moving （movies and musicals）コミュのセブン・シスターズ

What Happened to Monday?

トミー・ウィルコラ

ノオミ・ラパス/カレン・セットマン
グレン・クローズ/ニコレット・ケイマン
ウィレム・デフォー/テレンス・セットマン
マーワン・ケンザリ/エイドリアン・ノレス
クリスティアン・ルーベク/ジョー
ポール・スベーレ・ハーゲン/ジェリー

「ミレニアム　ドラゴン・タトゥーの女」「プロメテウス」のノオミ・ラパスが、7つ子の姉妹を1人7役で演じたSFスリラー。2073年、繰り返される戦争や難民問題で主要国は滅び、「ヨーロッパ連邦」が新たな超大国として君臨していた。人口過多と食糧不足から政府は厳格な一人っ子政策を発令し、2人目以降の子どもは親元から引きはがされ冷凍保存されてしまう。そんな世界で偶然生まれた7つ子は、週に1日ずつ外出し、共通の人格を演じることで監視の目をくらませてきたが、ある日、･･･。
（by eiga.com）

＜セブン・シスターズ＞
ノオミ・ラパスが７役担当しているのを知ってるのに、
鑑賞後「木曜のキャストは誰だっけ？」と素で思うくらい
『見た目は似ているのに個性的な７姉妹』でしたｖ
７人分の食料をどうやって調達してたんだろ？と素朴な疑問^^;

＊＊＊＊＊＊＊

（ねたばれ）

原題は、『月曜に何が起こったか？』。
７人姉妹で曜日ごとに外出担当が決められていて、
世間的には７人でカレンという人物ひとりを演じてる設定。

その『月曜担当のコ』に何が起こったのかと、
『月曜日に何が起こったのか』の
ダブルミーニングでもあるタイトル。

作品内世界では、遺伝子組み換え食物で、食料供給に対応したつもりが、
双子や三つ子がどんどん増えてしまい逆効果だったということになってる。
（実際、ほんとのことだよね。）

そして、人口増加対策として、『育てるのは１人のみ、他の子供は冷凍保存』
という政策だったけど、実は、預けられた子供は、麻酔をかけられて、
即刻焼却処分されていたということがラストに暴露される。
（そうだろうなと思ったよ。）

で。

７人姉妹全員を、ノオミ・ラパスが担当。
みんなどこか似ていて、みんなそれぞれ個性的でした。
７役の演じ分けが素晴らしい！

で。

エンドクレジットが流れている時に、
『そういえば，木曜のキャストは誰だっけ？』って、
素で思った自分にウケました。

だから、全員キャストは同じだってばー。

酷い人口対策ではあったけど、
合理的であったことも確か。
（って、書いてみたけど、やっぱり酷いわ。）

で。

その対策に対抗する７姉妹の結束と裏切り。
誰が裏切り者かも分からないまま、追い詰められていく七姉妹の
戦いっぷりに引き込まれました。

でも、自分自身が『自分』の１部分でしかない状態って、
かなりキツいよね･･･。