moving （movies and musicals）コミュのターザン：REBORN

THE LEGEND OF TARZAN

デヴィッド・イェーツ

アレキサンダー・スカルスガルド /ジョン・クレイトン（ターザン）
サミュエル・Ｌ・ジャクソン/ ジョージ・ワシントン・ウィリアムズ
マーゴット・ロビー/ ジェーン・クレイトン
ジャイモン・フンスー/ 首長ムボンガ
クリストフ・ヴァルツ/ レオン・ロム
ジム・ブロードベント/ 英国首相
ローリー・Ｊ・セイパー
クリスチャン・スティーヴンズ
キャスパー・クランプ
ハドリー・フレイザー
ジュネヴィーヴ・オライリー
サイモン・ラッセル・ビール
ユール・マシテン

　「ハリー・ポッター」シリーズのデヴィッド・イェーツ監督がターザンを主人公に贈るアクション・アドベンチャー大作。英国貴族となったかつてのターザンが、さらわれた妻を取り戻すため、再びジャングルの帝王となり悪との対決に挑む。
（by allcinema）

ターザン役のアレキサンダー・スカルスガルドががんばってる作品かと思ったら、
サミュエル・Ｌ・ジャクソンががんばるしかない状況に陥る作品でした。
もしかしたら、ターザンより運動量が多かったかもしれない・・・。

ベルギーが悪者ってのは史実なのよね・・・。
（コンゴの歴史を確認してみた。）
そしたらジョージさんも、現実のモデルがいるのかな？

アレキサンダー・スカルスガルドのジョン/ターザン。
貴族の扮装はお似合いだったけど、ターザンとしての野生味は薄かったなぁ。

貴族として貴族らしい生活をしているっぽいジョンが、
なんなくジャングル生活に現場復帰出来るはずがないよと思ったら、
ターザンしてても貴族、みたいな気品があったなぁ。
ま、脱いだ途端、野生に戻られても困りますけど。

哀しげな瞳が印象的なターザンでした。

過去映像と現在映像が入り組んだ編集になっていたけど、
時系列が分かりにくかったなぁ。

過去映像を白黒にするとか、はっきり区分させれば良いのに。
これって過去のこと？と戸惑うところがいくつかありました。

マーゴット・ロビーは、屈託のない性格かつ、負けん気の強いジェーンがお似合いで、
ついでに美人で上品（、ま、一応ね？）で、素敵でしたー。
彼女の方は、アフリカに馴染んでる感じも自然だったなぁ。

悪役のクリストフ・ヴァルツは、わかりやすい悪役で、ちょっとつまらない。
小者なのか忠義者なのか裏ボスなのか、何にしろ嫌な奴オーラは完璧。

そして、ラストは『ワニに食われてしまえー』な展開で、
「ピーターパン」だけでなくこっちでもワニが大活躍。

首長ムボンガ役のジャイモン・フンスーは、虎の被りものコスチュームが素敵でした。

彼の息子をころしたのがターザンで、
彼の息子はターザンの母親代わりのゴリラを殺してたのね。

複雑な因果関係・・・。

でもって、ラストはターザンが奴隷解放をやってのけたっぽく、皆さん喜んでいだけど、
事情をちゃんと理解していたのかな、と素朴な疑問を抱いたりして。

そして、「私は英語を話さない」と言ったベルギー人？が二言目から英語を話す不思議。
編集が悪いのか字幕が悪いのか、どっちだったのだろう。

そうそう、ターザンの最上級の笑顔はジェーンでなくジョージさんに捧げられてましたねぇ。

集落を襲った動物達がそのまま海にドボンと入っていったのが壮観でした。
動物も急には止まれないのね。