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moving (movies and musicals)コミュのアメリカン・バーニング

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映画AMERICAN PASTORAL
いす ユアン・マクレガー

ユアン・マクレガー/ スウィード
ジェニファー・コネリー/ ドーン
ダコタ・ファニング /メリー
ピーター・リーガート
ルパート・エヴァンス
ウゾ・アドゥーバ/ ヴィッキー
モリー・パーカー /シーラ
デヴィッド・ストラザーン

メモ俳優ユアン・マクレガーが長編監督デビューを果たして自ら主演を務め、アメリカ近現代史を背景に描いたフィリップ・ロスの小説「American Pastoral」を映画化。1960年代のアメリカ。手袋製造会社を経営するユダヤ系アメリカ人の長男として生まれたシーモアは、高校時代はスポーツのスター選手として活躍、社会に出るとビジネスで成功して美しい妻と娘にも恵まれ、順風満帆な人生を歩んでいた。ところがある日、妻の不倫が発覚し、さらに思春期の娘がベトナム戦争反対を掲げる過激派グループに加入してしまう。娘は爆弾テロ事件の直後に行方がわからなくなり、シーモアは何年にもわたって彼女を探し続けるが……。
(by eiga.com)

位置情報<アメリカン・バーニング>
ユアンの初長編監督作。『偉大なるアメリカ』を体現したような完璧な夫婦の娘が
自分のアイデンティティを見失うことから起きる悲劇、あるいは絶望という感覚の映像化。
テロ行為は自国の過激派の若者という意識に隔世の感。えんぴつ

カリコレ2017にて鑑賞。

原題は、AMERICAN PASTORAL。
(PASTORALは、牧歌,田園詩などの意味)

だから、邦題の「バーニング」が謎なんだけれども、
過激派のテロで郵便局がバーニング、という意味なのだろうか?
ま。いっか。

ユアン・マクレガーの初めての長編監督作品だそうです。

ユアンらしさというのは分からなかったけど、
素人とは思えない(あ、短編作品の監督は既にやってたな)洗練された、
気張ったところのない作品だったような気がする。

起承転結の展開と言うより、
絶望という感覚をとくとご覧あれ、みたいなズブズブ感。

美男美女、ミスコン女王とフットボールのキャプテンという、
絵に描いたような理想のカップルが、じわじわと不幸になっていく話です。

彼らは、娘との関係を、どこでボタンを掛け違えたのかな。
娘にとっては、2人の娘であるという居心地悪さ、プレッシャーが、
悪い方に作用してしまったのかな。

親を追い越せない自分自身を憎み、
親の属する上流階級、中産階級まで憎んで、
その反動で戦争反対を叫び、
活動家に捨て駒にされても、
家にも戻れずに、姿を消す。
そして、自分を罰しながら生きる人生。

ほんとに、彼女は、どこで間違えてしまったのだろう。
そういう運命でしかなかったと、言葉を濁したくなる理不尽さ。

この家族の状況を米国の歴史に照らし合わせてみると、
夫婦は『偉大なるアメリカ』の象徴で、
娘は、『再び』という言葉が必要になる現在のアメリカの象徴?

それも、失礼な話かな。

話は変わるけど、

現在は、爆弾テロと言えば、イスラム圏の過激派のイメージが強いけど、
この頃は自国の過激派の若者の行動だったのかというのが隔世の感だな。
(あ、でも人種間の対立によるテロ行為は自国民間のものだな)

確か日本も。
昔は、若者がテロ行為をー?

吃音が象徴するものが重かったな。
精神病院に入院してしまう妻。
整形して若返って、浮気に走る妻。

外側を繕っても内側が崩壊してしまった姿は、
若い頃の理知的な彼女・・・2人の結婚に難色を示した スウィードの父親を
きっぱり説得した時の彼女とは別人のよう。

話は変わるけど、

ダコタ・ファニングとエル・ファニングは、姉妹でも個性が全然違う。
まさに、姉らしさと妹らしさ、それぞれの強さ。

ダコタは、とても強そうだけど、ポキッと折れてしまいそうな脆さもある。
エルは、一見強さは感じないけど、しなやかな強さやしたたかさは、
もしかすると、ダコタより強いのかもしれないと思わせる。
(あ、あくまでも演じている役のイメージです。)

この作品のユアンはいい人感満載。
でも、いい人が幸せになるとは限らない、残酷な物語。

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