moving （movies and musicals）コミュの余命９０分の男

THE ANGRIEST MAN IN BROOKLYN

フィル・アルデン・ロビンソン

ロビン・ウィリアムズ/ ヘンリー
ミラ・クニス/シャロン
ピーター・ディンクレイジ/ アーロン
ジェームズ・アール・ジョーンズ/ ルーベン
メリッサ・レオ/ ベティ
ハミッシュ・リンクレイター
サットン・フォスター
リチャード・カインド
ジェリー・アドラー
イザイア・ウィットロック・Ｊｒ

2014年に急逝した名優ロビン・ウィリアムズ最後の主演作で、余命が90分しかないと
宣告された嫌われ者の男が、人生を取り戻すべく奔走するを描いたハートフルコメディ。
（by eiga.com）

ねたばれあり

ロビン・ウィリアムズの最期の主演作品でしたっけ。
（出演作品としては、もうすぐ「ナイト・ミュージアム」の最新作が始まるけど）

この作品を映画館で観ることが出来て、本当に良かった。
「余命90分の男」上映委員会の方々と、「未体験ゾーンの映画たち 2015」関係者の方々、
感謝致します！

コメディだけど、死を目前に奮闘する男が主人公だから、色々と泣き所も多かったです。
ロビンがどういう心中でこの作品を演じてたかと思うと、色々と切なくなってしまたりして。

こんな会話が後半に交わされていました。

「もう限られた時間しか残されてないとしたらどうしたい？」
「幸せを探したい。」
「それを、【いつか先ではなく】今、やりなさい。」

本当に、その通りだなと。
自分の死期は知らないけど、残された時間は限られてるのは
確かなのだから。

ストーリーでは、「余命は90分！」と宣告されて、その時間を
後悔しないように生きた主人公は素晴らしいなと。

90分なんて言われて疑わないところが不思議だったりしますが。
（そ、実は、その「90分」は目に入った宣伝＝ターキーが焼けるまでの
　時間なんですよね。）

ま、彼と周囲との軋轢は自業自得な部分が多かったので、
90分でなんとかしようと思っても、なかなか思い通りにはならず、
（そりゃそーだ）

それでも、最初は彼のことを冷たく見放していた家族が、きちんと
向き合っていく流れには、ほっこりしたなー。

でも、タクシーの運転手にとっては、主人公はトラブルメーカー以外
何者でもない･･･っ！
事故でいちゃもんつけられて、偶然再会したら、今度は車を乗っ取られて
スプレーかけられて。はぁ、申し訳ない^^;

さりげなくロビンの素晴らしさを遺してくれていたのが、スピード違反で
つかまって、『本当のこと』を言った時の弾丸のような早口。さすがだーｖ

で、心を動かされた親切な警察官の先導をあっさり無視して、
行きたいところに向かってしまうのも、お約束だーｗ

ロビンとミラ・クニスとのコンビっぷりも良かったな。
呼吸がすごく合っていたし。

ハミッシュ・リンクレイターという名前はどこかで聞いたようなと思ってたら、
あの、背の低い人のことかー。そうかそうか。
（と思ったけど、きっとすぐに忘れるな^^;）

本当の人生はなかなか脚本通りにはいかないけど。
この作品のラストシーンで、ロビンが演じる主人公が、
穏やかな表情を見せてくれたのが、本当に良かったな。。

rest in peace

今まで、たくさんの笑いと温かい気持ちを、どうもありがとう。