moving （movies and musicals）コミュのポルト

Porto
ゲイブ・クリンガー

* アントン・イェルチン/ジェイク
* ルシー・ルカース/マティ
* フランソワーズ・ルブラン/マティの母
* パウロ・カラトレ

ジム・ジャームッシュが製作総指揮を務め、ポルトガル第2の都市ポルトを舞台に、異国の地で再会した孤独な男女を描いたラブストーリー。ポルトガル北部に位置する港湾都市ポルト。26歳のジェイクは家族に勘当されたアメリカ人。32歳のマティは恋人ともにこの地へやってきたフランス人留学生。それぞれの事情でこの街にやってきた2人…
（by eiga.com）

＜ポルト＞ポルトという素敵な港町の風景に似合う恋愛エピソードを重ねてみた静かな作品。アントンが26歳設定なのにくたびれてて、場面によっては中年や老人に見える。彼が演じるジェイクが何回も死を口にするのは若者故の軽口だと思うけれども…。

＜ポルト（2）＞全体像が分かっているので、この時点は全体のどこだなと確認しつつ鑑賞。ジェイクにとっての、マティにとっての、２人にとっての、それぞれの『ラストシーン』の余韻が素晴らしい。おまけ映像で『農作業でぐったりジェイク』を発見ｖ

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ねたばれ

『ポルトガルのポルトという素敵な港町の風景に似合う恋愛エピソードを重ねてみました』
みたいな、『町の風景も１つの出演者』みたいな、そんな作品。

そして、主役ジェイク役のアントン・イェルチンが、26歳の設定なのに、くたびれてて、
枯れてて、（ま、元気な時もあるけど）、場面によっては、中年や老人に見えたりしました。
現実ではそんな姿はもう見れないから、こんな感じなのかなーと思ったり…。

この作品は、to Anton　とクレジットされてました。
彼が演じるジェイクが、何回も死を口にするのは、単なる偶然だと思うけれども、

彼は死神に魅入られてしまったのかな。
呼び寄せてしまったのかなと、思ってもみたり。

ジェイクとマティ、それぞれの視点からの映像が時系列を崩して流れていくけど、
そんな長い期間の話ではないから、混乱させられることはなかった。

ジェイクのパートで２人が別れる場面、そこが全体の時系列でのラストになる。
でも、映画全体のラストは、幸せそうに見つめ合った２人の場面。
ここがラストで良かったなぁ。

画面のアスペクトが途中で変わってました。
最初は正方形な画面だったのに、途中から映像が横にぐんって広がっていきました。
（武蔵野館は前方席の頭がスクリーンの一部を隠してしまうので、
画面が広がった時に目印になって分かりすかったという･･･^^;）

でも、どうして、考古学の発掘調査の現地で画面が広がったのかは謎のまま。

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ねたばれ

２回目。１回目よりずいぶん短かく感じました。

ストーリーは分かっているので、時系列が錯綜していても
この時点は全体のどこだなと、確認しながらの鑑賞。

ジェイクのパートは、一番時系列が錯綜しているけど、
ラストはちゃんと時系列のラストになってる。

ということは、マティのパートも、赤い傘を差して、思い出のレストランを
覗き込んでいるのがラストなのかな。
ジェイクを冷酷無残にフったと言うのに、なんてまぁ、許せん（苦笑）。

気になるのが、マティが母親と昼間からワインを飲んでいる場面が
どの順番なのかということだけど、場面の順番通りなら、
昼間からワイン飲んで酔っぱらって、ジェイクに誘いをかけたという流れもあるかな。

ジェイクと過ごした夜の後だったら、名前を出さずにジェイクのことを聞いたのかな。
そして、赤い傘の場面。

ラストシーンでは、初回はここが一番幸せな瞬間だなんて思ってたけど、
今回は、ジェイクはマティのことを見つめているけど、
マティは、ジェイクを見返しているようで、宙を見つめてることに気付いてしまった。
もう既に、ここですれ違いが始まっていたんだな。

エンドクレジット中の映像は、撮影したけど使われなかったものらしく、
農業に従事してぐったりしているジェイクの姿を発見。
この姿は、２人の会話では出てきたけど、映像はなかったから嬉しい発見。