moving （movies and musicals）コミュの8月の家族たち【2】

AUGUST: OSAGE COUNTY （2）

2回目。

内容を踏まえた上で、原題を和風に意訳するなら、
『お盆の田舎』って感じだろうか。
ちなみに、この作品の田舎は、気温が42度だかの蒸し暑い場所。
インコは常温では生息出来ないようで。

ま、それはともかく。

父親が失踪したということで、
田舎に集まってきた家族、及び親族。

初回は、彼らのいざこざに翻弄されてたけど、
今回は、もうネタは割れてるし、
終盤に落とされる大きな爆弾に比べれば、
前半のごちゃごちゃした大騒ぎは、ま、大したことないと。

と言うより、そこを踏まえて観ると、平穏に見える風景こそが
実は大したことなんだなー、と。

今回は、本音の言い合いの奥に、さらに本音が隠されていそうな
気もしたりして。
そして、そこには人並みの愛情もあったりして。

･･･幻想かな。

で、台風の目のような存在のリトル・チャーリーが、ベネさんで、
とろーっとしてて、本当に可愛い。
頼りにはならない雰囲気だけど、あの、ほわんとした空気は格別。

その息子を邪険に扱う母親は、多分過去の出来事に負い目を
感じていて、彼に辛くあたってしまうのだろうな。

反対に、その事実を分かっていても、息子を包み込む愛情が
素晴らしいのがクリス・クーパーのチャールズ。

ベネさんと、クリスって何となく顔つきが似てるよなぁ。

そしてリトル・チャーリーの弾き語り場面は、パラダイス～。
…つくづく、癒されます＾＾