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moving (movies and musicals)コミュのイーハトーボの劇列車

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チケットイーハトーボの劇列車 2013/10/16 18:30- 紀伊國屋サザンシアター
本井上ひさし
いす鵜山仁

井上芳雄 辻萬長 大和田美帆
木野花 土屋良太 石橋徹郎
小椋毅 松永玲子 田村勝彦
大久保祥太郎 鹿野真央 みのすけ

メモ井上ひさしが愛してやまない日本語に、不思議でかわいらしい、そして輝くような魅力を付け
加えてくれた、岩手花巻人である宮沢賢治の評伝劇。文学、音楽、化学、農業、宗教、芸能など多岐に
わたる才能を、虚弱ゆえ叶えることが出来なかった賢治。この数々の大切なものを、鵜山仁の新演出で
現代に問いかけます。(紀伊國屋書店HP)

台風疲れで、なんだか集中力に欠けてしまいました。
台詞が一杯。
屁理屈も一杯。
夢や希望も一杯。
そんなのは 妄想に過ぎないという現実もしっかり。

宮沢賢治の言葉でデコレートされた舞台世界。
農民のためにがんばる夢見がちなお坊ちゃんという印象。
小林多喜二と根本的に違うのは、どこだろう。
ふわふわしてること?

どっちもしっかり観てないから比較もなにもないけど、
物書きという意味では 似てるかな。
あとは妹的存在。

途中で結構ぼーっとしてしまってごめんなさいだけど、
賢治がもっと田舎者のイメージかと思ったら、とても
おしゃれな感じ、洗練された上品な感じ、あ、ここが
多喜二とは違うのかな。

案外頑固者なのは共通項かも。

今回 、賢治としての最初の場面が学生服なんだけど、
全然違和感がなくて凄いなと。
その後の一連の服もお金持ちのおぼっちゃまな雰囲気。
彼のことをちゃんと知ってたら、小物関係のエピソードも
脳内補填できるのかもしれないなぁ。
例えば、ギターとか。

広場がないから一揆に失敗したという持論を聞いて、
政府がある時期地方に金をバラまいた結果、各地で大きな箱モノが
作られたから、一揆をするには便利な世の中になったのかもと思う。

あ、賢治が素敵だったな。
夢を食べて生きているような 人間。
殺生が嫌いでベジタリアンで身体を壊し、
搾取を嫌って家業を拒否し、
詩の理由付けに日蓮宗に改宗し、
でも、親のスネをかじり続けた人生。

エピソードで一番面白かったのは、三菱関係。
そのへんは、まだ意識がしっかりしてたし。

妹さんは若くして亡くなってしまったのね。
最初の三菱の人からご馳走してもらった牛肉のタルタルに
対する兄妹の意気投合な反応が楽しくて。
この時はまだ南無阿弥陀仏だけどね。

エスペラント語の場面はスパイ容疑だったのか?

登場人物で印象的だったのは、思い残し切符を持ってくる車掌。
ワイヤーで空を飛ぶという斬新な演出だけでなく、
彼が持ってくる、死者が持つ厳然とした冷たい空気が凄かった。

ラスト前の、「もうあなたへの切符はない」というところの、
残された時間はもうないという冷酷さとか。

多分、理解度は40%くらいだったから、せめて脚本を読んでみたいかな。
でも、耳への音の響きも重要だろうから、朗読がベストかねぇ。
…と、色々と思い残すことのある鑑賞でした。

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