moving （movies and musicals）コミュの新感染　ファイナル・エクスプレス

Train to Busan

ヨン・サンホ

* コン・ユ/ソグ
* キム・スアン/スアン
* チョン・ユミ/ソンギョン
* マ・ドンソク/サンファ
* チェ・ウシク/ヨングク
* アン・ソヒ/ジニ
* キム・ウィソン/ヨンソク
* チェ・グィファ/ホームレス
* パク・ミョンシン/ジョンギル
* シム・ウンギョン/感染者の女
* イェ・スジョン/インギル

ソウルとプサンを結ぶ高速鉄道の中で突如として発生した、謎のウィルスの感染拡大によって引き起こされる恐怖と混沌を描いた韓国製サバイバルパニックアクション。
主人公のソグ親子のほか、妊婦と夫、野球部の高校生たち、身勝手な中年サラリーマンなど、さまざまな乗客たちが、感染者に捕らわれれば死が待ち受けるという極限状態の中で、生き残りをかけて決死の戦いに挑み、それぞれの人間ドラマが描かれる。
(by eiga.com)

＜新感染　ファイナル・エクスプレス＞
ゾンビがパワフルで、怖すぎて笑ってた。
自分の一番大切な者を守ろうとしているのは同じなのに、
自分の大切な人を助けようとする人は応援したくなって、
自分自身を守ろうとする人には嫌悪感を抱く矛盾^^;

＊＊＊

ネタバレ

あまりに評判が良かったので行ってみた。
斜め目線で観てたけど、とても面白かった。

ゾンビになる設定が、最初は分からず。
すぐゾンビ化する人と、それなりに余裕がある人がいるみたい。
これ、どこを噛まれるかってことと相関関係があるんだろうか？
脳に近い首だと即刻、手だとちょっとは余裕ある、みたいな？

それにしても、生き残ったのが、娘と妊婦さんのみで、
電車の行き止まりで、トンネル抜けたら、軍隊待ってたとか、
乗客に対し射殺命令出てたけど、娘の歌声が聞こえたから、
ゾンビ化していない生存者だと分かってもらえたとか、
うわー、うわー、うわー、でした。

お父さんのために歌った歌、お父さんには聞かせられなかったけど、
役に立ったねー、よかったねー。

そのお父さんは、一番ガメツイおじさんに手を噛まれて感染(>_<)
でも、白目になっても、幸せそうな表情をしてた。
娘が生まれた時のことを思い出していたらしいー。

感染しても、穏やかな表情だったのって、父親と、老年の姉妹の姉さんくらい？
妹さんが、ゾンビを防いでいたドアを開けて、自分達だけ助かりたい人が襲われて、
なんだか因果応報だなーと思ったり。

高校生の野球部の部員とマネージャーは、
いいところまで逃げてたのに、マネージャーががめついおじさんについてきた
ゾンビにやられて感染。部員も、一緒に彼女を抱きしめて感染。
切ない…。

妊婦のお父さん（プロレスラー？）が、一番カッコヨカッタなぁ。
途中で守りきれなくて、やられちゃったけど。

そして、がめついオジサンが、感染しても結構長い間正気だったのが解せない。
小さな傷だったのかー？

この作品が正統なホラーだったら、父親が実はかすり傷を負っていて、
『みーんな、助かった！』と思ったところで、父親の感染が判明するパターンだけど、

ホラーじゃなくて、人間ドラマだからな。
希望は残されてるさ。

で、これの前日譚のアニメがあるんだっけ？
観なかったけど、面白そう。

みんな、自分の欲望に忠実なだけなのに、
大切な人を助けようとする人は応援してくなって、
自分自身を護ろうとする人には反感を抱いてしまうのは、
潜在意識では、自分を守ってくれる誰かがいてくれるといいなって
思ってるからなのかな。

だとしたら、人間って、どこまで欲深いんだ。
って、それは自分だけか。