moving （movies and musicals）コミュの駆込み女と駆出し男

駆込み女と駆出し男

原田眞人

大泉洋/ 中村信次郎
戸田恵梨香/ 鉄練りのじょご
満島ひかり/お吟
内山理名/ ゆう
陽月華/ 法秀尼
キムラ緑子 /お勝
木場勝己/ 利平
神野三鈴 /おゆき
武田真治/ 重蔵
北村有起哉/ 鳥居耀蔵
橋本じゅん /近江屋三八
山崎一/ 石井与八
麿赤兒/ 清拙
中村嘉葎雄/ 風の金兵衛
松岡哲永
赤間麻里子
玄里
松本若菜
でんでん
井之上隆志
山路和弘
大鳥れい
中村育二
宮本裕子
樹木希林/三代目柏屋源兵衛
堤真一/堀切屋三郎衛門
山崎努/ 曲亭馬琴

井上ひさしの時代小説『東慶寺花だより』を原案に、江戸時代の縁切寺、東慶寺で
繰り広げられる離婚を巡る悲喜こもごもを描いた人情時代劇。時は天保十二年（1841年）、
質素倹約令が発令され、庶民の暮らしに暗い影が差し始めた江戸時代後期。（by allcinema）

ねたばれ

気に入った！

事前情報として、HPで時代背景と人物相関図を頭に入れて置いたのが
かなり良かったです。

作中で親切に説明している訳ではないし、意外とそれらが重要だし、
HPの説明はネタバレ考慮してたし。

じょごのさっぱりした存在感と、
お吟の妖艶な存在感の差異が良いアクセントになってたな。

キャリアウーマンじょごのしっかり者な正しさ美しさも良かったし、
愛する男に病気の自分は見せないという頑なな決心もかっこいい。

そして、それを知ってからの男の行動もかっこいい。
粋な者同士。惚れた。

じょごの旦那さんは、本当に改心したのかどうか分からなかったけど、
でも店はちゃんとがんばっていたから、まともな人間になっていたのかな。

信次郎の長崎までの道中の薬草採収地図には笑った。
なんつー、ドリーマー。

でもって、そんな彼に対し江戸行きを提案し、
しかも憧れの作家さんの家に居候できる手配をするとは、
なんてじょごはできる女なんだ！　と感心。

ヤクザのような橋本じゅんさん登場のシーンは面白かったなー。
じゅんさんが登場するのはここだけだったけど、ここ、大好き♪

寺のトップの秘密の小部屋は禁制の書物や異教に関連するもの。

娯楽が禁じられた時代の話でもあったんだよね。
娯楽が犯罪になる時代。

そんなお触れで人間を取り締まる時代がまた来ないとも限らないんだよなぁ。
もしかすると、映画禁止令とか？
そんな時代にならないようにがんばりたいっすよ。

どうがんばるかが分からないのが問題だけどー。