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moving (movies and musicals)コミュのトム・アット・ザ・ファーム【3】

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映画TOM A LA FERME(3)
危険・警告ネタバレ っつかw

まだ3回目か。
もう5回位は観ている気分だけど。

この作品の面白さって、つまりは分かりやすさじゃないかと
思うこの頃。

部屋に隠されたイースターエッグを探すような作品。
見つかった時の気持ちよさったら♪
それが正解かどうかは確かめようがないけど、
ちょっと難しめのパズルが解けたような充足感。

そして、それを誰かに伝えたくなるような作品。

例えば、ギョームがトムにフランシスの存在を伝えてなかったのは、
田舎自体に良い思い出がなかったことと、
トムとの関係は田舎では禁忌だと分かっていることだけでなく、
フランシスとギョームは単なる兄弟以上の関係だったこと
が暗示されていると思う、とかね。

単なる兄弟以上の関係と言っても、恐らく精神的な意味で、かな。
フランシスにそんな気概があるとも思えないし。

字幕が映像の流れから、あるいは文脈から明らかにおかしいと
思われるところがいくつかある。
ってことは、流れは自然でも意味が間違っているところがあっても
おかしくない訳で。
でも、フランス語は挨拶位しか分からないから、
例え誤訳でも気付けない。うー(泣)。

台詞にも色々と隠し味があるだろうに、楽しめないのが辛いな。
だから、監督の最新作が英語だっていうのは、
台詞の原文の概略が掴めるだけでも真剣に嬉しいわ。

・・・と思ってたら、この作品の英語字幕も監督が担当しているそうな。
なら、英語字幕で観ればいいんだ。
気が向いたら、探してみよう。

さて、今回も衣装、特に色に注目。

色に注目する起点となったのは、最後の青信号。

最初は『進め』だと思ったけど、
今回の解釈は、何と、袋小路。

今回、色に注目していたら青はフランシスを象徴している色
なんだという解釈が成り立ってしまったから。

フランシスに対して、青が印象的に使われてるのが今回の発見。
彼の瞳が、普通の明るさだとブラウンなのに、
強い光が当たると青い瞳になっているのが鮮烈。

そこで、フランシスに青がどう使われているかをチェックしていくと、
葬儀の時のシャツかネクタイが青。
農作業のジャージが青。
子供部屋に貼ってある写真の車の色も青。
ついでに、納屋の手すりの色も。
そして、もちろんラストも。

そして、最初は黒×緑の服だったトムがだんだん青い色を
身につけていくことが、フランシスに惹かれていくトムの心理を
表現しているようで面白い。

最初トータルネックだけ、
次に、毛色の帽子。

農場を出ようと着替える時に上着を脱いだ時に
青いシャツを着ていたことがちらっと映る。
これはほんの一瞬だけれど、
だから自信ないけど。

ラストの場面は野球帽。

それから、赤もフランシスの色だったな。
病院に連れていく時のセーターの色。
過去に用意したプレゼントもシルクの赤。
青がフランシスの暴力的側面を象徴しているなら、
赤は慈悲・・・とまでは言えないけど優しさ?、
うーん、赤が象徴していることは、次まで保留だな。

まーとにかく。
そーいうことで。

フランシスを象徴している色が赤と青で、
信号が赤から青ってことは、結局トムは『フランシス』から
逃れられないってことなのかな、って。

あと、モチーフとしての車の多用も次のチェックポイント。
道具として、小物として、写真として、たくさん登場してる。

そして、緑から青。
同じ色が照明によって違う意味を持つことなんかも次回にー。

・・・多分ね。

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