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moving (movies and musicals)コミュの真夜中のゆりかご

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映画EN CHANCE TIL
いすスサンネ・ビア

ニコライ・コスター=ワルドー /アンドレアス
ウルリク・トムセン/ シモン
マリア・ボネヴィー/ アナ
ニコライ・リー・コス/ トリスタン
リッケ・マイ・アナスン/ サネ
トマス・ボー・ラーセン
ペーター・ハーバー
オーレ・デュポン
モリー・ブリキスト・エゲリンド
ボディル・ヨルゲンセン
エヴァ・フレーリング
ミレ・ホフマイーヤ・リーフェルト
ローランド・ムーラー
サラ・ユール・ヴェアナー

メモ アカデミー外国語映画賞に輝いた「未来を生きる君たちへ」のスサンネ・ビア監督&
アナス・トマス・イェンセン脚本のコンビが放つ衝撃のサスペンス・ドラマ。突然の悲劇に直面した
善良な刑事が、追い詰められた末に許されぬ行為に手を染めたことで拡がる波紋とその顛末を、
善悪の境界線を揺さぶるスリリングな筆致で描き出す。(by allcinema)

危険・警告ネタバレ手(パー)

原題はデンマーク語かな? 意味不明。
でも、英語タイトルがA SECOND CHANCEだから、似たような意味?

さて。

面白かった。
ま、かなり重いけど。
他人の心の闇はなかなか見えないものだな、と。

発端となる第1の闇は主人公の妻の心。
ずっと子供が欲しかったようだけど、実は・・・。

帰宅して予告を観て、改めてうるうるしている。

本編鑑賞後に観ると、結構ネタバレだったんだな。
妻の秘密か。なるほどねぇw

X線が浮かび上がらせる心の闇、だものね。

気持ちだけじゃうまくやっていけない。
彼女はそうだったんだろうな。

子供は好きだけれども、どう接して良いのか分からない。
知らず知らずのうちに、虐待と同じことをしていた。

それが、無意識化の意識だからこそ、
旦那が他人の子供を持ってきたときの恐怖は、
計り知れないものがある。

また、殺してしまうかもしれない。
いや、きっとまた。

アレクサンダーが死んだ時に警察に知らせたら自殺するというのは、
息子を愛するがための行動かと思ったけど、実は。

自分の行為が死因なのかもしれない、と
薄々認識していたってことなんだろうな。

そして、自殺するほど追いつめられる。
ディナーの用意をするほど明るくなっていたのは
夫を安心させるための茶番だったのか。

彼女の欠陥は、彼女の両親の育て方にも一因があると
婉曲的に表現していたな。

的外れな物品を大量に送るだけで、娘に会いに来ない両親。
娘が死んだら、普通、パートナーにお悔やみの言葉でもかけるように思うけど、
あるいは、娘はどうして死んだんだって追い詰めるのもありだけど、
彼らの話題は『棺桶をどうするか』だった。

体裁だけしか気にしない両親。
そんな愛情の欠落した環境が、子供を愛せない彼女を作り出したのかもしれない。
気持ちだけでは、愛だけでは、・・・あ、『Mommy』に通じるなぁ。

そして、主人公の行動にも違和感を感じた。
「他人の子供と自分の子供をすりかえたらOKじゃね?」という思考回路。
自分の子供は、他人の子供では代用できない唯一の存在ではないか?という素朴な疑問。
多分、主人公はその感覚が欠落している。

妻が自殺してから、遺された子供をどうするのだろう?
捨てたら、殺したら、どうしよう?と怖かったのだけれど、

(だって、すりかえを自殺すると言ってた妻のために実行したとしたら、
 妻のいない現在は、もう不要じゃない?)

山小屋に閉じこもって、自分の子供のように可愛がってた。
愛してた。

ということは、誰の子供でも平等に愛するという博愛主義者だったのか。

そして、主人公の闇に気付いてあげた同僚のシモンの存在の確かさ。

シモンが闇に飲まれている時は、酔っぱらって暴れていたので分かり易かったけど、
主人公のアンドレアスは、一見、妻の死が理由で荒れてるとしか思えないから。

だから、彼が真相を見抜いてくれたことで主人公は心底救われただろうな。
んー、多分。

そして、盗まれた子供にとっても、この事件に巻き込まれたことで、
家庭による虐待死という最悪の事態は逃れることができた。
多分、実母はあの男と別れて、これまでよりまともな環境で息子を育てていくことだろう。

そして、スーパーの定員になってた主人公と一時期息子だった少年との偶然の再会。
ここで「迷子になってるの?」と声をかけられていたけど、
この言葉は、主人公のその時の状況を言い当てた言葉になっていたな・・・。
でも、彼は、少年の言葉で迷子状態から抜け出せたかもしれないと、微かな希望を抱けた。

子供の笑顔は天使。
彼のことを観て、そんな言葉がよぎったよ。

大人は相手を理解することによって、相手に寄りそうことで、心の闇から救ってくれる。
子供は、ただ、その笑顔だけで、心の闇を追い払ってくれる。

そんな存在なのだなぁ。

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