moving （movies and musicals）コミュの隣人　ネクストドア

NABOER

ポール・シュレットアウネ

クリストッフェル・ヨーネル/ ヨーン
セシリ・Ａ・モスリ/ アンネ
ユリア・シャクト/ キム
ミカエル・ニクヴィスト

　「ジャンク・メール」のポール・シュレットアウネ監督が、隣の部屋の美人姉妹に運命を狂わされる
男を描いた北欧製エロティック・サイコ・スリラー。恋人と別れたばかりで落ち込んでいた男ヨーン。
ある日、隣の部屋に住む女性から、家具を動かすのを手伝ってほしいと頼まれる。（by allcinema）

完璧ネタバレっ　これからご覧になる方は読まないでーっ

ここ最近、注目している北欧映画。
原題は「隣人」のノルウェー語なのかな。

終わってみれば、元恋人に未練のあるＤＶ恋人（但し、本人には自覚なし）が、
たまたま荷物を取りに来た元恋人と口論になり、勢い余って殺してしまった。
しかも、彼女の叫び声を聞いて階下からかけつけてきた彼女の現恋人も
ついでに殺してしまった。

というのが事実関係らしい。

なので、隣人などそもそもいないし、それどころか隣の部屋すらない･･･！

電話番号案内は、「非登録」ではなく存在しないってことを暗示していたとは。
単に電話はひいていないのかなー、と。

内線電話ってのも変だし、そんなに部屋が広いはずないし。
そもそも、隣の部屋の構造がよく分からない。
というのもヒントだったんだよねぇ。

だって、妄想だものー！

あの姉妹は主人公の脳内人物。
しかも、イングリットだっけ？
違うな、元恋人と妹って同じ名前？
ま、とにかく３人が実は同一人物ってか、そーいうもの。

そして、オークに似た男（失礼^^;）は、主人公の脳内ではやけに悪人面してたけど、
実はまともで良い人で、で、主人公に殺されてしまったと。

おいおいおい。

ラスト、臭ってる死体に沿い寝って、スゴいインパクト。
でも、主人公が元恋人を愛してたんだな的な感慨はないな。
相当、利己的な人という印象だったので。

コーヒーをかけたのも事実だろうし。
多分、それだけじゃなく、ＤＶも事実。

ピーターっていう同僚が普通っぽくて良かったなぁ。
現実世界の人って雰囲気で、ほっとした。
他の人物は死人って感じだったもんな。

「妹」との暴力沙汰をドアの外から覗き見してる「姉」って構図がスゴかったな。
ある意味、姉も妹も元恋人であり、主人公本人なんだろう。

それにしても終わってみれば単純な話なのに、
えええーって感じで緊張が途切れなくて素晴らしかったわ。

「チャイルドコール」も楽しみ。
ずぇったい観るぞぉ。

･･･ってスケジュールが合うかどうか心配なんだけど。