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moving (movies and musicals)コミュのわたしを離さないで

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映画NEVER LET ME GO
いすマーク・ロマネク
本カズオ・イシグロ
メモアレックス・ガーランド
るんるんレイチェル・ポートマン

キャリー・マリガン/ キャシー
アンドリュー・ガーフィールド/ トミー
キーラ・ナイトレイ/ ルース
シャーロット・ランプリング/ エミリ先生
イゾベル・ミークル=スモール/ キャシー(子供時代)
チャーリー・ロウ/ トミー(子供時代)
エラ・パーネル/ ルース(子供時代)
サリー・ホーキンス/ ルーシー先生
デヴィッド・スターン
ナタリー・リシャール
アンドレア・ライズブロー
ドーナル・グリーソン

メモ ブッカー賞作家カズオ・イシグロの同名傑作小説を若手実力派キャストの
共演で映画化した異色のヒューマン青春ストーリー。イギリスの田園地帯にひっそりと
佇む謎めいた寄宿舎を舞台に、過酷な運命を宿命づけられた少年少女たちが、それを
静かに受入れながらも今をひたむきに生きる中で紡がれていく儚くも輝かしい青春の
日々を、詩情溢れるタッチで瑞々しく描き出していく。(by allcinema ONLINE)

危険・警告ネタバレを含みます。

予告では、「映画史上かつてない秘密」って感じで
実話?って思ってたんだけど、そんなことはなく、
全くのフィクションであることは冒頭の説明ですぐ分かる。
60年代に平均寿命が100歳を超えるってありえないし。

タイトルはトミーがくれたテープに入っていた曲のタイトル、
“NEVER LET ME GO(わたしを話さないで)”。

ところで、この「わたし」は誰のことだろう?
主要人物3人それぞれのことかもしれないけれど、
この作品の初見では、ルースのことのように思えました。

嫉妬心と孤独への恐れから、親友の恋人未満を横取りした人間。
でも、恋人になるはずだった当の2人は、
しっかり者すぎたり、ぼんやり者過ぎたりで、
彼女を追い出したりは突き放したりはしないまま時間は流れていく。

で、それを反省した彼女は2人にある“プレゼント”を
あげるんだけど、これが親切心なのか策略だったのかを
計りかねました。

親切心がなかった訳ではないとは思うけれど、
実は噂レベルのものに過ぎないと知っていたのか、
実は、嘘だと知っていたのか。
…うーむ。

3人の子役が、大人役キャストにそっくりで素晴らしかった。
よく探したなー。

最初の寄宿舎の場面で、経営者は自分の仕事に納得しているのかと
思ったら、それを疑問視しての行動が「ギャラリー」だったことが後に発覚。
あそこが特別なのは、ドナーを人間扱いしているという意味だったんだ。
あれでも。

ドナー提供は国家政策として行われているのなので、
ドナー達は自分に課せられた運命を当然のものとして受け止めている。

でも、オリジナル側にはドナーの存在は隠されていつのかもしれない。
ルーシー先生の行動から推測する限りでは。

映画の中ではどのような社会なのかは、はっきりとは描かれていない。
ドナーの提供を受けられるのは一部の金持ちなのか、
失業保険のように広範囲の人が持つ権利なのか。
社会全体がドナーを受け入れているのか、そうでもないのか。

命は誰のものだろう?
例えドナーでなくても、自分の命を自由にはできない。
ま、他人に取り上げられることはないにしても。

誰でも、いつかは死ぬ。
でも、魂は自分だけのもの。
例え、ドナーであっても。

制限つき自由だからこそ、生命のきらめきや純粋さが
美しく感じられたな。
そんなのまがいものだよ、とも思いたくなるけど、
そうだったよなぁ。

でも。どうしてドナーは逃げないのだろう?
それが意味のないことだとどうして悟っているのだろう?

ただ息を潜めて生きていく。
生きていくことは自分の運命を受け入れること?
いやいや、そんな軽いものではないだろう。

うん、袋小路に入っちゃった^^;

でも、3人はちゃんと生きていた。


…そうだよね。

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