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moving (movies and musicals)コミュのノクターナル・アニマルズ

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映画 Nocturnal Animals
いすメモふくろトム・フォード 

エイミー・アダムス/スーザン・モロー
ジェイク・ギレンホール/トニー・ヘイスティング/エドワード・シェフィールド
マイケル・シャノン/ボビー・アンディーズ
アーロン・テイラー=ジョンソン/レイ・マーカス
アイラ・フィッシャー/ローラ・ヘイスティングス
エリー・バンバー/インディア・ヘイスティングス
アーミー・ハマー/ハットン・モロー
カール・グルスマン/ルー
ロバート・アラマヨ/ターク
ローラ・リニー/アン・サットン
アンドレア・ライズボロー/アレシア
マイケル・シーン/カルロス
インディア・メネズ/サマンサ・モロー

メモ 世界的ファッションデザイナーのトム・フォードが、2009年の「シングルマン」以来7年ぶりに手がけた映画監督第2作。米作家オースティン・ライトが1993年に発表した小説「ミステリ原稿」を映画化したサスペンスドラマ。
アートディーラーとして成功を収めているものの、夫との関係がうまくいかないスーザン。ある日、そんな彼女のもとに、元夫のエドワードから謎めいた小説の原稿が送られてくる。原稿を読んだスーザンは、そこに書かれた不穏な物語に次第に不安を覚えていくが……。
(by eiga.com)

ペン<ノクターナル・アニマルズ>
冒頭の前衛的なアートが象徴する、醜悪さを美として表現する作品。
作品内小説は小説として凄かったけど、
文章に込められたスーザン宛のメッセージもかなり深いのでは。
だって、19年間もかけて練り上げたのだから。クリップ

ペン<ノクターナル・アニマルズ(2)>
スーザンに捧げられた小説でタイトル=彼女なら、
トニーに起こった出来事はエドワードと彼女の過去とリンクしているのだろう。
暴力性と繊細さ。こんな過去の清算の仕方もあるんだな。
愛と憎しみは紙一重、か。クリップ

ペン<ノクターナル・アニマルズ(3)>
ラストの場面のエドワードの心理状態を、今までは"復讐の完遂"だと思っていたけれど、
今回は"人はそう簡単には変われない"ということかなと。
過去映像のスーザン達の若作りなメイクが自然で素晴らしいなぁ。クリップ

*****
危険・警告ねたばれ。

うん。いい。

オープニングの前衛的なアートでは、
『トム・フォードの映像美意識は自分好み』という認識を揺らがせてくれました。
病的に太った裸体を、揺らがせることで表現しているのが『生命力』ですか?

確かに。
だけど!

と、おろおろしてましたが、最後まで観てから数時間後に、
今回は、『醜さ』までも美に昇華させる作品だったんだな、と思い至る。


別れた夫から届いた小説と現実の生活、過去の出来事が層になって
構成されている作品。

スーザンの手元に届いた小説は、エドワードが19年間かけて形にした復讐?
それとも、単に大器晩成の作家?

復讐の線で考えると、エドワードが約束通りに店に現れなかったのは
予定通りだったんだろうな。
それでやっと、あの『作品』が完成する。

現実の生活のパートでは、スーザンと母親の関係が面白い。
母親という影から逃れられないスーザン。
反面教師にしていた存在。
なのに、似てしまった自分。
そうなることを見通していた母親。

エドワードから届いた小説は、表面的な面白さとは別に
スーザンに向けられた裏の意味も込められていたはず。

自分達の結婚生活について。
スーザンの決断について。
エドワードの意志について。
だから、スーザンにはストーリー展開以上の何かが刺さっていたのだろう。

小説内のパートで登場するのが、
アーロン・テイラー=ジョンソンの演じるレイ・マーカス。
予告編では、鋭利な刃物のような麗しさって思ってたけど、
本編でも、横顔の美しさに、うっかりうっとりしそうになったけど、
まー、心は麗しさのかけらもないゲス男でした。

ジェイク・ギレンホールオは、過去の出来事での繊細な若者も。
小説内の弱気な主人公2役だったけど、どちらも良かったな。

小説には、スーザンは出てこないけれど、
スーザン(エイミー・アダムス)と、
ローラ(アイラ・フィッシャー)は、イメージを似せてたのかな。

あと、ルー(カール・グルスマン)が少々グザヴィエ・ドラン似だったかな。
(ということは、ストーリーに何も関連なし)

*********
2回目。

初回は小説の展開を追っていくのが精一杯だったけど、
今回は、小説と過去の出来事がどのようにリンクしているのかと
考えながら鑑賞。

小説上のトニーに起こった出来事が、エドワ−ドが受けた精神的な暴力だと思うと、
スーザンに当たる人物は、極悪人のレイになる訳で、
小説内でのレイに対する報復は、スーザンに対する憎悪を昇華させる為の文章
・・・なのだろうか。

そんなのを19年かけて練り上げて相手の元に届ける。
過去を清算するだけでなく、小説家としての技量も認めさせる。
そうなると憎しみがエドワードを成長させるエネルギーになっていたのか、
それともー。

********
3回目。

今回は、ラストに関して正反対の解釈が思い浮かんで面白かった。

今までは、『スーザンとの約束をすっぽかしことで、この作品が完成した』
という風に思っていたけれども、
単にスーザンと再会する勇気が出なかったのかもな、と。

小説家としては成長したけれども、今でも繊細なエドワードは、
正直に感想を言うスーザンから、もし否定的な感想を聞かされたら、
自分の19年間を否定されてしまうことになってしまう。
そんなことには耐えられない、と思ってしまったのかも。

人は、そう簡単には変われないものだから、ねぇ。

余談だけど、

作品の過去映像パートは、スーザンやエドワードの20年程度若い頃の話だが、
確かに20年前くらいに見えるメイクの技術はすごいなと今更ながら感心しました。

コメント(2)

オープニングのデブ女のダンスには驚愕しました、彼女星条旗持って踊っていたので、トランプ大統領に対する揶揄かな?って思いました。 それと画廊主のスーザンは自分が扱っている現代アートをゴミだって言っていましたし、夫婦の経済状況も破産寸前と言っていました、消費社会、資本主義の末期で一応勝ち組になったわけですが、結局なにも手に入れることができなかった。仕事で追い詰められているくせに夫は浮気してるし、娘は小説中の殺された母娘と同じ赤いソファーで同じポーズで死体のように恋人に寄り添っています。肺病で死期が迫った保安官の正義の行使は古き良きアメリカへの郷愁でしょうか?でも彼の居る場所ってあの邪悪なプアホワイトと同じようでもあるし、ファッション界で大成功を収めたトム・フォードの世界はやはりスーザンの居る虚飾の世界。
前作の「シングルマン」も今回の作品も計算が行き届いて実に丁寧に作られていて感心してしまいます。几帳面で潔癖症で抑鬱的でファッショナブルな世界、次回作が楽しみです。
>>[1]

コメントありがとうございます。

私はこの作品とアメリカ社会を重ねて観てはいなかったのですが、
千代丸さんのコメントを読んでこの作品の社会的側面にも感心しました。
保安官は、確かに古き良きアメリカの象徴そのものですね。
彼の行く末を含めてー。

私も、トム・フォード監督の次回作が楽しみです。
「シングルマン」が2010年だったことを考えると、
次回作公開はまだまだ先のことかもしれませんが^^;

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