moving （movies and musicals）コミュの屋根裏部屋のマリアたち

LES FEMMES DU 6EME ETAGE

フィリップ・ル・ゲ

ホルヘ・アリアガータ

ファブリス・ルキーニ/ジャン＝ルイ・ジュベール
サンドリーヌ・キベルラン/シュザンヌ・ジュベール
ナタリア・ベルベケ/マリア
カルメン・マウラ/コンセプシオン
ロラ・ドゥエニャス/カルメン
ベルタ・オヘア/ドロレス
ヌリア・ソレ/テレザ
コンチャ・ガラン/ピラール
マリー＝アルメル・ドゥギー/コレット・ドゥ・ベルジュレ
ミュリエル・ソルヴェ/ニコル・ドゥ・グランクール
オドレイ・フルーロ/ベッティナ・ドゥ・ブロソレット
アニー・メルシエ/トリブレ夫人
ミシェル・グレイゼル/ジェルメーヌ

　1960年代のフランスを舞台に、フランス人資産家とスペイン人メイドたち
との心の触れあいを描いたヒューマン・コメディ。経済的にも社会的にも成功を収めた
主人公が、屋根裏に暮らしながらも陽気で情熱的なスペイン人メイドたちと、階級の壁を
取り払って交流を深めていく中で本当の幸せを見出していく姿をハートウォーミングに
綴る。（by allcinema)

ネタばれです。

期待以上に楽しめました。

主人公のおぢさんの下心の大きさに裏打ちされた
善い人っぷりがラブリーでハートフル。

超絶ロマンティックなのに、さらっと洗練されてる感じが
フランスっぽいなぁ。
それにスパニッシュの陽気さがプラスされている感じ。

冒頭の6階のトイレに対する対処の仕方で
夫婦の人物像がくっきりと描かれていて感心したな。

でも、あれは人柄の違いというより、
使用人に対する態度の違いなのかも。
主人公の妻も、性悪ではないんだよね。

踊りとか歌とか食べ物とか、良かったな。
パエリアを食べたくなったよねー。

離婚して画家と結婚ってことはきっと
元妻も新しい自由を得たってことだよね。

心配なのは息子達だが、彼らなりの自由を
見つけたんだろうな、家業をついではいないようだから。

そうそう、メイドさん達のタンス貯金に
めざとく目をつけて、投資を進める主人公に感心したよ。
根っからの商売人だー。

そして、恋のキューピッドは巻き毛の天使とは限らない。
太鼓腹のハゲおじさんだったりもするところもキュートだったな♪

ラストのマリアの笑顔が全てを物語って
いるようで素敵だったねぇ。
だから、会いに行って正解だったんだねぇ。
あの笑顔を見るためだけにもう一度観ても良いかも。
（ギンレイホールで10/27から上映するする予定だし）