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moving (movies and musicals)コミュのクロワッサンで朝食を

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映画UNE ESTONIENNE A PARIS
いす本 イルマル・ラーグ

ジャンヌ・モロー/ フリーダ
ライネ・マギ/ アンヌ
パトリック・ピノー/ ステファン
フランソワ・ブークラー/ モーリス
フレデリック・エポー/ ドミニク(ギャルソン)
ヘレ・クニンガス/ リディア
イタ・エヴェル
トゥヌ・ミキヴェル
エレーヌ・ヴァナリ

メモ 本作が長編映画初監督となるエストニアの俊英イルマル・ラーグが、
母親の実話をもとに描く感動のヒューマンドラマ。フランスが誇る大女優ジャンヌ・モローが
主演を果たし、作品は2010年ロカルノ国際映画祭のエキュメニカル賞に輝いた。
生まれも育ちもまったく異なる二人の女性が、反発しながらも固い絆で結ばれていく過程を
リアルに描いていく。(by allcinema)

危険・警告ネタバレあります。

原題は邦題とは全然違っていて、パリのエストニア人という意味らしい。
でも、2人の笑顔が初めて見れる場面が、おいしいクロワッサンが
登場した朝食の場面だから、この邦題でも別に不満はないかな。

『美しいものは美しいと思いたい』とか、
『おばちゃんも昔は少女だった』とか、
そんな言葉が思い浮かんだ作品。
場面もパリだしねぇ。

あと、ここがこの作品のラストショットだと思った瞬間に
画面が暗転したという『やったね』感が味わえて嬉しかった。
まさにぴったりのタイミングでしたよ。

この作品がどうして人気があるのかはよく分からないけど、
私も気に入ったなー。

主演2人の少女っぽさが何より魅力的。
家政婦さんの方は、憧れのパリを見つめるきらきらした瞳が
女の子って感じでかわいいの。
疲れている時は年齢相応にしか見えないのに。

マダムの方は理不尽な我儘を言ってる様子が、老婆の偏屈さ
というより子供のワガママな雰囲気なのが不思議な魅力。

でも、元恋人との静かな語らいでは、ちゃんと大人だったりする。
気になるのが、マダムの家政婦に対する分析が合ってるとしたら、
元恋人の行動は、引き止めるため?
それとも単なる好意?

家政婦アンヌさんは、愛想はあまり良くないけど、
愛想笑いはしないところが信頼できるかな。

マダムは、今まで色々戦ってきたんだろうなって感じ。
自分を守るために偏屈になったという面もあるのかな。
久しぶりの再会で20年前の浮気を責める気質は、確かに頂けないけれど。
母親のエピソードからだと、頑固で墓穴掘っているんだろうなって気がしたけど。

キャストの自前らしいシャネルの洋服は、さすがに馴染んでいて素敵。
アクセサリーをじゃらじゃら身に着けても上品に見えるんだから、凄いものだわ。

面白かったのが靴の扱い。

1つは、家政婦がパリの生活に馴染んできたことを表現するのに、
部屋で履く靴の変化を描写していたこと。
エストニア人はパリの人とは違って、内履きを使うらしいので、
家政婦がパリにやってきた当初は内履きを使っているんだけど、
やがてパリの生活に同化して、土足のままで過ごすように。

もう1つは、パリを去ると決心した日のハイヒール勝負靴!
かわいいの履いてるなーと思ったら、マダムが「寝たのね?」だもの。

うっわーって思いました。
こんな、さりげに的確な表現が面白かったです。

そして。

「ここは、あなたの家よ」って、なんて殺し文句なの?
偏屈屋の笑顔は、なんだか格別なパワーがあるんですよ。

ズルいなぁ^^

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