた理由は何なのかとか、ちょっとよくわからないところがありましたけど、面白い映画でした。
後任にやってきた黒人の警察署長はモーガン・フリーマンに良く似ていましたね。

>>[3]

ディクソンは、ヘッドホンで音楽を聞いてたので周りの異変に気付かなかったような気がします、確か。
レイプ魔がミルドレッドの店に入ってきたのは単なる偶然だと思ってました。

後任署長さん(クラーク・ピータース)は、人格者という感じで存在感がありました。モーガン・フリーマンに似てました!

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

moving (movies and musicals) 更新情報

moving (movies and musicals)のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。