moving （movies and musicals）コミュのヒューゴの不思議な発明

HUGO

マーティン・スコセッシ

ハワード・ショア

ベン・キングズレー/ パパ・ジョルジュ
ジュード・ロウ/ ヒューゴのお父さん
エイサ・バターフィールド/ ヒューゴ・カプレ
クロエ・グレース・モレッツ/ イザベル
レイ・ウィンストン/ クロードおじさん
エミリー・モーティマー/ リゼット
ヘレン・マックロリー/ ママ・ジャンヌ
クリストファー・リー/ ムッシュ・ラビス
マイケル・スタールバーグ/ ルネ・タバール
フランシス・デ・ラ・トゥーア/ マダム・エミール
リチャード・グリフィス/ ムッシュ・フリック
サシャ・バロン・コーエン/ 鉄道公安官

ブライアン・セルズニックのベストセラー小説をマーティン・スコセッシ監督が
自身初の３Ｄで映画化したファンタジー・アドベンチャー。1930年代のフランス、パリを
舞台に、駅の時計台に隠れ住む少年が父の遺した機械人形の謎を追って不思議な大冒険を
繰り広げるさまを、ジョルジュ・メリエスはじめ映画創成期へのオマージュをふんだんに、
美しく幻想的な３Ｄ映像で描き出していく。（by allcinema）

どうせ観るなら映画館で３Ｄでだな、これは。
２Ｄだと作品として完成しないタイプの３Ｄ。

音楽がハワード・ショアでしたさ。
エンドロールのラストの音がＬＯＴＲと
同じでちょっとウケ。

音楽自体はファンタジーというより、
古き良き映画の時代の音という感じ。

なんというか。
まず音楽があって、その上に映像が乗っていて、
そして台詞が追加されているような感じ。
特に前半は。

一番のメインテーマは、映画への愛。
わくわくとした気持ちでスクリーンを見つめる瞳の輝きが、
一番のご馳走な作品。

監督がアカデミー会員に「私はこんなに映画が好きなんだー」と
ストレートにメッセージを送っているので、これを選ぶとと
自画自賛な気分に陥る結果、オスカーには選ばれなかったんだな
と、うがった見方をしてみたりｗ

あと「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」と同じく、
亡き父親からのメッセージを探す作品。

だけど、あっちが人の絆を描いた作品に対し、
こっちは映画に対する愛を思い入れを描いた作品ってことで、
ぜんぜん違うんだな。
当然、体温・テンションも違う。

好きなほうはあっちだけど、
どっちが素晴らしいという比較はできないかな。

サシャの鉄道公安官が良いね。
意地悪ではなく使命に燃えて、そして良かれと思って
不良孤児を孤児院に送る人。
自分も孤児院育ちと仄めかしているので、
そこが悪い場所という認識ではないのだろう。

あと、じーさんキャストの
ベン・キングスレーも、クリストファー・リー、
どっちも素敵だったなぁ。