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moving (movies and musicals)コミュのnext to normal ネクスト・トゥ・ノーマル

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バースデーnext to normal 2013/9/19 19:00- シアタークリエ
いすローラ・ピエトロピン

ダイアナ/シルビア・グラブ
ゲイブ小西遼生
ダン/岸祐二
ナタリー/村川絵梨
ヘンリ/ー松下洸平
ドクター・マッテン/新納慎也

メモオフブロードウェイから進出し、ブロードウェイ公演も大ヒットした作品が日本初上陸!
ロック&ポップスが響き渡り、力強い家族の絆と優しい人間の心が謳い上げられる本作は、
2009年トニー賞3部門制覇、そして2010年にはミュージカルとしては『RENT』以来14年ぶりに
ピューリッツアー賞に輝く。まさに”魂のミュージカル”と言える。

思いっきり消化不良。
作品が悪かった訳ではなくて、テーマの切り口がたくさんありすぎて。

ま、ミセス・ダンヴァースな方が双方性障害なんちゃらったって、
タフです元気です。
いや、ここもツッコミどころではなくて。

理想の夫と、理想の息子と、理想の恋人と。
そんな素敵な3人の男たちがいるのに、女たち、
母親と娘は不幸を背負っていて。

それは多分、手に入らないものを望んでしまうことが敗因なんだろう。
例えば、生後八ヶ月で腸閉塞で死んだ息子との生活だったり、
例えば、病気の母親とのまともな会話だったり。

ゲイブという愛称で呼ばれる息子が実在する人物でじゃなく、
母親の幻覚だということが途中で分かる。

彼のバースデーケーキを用意したハイな母親に、
「息子はもう死んだんだ」って。

でも、私が彼の不在をちゃんと自覚したのはもっと後の場面だったかも。

この作品の中で、一番ノーマルなのは、・・・精神的に安定しているのは、
娘の恋人となるヘンリー。そう、とりあえず、現時点で。

一番危ないのは、精神科医のドクター達かもしれない。
電気ショック療法とか、ありえん。

最初のドクターも変だったよなぁ。
治療で薬漬けにする状態に、「サイド・エフェクト」を思い出す。
薬の名前も、同じものが出てきたような気がする。

母親の目に映る、幻想の息子が美しくて。
どうして彼を否定しなくてはならないのと、思ったな。

母親は、家を出る時に息子を連れていかなかったけど、
それは、父親も同じ幻想を見ていたということで、
母親は母親で、自分の息子を連れていっていたのかも
しれない。

思い出したくない記憶。
自分の心を壊した出来事の記憶。

それと共存するか、消し去るのか。
共存して、狂気の中で暮らそうよ、と思った自分はきっと
next to crazy。

光が見えた訳でも、飲み込まれた訳でもなく。
ただ、混濁の中に置き去りにされた気分だったな。

出演者のブログに書いてあった色の話。
青は正常(普通)
赤は狂気
そして紫がnext to normalだそうだけど、

これを「天翔ける風に」の衣装・照明の色遣いと
似たところがあったなー、と。

主人公(英)の赤
親友(才谷)の青
あれ、紫は溜水・・・ではないか^^;

時間と資金に余裕があれば、じっくり観たい作品でした。

そう、自ら『回復したい』と思えば、良いのだけれど、
そうとも限らないのが現状、というのが辛いんだな。

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