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moving (movies and musicals)コミュのダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣

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映画DANCER
いすスティーヴン・カンター
セルゲイ・ポルーニン

メモウクライナ出身で、史上最年少の19歳で英国ロイヤル・バレエ団プリンシパルとなったセルゲイ・ポルーニン。しかしそのわずか2年後、人気絶頂の中で電撃的に退団してしまう。そんなバレエ界きっての異端児にして天才ダンサー、セルゲイ・ポルーニンの類い希な才能に恵まれたがゆえの孤独と葛藤を軸に、その知られざる素顔に迫るドキュメンタリー。
(by allcinema)

飛行機<ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣>
19歳で頂点に上り詰めた彼の姿を観て、人生はどれだけ凝縮できるのだろう、と。
ただ、そこに自分の求めていた風景はなくて、踊りが好きだからこそ義務感や惰性では
踊れなくて、と、しても。ペン

期待のドキュメンタリー。

期待の作品とは言え、苦手のドキュメンタリー、しかもレイトショーなので、
途中で寝るかもと不安だったけど、余裕で大丈夫でした。

ポルーニンの踊っている姿を観るだけで、眠気なんてどこかに消えてしまう。
それが例えば子供の頃の不鮮明映像であっても、私の目を惹きつけて離さない。

19歳で、バレリーナなら誰でも憧れるだろう英国ロイヤル・バレエ団プリンシパルになり、
既に、その地位を捨て去っているセルゲイ・ポルーニン。
彼を観ていると、人生はどれだけ凝縮できるものなのだろうという気になる。

彼の場合、目標であったプリンシパルの地位についたけれど、
そこから見えるはずの風景は失われていたという虚無感に襲われる。

家族が一緒に暮らせることが夢だったのに、両親は既に離婚している。
プリンシパルとして踊ることはもう極めてしまった。
そうなると、山の頂上から下りること以外、進む方法はなかったのかな。

鑑賞後に読んだインタビューでは、今はダンサーのメンタルを守るための
インフラを作るためにがんばりたいと思っているとか。

彼なら、できるかもなー。
踊っていられれば幸せだとは限らないことを知ってしまったし、
思うように踊れればそれだけで幸せではないことも知ってしまったし。

才能も技術も、極め尽くすともう個人ものではなくなるような気がする。
ほら、人間国宝ってあるじゃない? その感覚。

それにしても、絵や小説や映画だったら、作品は唯一無二で不変だけど、
踊りや歌や、人間が表現する無形の芸術は、毎回が唯一無二であり、
そのレベルを一定に保つためには、気の遠くなるようなメンテナンスが
必要になるってことだよなぁ。

うん、気が遠くなる。
そこから逃げたくなるのも分かる。

そこから得るものもあるから、続けられる人もいるのだろうけど。
って、マイナス思考だな。

****

飛行機<ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2)>
技術を極めたロイヤル・バレエ団での踊りの華やかさには圧倒されるけど、
気持ちをリセットした後の(『何が出来るか』ではなく)『どうしたいか』
から始まる踊りには別次元の美しさが。ペン

2回目。

彼の踊りを英国ロイヤル・バレエ団在籍前後で仕切るなら、
型の定まった正統派の踊りはあの時点でもう極めてしまったんだろうな。

後は、悲鳴を上げる身体をメンテナンスしつつ現状維持。
それはもう、彼にとっては『踊り』ではなかったのだろうな。

"take me to the church"を経て、
両親や祖母を招待しての踊りから感じたのは、自由。

何が出来るかではなく、どうしたいか。
そこから身体が動き出す。

その動きに様式美はないけれど、別次元の美しさがある。
技術表現ではなく、内面表現。
これから彼は、どのような”踊り”を見せてくれるのだろう。

と思ってたら。

「オリエント急行殺人事件」で、彼の姿を発見!
それがさー(・・・の続きは、また今度(^^))

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