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moving (movies and musicals)コミュのあわれ彼女は娼婦

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映画'Tis Pity She's a Whore 2016/6/13 13:00- 新国立劇場
いす栗山民也

浦井健治(ジョヴァンニ)
蒼井 優(アナベラ)
伊礼彼方(ソランゾ)
大鷹明良(ボナヴェンチュラ)
春海四方(ドナード)
佐藤 誓(ポジオ)
西尾まり(プターナ)
浅野雅博(リチャーデット)
横田栄司(ヴァスケス)
宮 菜穂子(ヒポリタ)
前田一世(グリマルディ)
野坂 弘(バーゲット)
デシルバ安奈(フィロティス)

メモイギリスの劇作家、ジョン・フォードが1620年ごろに執筆した彼の代表作であり、シェイクスピアや
クリストファー・マーロウなど名立たる劇作家を輩出したエリザベス朝演劇の終盤を代表する名作戯曲。
純粋にお互いを愛するがゆえにあやまちを犯してしまうジョヴァンニとアナベラ兄妹を中心に、二人を取り巻く人々の欲望が壮絶に描かれる愛憎劇。

・・・結構眠かったな。
やっぱり、ストレートプレイは苦手です。
(TVで放映されたのを録画してあるので、 もう一度観てみるかなー。)

だけど、おまけのアフタートークがたっぷり1時間の充実版だったので満足でした。

中井美穂さん進行で、登壇したのは
新国立劇場の芸術監督 宮田さん、
そして、キャストから浦井さん&蒼井さん。

最初は、宮田さんのみ登場で、真面目なトーク。
途中で2人が袖からぴょこっと顔を出して、笑いを取ってから登場。

蒼井さんはグレイのコットンっぽい生地のワンピースで、
浦井さんはラフな格好に見えたけど、きちんとネクタイ着用でした。

2人の軽快なトークが楽しかったです。

役への取り組み方は対照的だそうで、
浦井さんは、理論派で論理的に、蒼井さんは直感で突き進む感じ。

行動力という意味でも正反対で、ペンギンの群れで例えるならば、、
真っ先に海に飛び込みするペンギン(浦井さん)と、
海にアザラシがいないのを確認した上で3番手くらいに飛ぶ込むペンギン(蒼井さん)だそうで。

伊礼さんと浦井さんが正反対という話もありました。
今回は周りが見えない真剣モードの浦井さんに対して、
伊礼さんは、演出家栗山さんの駄目出しにたいしても、笑いで返そうとする豪胆さがあった、と。

舞台内容については、近親相姦は現実世界ではありえないと実感しつつも、
神話的世界の表現としては『あり』なのかなー、と。
例えば、ギリシャ神話なら2人の関係も許されることになるし。

舞台セットについては、十字架が斜めを向いてセットしてあるので、
演じていて舞台のセンターが分からなくなってくるそうで。
確かに、自分は下手席だったのにセンター席で観ている気分でした。

ラストのスペイン人の勝利には、スペイン人には、登場虐げられたイメージがあったのでは、と。
そして、人が死のうがパルマの街は枢機卿を中心にいつもの時間が流れていくという印象。
枢機卿のお気に入りであれば、罪に問われないという矛盾。

タイトルの「あわれ彼女は娼婦」は枢機卿による締めの言葉なんだけど、
この娼婦という言葉は、アナベラに対するレッテル貼りという印象を受ける。と蒼井さん。
アナベラという複雑な女性を「娼婦」という1単語で、シンプルに片付けてしまう。

そういう人物の記号化は、現在のマスコミも得意だし、
人々も、その方が「分かったような気分」になるからすんなり受け入れてしまう気がするな・・・。
酷いよね、お互いに。

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