moving （movies and musicals）コミュのPaco～パコと魔法の絵本～ from「ガマ王子vsザリガニ魔人」

Paco～パコと魔法の絵本～ from「ガマ王子vsザリガニ魔人」　2014/2/18　18：45-　シアタークリエ

後藤ひろひと

キッド咲麗花
西岡德馬
松下優也
安倍なつみ
伊礼彼方
上山竜司
川崎亜沙美
広岡由里子
マギー
山内圭哉
吉田栄作

2004年に初演、2008年には『パコと魔法の絵本』として
映画化（役所広司、妻夫木聡他出演）され、
大ヒットを記録したあの名作舞台が、
2014年2月シアタークリエにて装いも新たに再々演！！

私のこの作品との出会いは映画版だったので、
今回、「じゅんぺー、じゅんぺー」って言ってる人を3次元で
観れたのが一番嬉しかったv
（山内さんは初演から唯一出演し続けてるキャストだそうで）

間の取り方が最高でした。
じゅんぺーが実は裏山に住んでる猿で、
手から苺を食べる人懐こい頭の良い猿で、
ピストルいじってたら、それを見ていたヤクザが撃たれたとか、
冗談としか思えないけど、大笑いだけど。

でも、じゅんぺーが猟師に撃たれて死んでしまったという顛末を
聞いて泣けたよなぁ、って思い出す。

（そして映画版公開と前後して「宝塚BOYS」の再演があったような
気がするな。）

捻くれた人が、捻くれていられない状況に追い込まれるパターンが
好きなので（あ、ひねくれたままでもOKだけど）、この作品の人達は大好き。

映画版より良いなーと思ったのは、気弱なダメ夫の伊礼さんだったかな。
スケバン看護婦の安倍さんも、声の通りが良かったな。

あとは、元子役は、良かったけど、ちょっとキャラが薄いかなとか、
パコもかわいいけど、かわいいだけだったなとか、
大貫も良かったけど、映画版よりもかと言われたら、
そこまでではないか、という印象だったかな。
まぁ、最初に観た方が自分にとってのスタンダードになるから仕方ない。

映画版では、映像化のいいとこ取りだったサマークリスマスのお芝居も、
ライブ感という意味では舞台版も面白かった。
ミズスマシくんの3次元は迫力がありましたし･･･。
ちゃんと雨もたくさん降ってきたし。

途中で挟まれる現在の場面では、炭酸飲料がやたらといい味出してた･･･。

初演では世間常識だった台詞も今では懐かしいものになっている
小道具が意外とたくさんあったな。特にコミックネタ。
「ジャンプ」と「りぼん」って、今でもあるのかな。
北斗の拳とかケンシロウとか、懐かしいよなぁ。
（映画版の時点で既に懐かしかったような気が）
あと、有閑倶楽部とか、ときめきトゥナイトでしたっけ？

もし、３年後くらいに再演になったら、今度はどうするのかな？