moving （movies and musicals）コミュのマイ・ベスト・フレンド

MISS YOU ALREADY

キャサリン・ハードウィック

トニ・コレット/ ミリー
ドリュー・バリモア/ ジェス
ドミニク・クーパー/ キット
パディ・コンシダイン/ ジェイゴ
タイソン・リッター/ エース
フランシス・デ・ラ・トゥーア
ジャクリーン・ビセット/ミランダ

トニ・コレットとドリュー・バリモアが幼い頃からの大親友を演じる感動ドラマ。思わぬ試練に直面した親友２人の、それでも変わらぬ深い友情を笑いと涙で綴る。
（by allcinema）

ねたばれ

予想通りのストーリーながら、描写がかなり直接的。
どうやら、原作者の実体験が入ってるらしい。
リアル過ぎて、ちょっと距離を置きつつ鑑賞。

辛い。
病気になるのも、見守るのも。

で。

ミリーが手術後に浮気するエピソードで、
浮気相手になるバーの青年が良かったなぁ。
カルいヤツと思えないこともないけど、
単なる機転で動いてるだけとか、ズルいとか、
そういう気もするけど、
それでも、
ミリーが言って欲しい言葉をちゃんとかけてくれる優しさ。

本当はパートナーのキットからかけて欲しい言葉を、
やってほしいことを、与えてくれる存在のありがたいことよ。

キットの方は、ミリーのことがとても大切なのは当然だけど、
彼女の変化を、一番近い存在であるだけに受け入れられなくて、
そのことがミリーをとても傷つけている。

頭では分かっていても、行動に表せないもどかしさ。
頭で勝手に理由をつけて、自分の行動を正当化していたりしてね。

それに対しバーの青年は、お世辞でもなんでもなく、
程好い距離感でミリーのありのままを受け入れてくれている。
別にステディになるとか、そーいうのではなく、えーと、博愛主義ｗ？
例えそうだとしても、200マイルだかキロだかタクシーを
飛ばして会いにいきたくなるパワーを与えてくれる。

そんな行為がダメだってことも、ジェスがキレるのも
よーく分かるけど。

でも、うん、彼がいて救われたよね。
あの瞬間だけでも。
その後が地獄だとしても。

それから、ジェスの出産にミリーが立ち会えたことで、
そこまでがんばって生きていてくれた意義があったなーって。

例え、病状が悪化していても、日々が辛くても
あの瞬間を２人で分かち合えたのは、そこまで生きていてくれたから。

とても良い話だけど、もう二度と観たくないタイプかな。
題材が近過ぎて、近寄りたくない感じ。

人生って辛いことの方が多くて、嫌になるなって
ちょっと思ってしまったり。

あ、舞台はイギリスだったんだよね？
トニはオースラリア人で、ドリューはアメリカ人だけど。
（公式ＨＰにてロンドン、ヨークシャー・ムーアで撮影と確認ｖ）

嵐が丘の荒野、良かったなあ。
ひつじ！
あと、ホテルの犬の可愛かった。

ちゃんとロケして撮ったという説得感のある風景、
素敵でした。

あとはー。

エンディングの日本語の歌には萎えました。
邦楽の宣伝を最後に強制的に聞かされた感じ。
作品は極力いじらないで上映して欲しいです。