moving （movies and musicals）コミュのヘイトフル・エイト

THE HATEFUL EIGHT

クエンティン・タランティーノ

エンニオ・モリコーネ

サミュエル・Ｌ・ジャクソン/ マーキス・ウォーレン
カート・ラッセル /ジョン・ルース
ジェニファー・ジェイソン・リー /デイジー・ドメルグ
ウォルトン・ゴギンズ/ クリス・マニックス
デミアン・ビチル/ ボブ
ティム・ロス /オズワルド・モブレー
マイケル・マドセン/ ジョー・ゲージ
ブルース・ダーン /サンディ・スミザーズ
ジェームズ・パークス
デイナ・グーリエ
ゾーイ・ベル
リー・ホースリー
ジーン・ジョーンズ
キース・ジェファーソン
クレイグ・スターク
チャニング・テイタム

鬼才クエンティン・タランティーノ監督が、大雪で小さなロッジに足止めをくらった
ワケあり男女８人を主人公に描くバイオレンス・ミステリー西部劇。ひとつの殺人事件を
きっかけに、嘘で塗り固められた登場人物たちの間に広がる疑心暗鬼の行方と思いも
寄らない素性が次第に明らかとなっていくさまを、緻密な脚本と過激なバイオレンス描写で
描き出していく。（by allcinema）

ネタバレ

日本での上映ヴァージョンは短縮版らしいということで、
インターミッションのタイミングを探してたら、『ここ』だってところがすぐ分かった。
ちょうど真ん中あたりで、『その日の早朝』に時間がまき戻しになったので。

地下にずっと隠れてた忍耐の男が突然登場した時はびっくりしたなぁ！
チャニング・テイタムは、ずっとそんなところにいたんですか、見当たらないハズだ。
それより、今までの登場人物の中の誰が生き返ったのかと、一瞬、混乱してしまった。

で、テイテムは、指名手配されてる女性デイジーの弟で、ギャング団のボス。
他に、店の番をしてた男、怪しげなカーボーイ、処刑人役人がグルで、
老人将軍は巻き込まれ･･･、

そうそう、チャニングが、地下から登場して、「よ、ねーちゃん」、って無事再会を果たした
次の瞬間に、頭を吹き飛ばされたのにはびっくりしたなーっ！

そして、ハングマンの鮮血を浴びても冷静だったデイジーが、弟の肉片の方は、
髪の毛から必死で取っているのが印象的だった・・・。

で、新任保安官は結果的に本物だったらしくて、
リンカーンからの手紙は偽造で、

デイジーの『レッドロックに手下が15人』は恐らく嘘だろうけど、
それを確認する前に、生き残った２人もこの世にはいないだろうな、な終わり方。

リンカーンの手紙の持つ意味って、時代を反映しているのかな。
まるで、水戸黄門の、『この紋所が目に入らぬから～』みたいな効力がありました。

なんだかんだ流血騒ぎがめっちゃタランティーノだったなぁ。
全体的に地味で色味を抑えた映像の中で一際映える鮮血の色彩。

音楽は、オスカー受賞してたねって事で、余裕のない中でも、耳を傾けるようにしてました。

前半は音楽が流れている場面と、そうでない場面の空気が分断されてる気がしたけど、
盛り上がってくるにつれて、音楽と映像が融合していった感じだったな。