moving （movies and musicals）コミュの愛さえあれば

DEN SKALDEDE FRISOR

スサンネ・ビア

ピアース・ブロスナン/ フィリップ
トリーヌ・ディルホム/ イーダ
キム・ボドゥニア/ ライフ
セバスチャン・イェセン/ パトリック
モリー・ブリキスト・エゲリンドアストリッド
パプリカ・スティーン

　結婚式の準備を通じて本当に自分が求めているものを見つける男女を描く、大人のための
ラブロマンス。監督は「アフター・ウェディング」「未来を生きる君たちへ」のスサンネ・ビア、主演は五代目
ジェームズ・ボンドとして知られるピアース・ブロスナン。（by allcinema）

きゃっ、ネタバレっ

邦題は英題（LOVE IS ALL YOU NEED）の直訳かな。
ま、そんな話。

結婚式直前の息子の父親フィリップがピアース・ブロスナンなんだけど、
素敵過ぎる。素敵過ぎてこの作品からリアリティを奪っている！

オープニングの『仕事の鬼』のような嫌味な話し方も絵になってるし、
そこから脱却して柔らかい笑顔を見せるところも新鮮だし、
迷惑おばさんにガシッと文句を言うところも親切だし、
フられても余裕の笑顔で去って行くところが小憎らしいし、
爽やかな笑顔で迎えるところにも、きゅんっとくるし。

そして主人公の方は、旦那が浮気してくれて本当に良かったねー、としみじみ。
百万本の薔薇作戦は確かに効果的だったけど。
それに、ま、悪い男ではないんだろうが。

そ。彼といい、浮気相手の経理の若い女と言い、死んだ嫁の妹と言い、
なんだか突き抜けて変な奴だったなぁ。･･･しみじみ。

主役の女性はピア監督の常連だったっけ？
最初は首のシワが気になったけど、どんどん美人さんに見えてくる映像マジック。
多分、フィリップの心象風景をリアルに映像化してるんだろうな。

最初ははた迷惑な、車も運できない女性。
それが、真っ裸で泳いでいるところでおやっと思い、
彼女がまとっている自由な空気と、いろいろなアクシデントに対する耐性に
どんどん惹かれていく、と。

ところで、結婚式をドタキャンした男は、実はゲイだったのか、
そっちの方面に対する目覚めてしまたのか、どっちでしょ。

何はともあれ、彼の英断は素敵だったと思うよ。