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moving (movies and musicals)コミュの二郎は鮨の夢を見る

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映画JIRO DREAMS OF SUSHI
いすふくろ デヴィッド・ゲルブ

メモ 『ミシュランガイド東京』で5年連続で三つ星を受けるなど世界の食通からも高い評価を受ける
銀座の高級鮨店“すきやばし次郎”の店主・小野二郎の仕事ぶりに惚れ込んだアメリカ人監督
デヴィッド・ゲルブが、鮨と職人をテーマに約3ヵ月にわたって密着取材を敢行して撮り上げた異色の
ドキュメンタリー。(by allcinema)

銀座にあるちっちゃな寿司屋さんで働いている人々と、
仕入れ先の人々のドキュメンタリー。

タイトルは『寝ても醒めても寿司のことばっか考えてる二郎さん』
という意味ですね。
夢や希望の夢ではなく、寝ている時間に見ている映像という意味。

登場するのは、それぞれが職人さんで、どこまでも上を目指していて、
芸術家のような人々、と言っても良いかもしれない。

そして、その中心にいるのが二郎さん。
頑固おやじで、この道一筋の職人さんで、仕事に関しては、
自分に対しても、周りに対しても一切の妥協を許さない。

彼の握る寿司は芸術品のようで、シンプルで奥深い・・・んだそうで。
すまん、食べたことはないわ。

でも、話を聞いた感じでは、彼の生き方がそのまま握る寿司に
投影されているような印象。

そして、不思議なことに、仕事一筋で他のことには興味のない生き方は、
ある意味、シンプルで軽やかで、そこが興味深かった。

私があんな生き方をしたら息が詰まってどうかなりそうなのに、
彼の場合は、あの生き方だからこそ、自由に呼吸が出来る、みたいな。

郷里の浜松に言った時、墓参りをした時に先祖の墓の前で、
「お花をもって来なかった、ま、次の時に」と言った後に
「ま、大して世話になってないからな」と暴言をかましたところがラブリー。
自分一人で生きてきたって自負があるからこその暴言なんだろうけど。
(両親は子供の頃に亡くなったらしい。)

そして、彼の鮨は、彼1人で完成するものではなく、自分の指示通りに下準備
を行える店の従業員、信頼関係でつながっている市場の人たち、お米屋さん、
そんな周りのプロフェッショナル達がいてこそなんだよな、とも。

彼には息子が2人いて、次男は六本木の支店長で、長男は本店のNO.2。
どっちの立場が上なのか、どっちの立場がキツイのか、そんなことも思ったり。

絵も彫刻も作品が残るし、音楽も舞台も記録できる。
でも、お寿司の味は記憶に残るだけで記録には残せない。
恐らく、シンプルなだけに、フランス料理などより、伝えるのが
難しいのかもしれないな。

なんだか、いいもん見た。うん。

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