moving （movies and musicals）コミュのニューヨーク　眺めのいい部屋売ります

5 FLIGHTS UP

リチャード・ロンクレイン

モーガン・フリーマン/ アレックス・カーヴァー
ダイアン・キートン/ ルース・カーヴァー
シンシア・ニクソン/ リリー・ポートマン
キャリー・プレストン /ミリアム・カーズウェル
クレア・ヴァン・ダー・ブーム/ 若き日のルース
コーリー・ジャクソン/ 若き日のアレックス
マイケル・クリストファー/ ラリー
ジョシュ・パイス /ジャクソン

モーガン・フリーマンとダイアン・キートンというオスカー俳優２人の初共演で贈る
ハートフル・ドラマ。ニューヨークを舞台に、階段がきつくなってきたために古いアパートの
５階にある我が家を手放す決断をした夫婦が、愛着のある住み慣れた我が家の売却と
新居探しを巡って織り成す悲喜こもごもの人間模様を綴る。（by allcinema）

ネタバレ

素直に観れば、心がほっこり温まるストーリーなんだろうけど、
鑑賞後、なんとなくもやもやしてしまった。

この作品でシンシア・ニクソンが演じている不動産エージェントが
なんだか可哀そうで･･･。

まぁ、それまでの彼女のやり手っぷりには辟易してる部分も
確かにあったんだけど、プロとして最高の仕事をしていたのに、
せっかく、いい感じに取引が成立しそうだったというのに！
結局、アパートを売らないし、買わなかったんだもの。

ってーことで、彼女は中指を突き立ててドッスドス去っていく訳ですが、
まぁ、気持ちは分かります。

自分には何の落ち度もないのにねぇ。
『これだから年寄りはー』って、うん、思いました。

ってことで、彼らが購入を辞めた物件の持ち主に関しては、
他の人相手だともう少し良い値が付きそうだから良いとして、

その値段で買えると思ったルースの夢は破れ、
彼らのアパートを希望していた人達も無駄足になって、
結局、思い通りになったのは、アレックスだけじゃないかー。

そもそも転居の動機はアレックスが階段を上るのが大変だから
というものだったのに。
それで、あれだけ色々と苦労を重ねていたのに。

･･･あれ？

ってことは、アレックスさえ現在のアパートでOK だったら、
ルースもそれで納得するってことなのか？

いやいや、私は納得いかないよ。
新しいアパートに引っ越ししたかったよ！

とりあえず、自分のもやもやは置いといて、
モーガン・フリーマンと、ダイアン・キートンの、世間の荒波をものともせず、
ザックザク泳いできた夫婦の安定感はさすがでした。

口喧嘩か議論かって会話があったけど、
お互いに言いたいことをストレートにぶつけられる関係は素敵。
その上、相手の主張を聞く余裕もあるんだもの。

ドロシーという犬も、演技派だったなぁ。

あ！ドロシーは手術したから5階もＯＫになったってことなのか。
なら、引っ越しする必要も余計なくなるな。

バイバイ、素敵なアパート・・・。
（って、自分が住む訳じゃないんだから^^;）