moving （movies and musicals）コミュのパパが遺した物語

FATHERS AND DAUGHTERS

ガブリエレ・ムッチーノ

ラッセル・クロウ /ジェイク・デイヴィス
アマンダ・セイフライド/ケイティ・デイヴィス
アーロン・ポール/キャメロン
ダイアン・クルーガー/ エリザベス
クヮヴェンジャネ・ウォレス/ルーシー
ブルース・グリーンウッド/ ウィリアム
ジャネット・マクティア/ キャロライン
カイリー・ロジャーズ/ ケイティ・デイヴィス（幼少期）
ジェーン・フォンダ/ セオドラ
オクタヴィア・スペンサー/ ドクター・コールマン
ライアン・エッゴールド
ブレンダン・グリフィン

「スマイル、アゲイン」のガブリエレ・ムッチーノ監督がラッセル・クロウを主演に迎えて贈る
父と娘の感動ドラマ。共演は「マンマ・ミーア！」のアマンダ・セイフライド。（by allcinema）

ネタバレ

邦題から父親が途中で死ぬだろうことは分っているから、意外な展開を期待していたら、
持病の発作の二次的事故で後頭部を鉄パイプで強く打ってしまったというありきたりな死因。

しばし気の抜けた気分になってから、もしかして父親が現在は他界していること自体がサプライズ
だったのか？と思い至る。
配給を確認してみたら、やっぱりGAGA･･･。
いつも宣伝に致命的なネタバレを仕込む会社でした。

担当がどなたかなのか、会社の方針なのか分からないけど、
この頃、本当に酷くありませんか？
例えば、Woman in Goldとか、Pawn Sacrificeとか。

（ということで、イアン・マッケランの新作Mr. Holmesは、絶対予告編を観ないようにしないと。
　また例によって邦題自体がネタバレになっているような気もしていますが・・・）

ということで、ストーリーラインは全く心に響かなかったのです。

ま、映画「レ・ミゼレブル」のコゼットとジャベールが父親と娘の役で、
ジャベールはヴァルジャンぽくて、コゼットはゴラムっぽいとなると、
作品としてどこを目指しているのか分からないってのもあったかも。

孤独な人が多い作品だったな。

誰も信じられなかったり、
愛し過ぎて、傷をつけたり、
裏切ったり、裏切られたり、
病気になったりと。

アマンダの抱える孤独の痛みはよく分かりました。

失ったものが大きすぎると前には進めなくなる。
幸せからも逃げ出したくなる。
そんな孤独。喪失感。

この作品が結局何を伝えたかったのかは読めなかったけど、
過度の愛情は相手をダメにする可能性があるということは言えるのかな、と。