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moving (movies and musicals)コミュのリップヴァンウィンクルの花嫁

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映画リップヴァンウィンクルの花嫁
いす本岩井俊二

黒木華/ 皆川七海
綾野剛 /安室行舛
Cocco/ 里中真白
原日出子/鶴岡カヤ子
地曵豪/ 鶴岡鉄也
毬谷友子/ 皆川晴海
和田聰宏 /高嶋優人
佐生有語 /滑
夏目ナナ/ 恒吉冴子
金田明夫 /皆川博徳
りりィ/里中珠代

メモ「花とアリス」の岩井俊二監督が「小さいおうち」の黒木華を主演に迎え、
一人の若い女性の心の彷徨と成長を見つめたドラマ。
現代の日本を舞台に、ふとしたことから“普通の人生”を踏み外してしまった世間知らずのヒロインが、
周囲に流されるまま様々な出会いと経験を重ねながら、過酷な現実社会をしたたかに生き抜いていく姿を、
瑞々しい透明感あふれる映像で綴っていく。(by allcinema)

危険・警告ねたばれ

約3時間の作品。
大して起伏はないけど、眠くなることもなく、

七海と同じく迷子みたいな気分で、
誰にも寄り添えない感じで観ていたのが、
真白が出てきた途端、岩井俊二映画になった。

話が真白に会うまでと会ってからで、
ガラリと作風が変わっていたなぁ。

綾野剛の存在が凄かったなぁ。
現在のフェイクとリアルを具現化した存在。

ホテルで主人公を助けた場面で、
彼のやることなすこと全てが信じられなくなった。

でも、彼の全てが嘘で固められていても、
相手がその嘘を本物だと捉えたならそれは真実、な
『ミルクハウスの法則』を思い出す。

本当って何だろうって思うね。
クリック1つでやってくる恋人とか、
偽物ばかり出席の結婚式とか。
建前だらけの日本社会。

でも、偽物同士の関係で生まれた感情が本物だったりするんだな。
例えば、葬式に出席する『家族だった人達』とか。

それに、自分の周りが嘘で固められていても。それが本物だと思っていれば、
それなりに幸せなのかもしれないな。

そんな風に、穏やかな表情の七海を観て思う。

で。

黒木華ちゃんの首のラインはとても綺麗だなと見惚れてました。
そして、顔は意外と蒼井優ちゃんに似ているんだなと。
部分的に。角度的に。

真白の中で花嫁計画はどこまで決まっていたのかなぁ。

主人公が生き残ったのは真白の予定通りなのだろうな。
だから、家も借りたのだろうし。

ま、お金には困っていないようだったから、
花嫁を騙す手段でもあった可能性もあるけど。

花嫁衣装も、きっと計画通り。

2人でカラオケで歌ってる部分で、
『この2人、恋人同士みたいだな』って思ったら、
その通りの展開になってちょっと楽しくなった。

と言っても、
安室への依頼は1,000万円で『一緒に死んでくれる人探し』だったのだが。

毒を持つ生き物ばかりが飼育されていたのは、いつでも死ねるようにの準備だったのかな。

七海は純粋馬鹿な存在。
普通、安室の立場の人は、自分と正反対の純粋馬鹿に惹かれてしまうものだが、
残念ながらそういう展開にはならず。

ま、彼女のことを騙しまくっていたから、彼女と普通の関係を築くとしたら、
彼のアイデンティティが崩壊してしまいそうだから仕方ないか。

で。

この作品の前半と後半の断絶感って、「リリィ・シュシュのすべて」と似てるな、と。

リリィの方は、前半は学校という枠の窮屈さ。
リップヴァンの方は、社会とい枠の窮屈さについて描いていて、

リリィは沖縄に行く場面から、
リップヴァンは住み込みメイドを始める場面から、
別世界へトリップする。

そしてある意味、もう最初の枠内には戻ってこないんだ・・・。

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