moving （movies and musicals）コミュのFRANK -フランク-

FRANK

レニー・アブラハムソン

ドーナル・グリーソン/ ジョン
マイケル・ファスベンダー/ フランク
マギー・ギレンホール/ クララ
スクート・マクネイリー/ ドン
フランソワ・シヴィル/ バラク
カーラ・アザール /ナナ

マイケル・ファスベンダーが実在した英国のコメディアン、クリス・シーヴィーをモデルにした
謎多きミュージシャンを演じるインディ・コメディ。本作で共同脚本も務めた作家ジョン・ロンソンが実際に
クリス・シーヴィー扮するキャラクター“フランク・サイドボトム”のバンドに参加した体験談をベースに、
キャプテン・ビーフハートなど実在のアウトサイダー・ミュージシャンのエピソードを織り交ぜフィクション
として映画化。（by allcinema）

ネタバレあり

タイトルが「フランク」ってことは、フランクについて書きたかったんだよね。
ってことは。…うむ。

でも、主人公はフランクのバンドに参加する若者、ジョン。
そして、主人公がバンドの疫病神となるという、ある意味斬新な設定。

バンドマンにとって、才能がないということは、
その上、自分が才能のなさに気付いていないということは、
かなり罪深いものだ。
その上、その人物が他のバンドメンバーより社会適合者だったりすると、
バンド自体をコントロールすることが可能だから目も当てられない。

これって、そんな話。

冒頭から主人公の音楽的才能のなさには苦笑ものだったんだけど、
そのことが、不幸を生み出す、生み出す･･･。

も、どうしてくれよう。

しかも、フランクがそれなりに人気を気にする普通っぽさもあったりして、
そりゃもう、大変なことになりますわな。

フランクのバンドの音楽が凄く好きだったなぁ。
それに対して、主人公の音楽の凡庸さときたら。
そりゃ、舞台で卒倒するのも分かるよー。

髭面になっても、アーティストにはなれないってことで。

アイルランドのレコーディング場所、素敵だったな。
そして、メンバーは変わった人達ばかりだったな。

特にクララが謎のキャラだったな。
でも、歌ってる声の気怠さとか、テルミンを演奏してる時の
クレイジーな感じとかは、素敵だったな。

他にも、ドラマーの女性は、なんとも暗い雰囲気だし、
ギタリストが実は英語を話せるのにフランス語しか話さないし。

そして、マネージャー（元キーボード奏者）は自分の才能のなさに
絶望して自殺したんだろうな。

湖の上での火葬。
でも、砂漠で撒くはずだった灰は失踪してたな。
この場面のシュールさって･･･（苦笑）。

シャワーを浴びてるフランクがおかしかったな。
あれ、窒息しないんかな？

そして、フランクが被り物を外す場面もあったのがちょっと嬉しかった。
某作品のカール・アーバンみたいにずっと出てこないのも覚悟してたので。

やっぱりマイケル・ファスペンダーの美は、
長く美しくカールした睫毛があってこそ（個人的見解）。

ふふ。

ところで。

今回は、主人公に悪意を持ってしまったので、明日が心配。
主人公を演じたのは、ドーナル・グリーソンなんだけど、
偶然にも、明日観る予定の作品も彼が主役らしいよ！？

大丈夫かな。

コメント(2)

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[1] mixiユーザー 11月04日 11:13

映画館で何度も見た予告に、すっかり、だまされた。
予告は、すごく楽しそうなのに、そのギャップたるや・・・
この映画、いい映画だけど、みなけりゃ良かったなと、久しぶりに思った。

映画の作りがすごく丁寧だったな。セリフとかも少なめで、
だから、ストーリーがガツンときてしまった。
なんか、いろいろなシーンが記憶に残ってしまう。

正直な予告だったら、見なかっただろうし、予告作る人も大変だけど、
あーーだまされた、だまされた。

[2] mixiユーザー 11月04日 23:18

>>[1]

そうそう！　予告編のイメージと全然違う本編でしたよねー。
観る前に【予告とは違うらしい】という情報は入ってたので、それなりに心構えは出来てたけど、
それでも「･･･あれ？」という感じでした。

でも、実は、観た直後よりじわじわと自分の中で評価が上がっている作品でもあるんですよね。

ドーナル・グリーソン出演作でFRANKかAbout Timeかどちらかをもう一度観れるとしたら、
間違えなくFRANKの方を選びます。

クセになる音楽だったのと、消化不良な部分があるからなのかな（笑）。

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