moving （movies and musicals）コミュの声をかくす人

THE CONSPIRATOR

ロバート・レッドフォード

ジェームズ・マカヴォイ/ フレデリック・エイキン
ロビン・ライト/ メアリー・サラット
ケヴィン・クライン/ エドウィン・Ｍ・スタントン陸軍長官
エヴァン・レイチェル・ウッド/ アンナ・サラット
ダニー・ヒューストン/ ジョセフ・ホルト総監（検察）
ジャスティン・ロング/ ニコラス・ベイカー
アレクシス・ブレデル/ サラ
ジョニー・シモンズ/ ジョン・サラット
コルム・ミーニイ/ デヴィッド・ハンター
トム・ウィルキンソン/ リヴァディ・ジョンソン上院議員（元司法長官）
ジェームズ・バッジ・デール
トビー・ケベル
ジョナサン・グロフ
スティーヴン・ルート
ジョン・カラム
ノーマン・リーダス

ロバート・レッドフォードが監督を務め、リンカーン大統領の暗殺に関わったとしてアメリカで
女性として初めて死刑に処せられたメアリー・サラットの史実を基に、その裁判の過程をできるだけ
忠実に再現して描き出した法廷ドラマ。一貫して無実を主張しながら何かを守って沈黙を続ける
サラットの姿と、予断と偏見の中で感情的な報復へと突き進む世論に抗い、真実と法の正義を求めて
孤高の戦いを繰り広げる弁護士フレデリックの葛藤と奮闘を綴る。（by allcinema）

ネタバレを含みます。

原題は共謀者・、陰謀者.みたいな意味。
無実の罪、冤罪で処刑された女性が主人公の作品。

彼女が沈黙を守ったのは息子の命を守るため。
そして、息子は１６ヶ月後に捕まってしまうのだが、
その頃はまともな裁判となり、民間人が裁かれることは
なくて、彼は追放された･･･、と。
ということで、間接的に、息子の命を守った、と。

残念だったのは、弁護士のことをyoung manと呼んでいたメアリーが
最終的に彼をどう呼ぶのかが気になってたけど、そういう演出はなかったこと。
young manとは呼ばなくなっていたのは確かだけれども。

彼女は自分が無実なのは明白だから、
まさか死刑になるとは思ってなかったのかな。
もちろん覚悟は決めていただろうけど、心のどこかで。

それが逮捕された息子の、まさか母が処刑されるとは思わなかった
という驚きと同じだったのかも。卑怯な息子、ではなかったのだと思う。

何を守りたいのかは人によって違う。
息子を守りたい。
権力を守りたい。
平和な社会を守りたい。

正義を、守りたい。

エヴァン・レイチェル・ウッドが美人さんでしたね。
反対にアレクシス・ブレデルは地味でした。
役柄通りなんだろうけど、つまらないお嬢さんだった。

トムおじさん（上院議員）がヒドいよね。
マカヴォイ（弁護士）に押しつけて、後で屁理屈こねて。
弁護士があんなに事件に入れ込むとは思わなかったのかな？

それにしてもひげづらウィークだな。
（↑今は、週どころが月単位でひげづらだらけですが）

光が柔らかい映像だったな。

そして被疑者の一人として逮捕されていたノーマンが大活躍!?
冒頭5分で処刑されるだろうと見立てていたのに、
（実際、彼にはそういうパターンが多かったりする^^;）
ラストの方まで粘ってくれて、心の中で拍手喝采でした。