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moving (movies and musicals)コミュのグラン・トリノ

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映画GRAN TORINO
いすクリント・イーストウッド

クリント・イーストウッド /ウォルト・コワルスキー
ビー・ヴァン /タオ・ロー
アーニー・ハー /スー・ロー
クリストファー・カーリー /ヤノビッチ神父
コリー・ハードリクト /デューク
ブライアン・ヘイリー /ミッチ・コワルスキー
ブライアン・ホウ /スティーブ・コワルスキー
ジェラルディン・ヒューズ /カレン・コワルスキー
ドリーマ・ウォーカー /アシュリー・コワルスキー
ジョン・キャロル・リンチ
スコット・リーヴス
ブルック・チア・タオ

メモクリント・イーストウッド監督が、自ら主演して世の中に怒れるガンコ老人を演じた
感動の人生ドラマ。急速に様変わりしていく世間を嘆き、孤独に生きる人種差別主義者の
偏屈老人が、ひょんなことから隣人のアジア系移民家族と思いがけず交流を深めていくさまを、
哀愁の中にもユーモアを織り交ぜつつ端正な筆致で綴ってゆく。(by allcinema ONLINE)

チャペルネタバレあります。


暴力の連鎖、そして復讐の連鎖。
それは、永遠に続く、永遠に解決しない問題の1つだと思うのだけど、
この作品には、その連鎖を断ち切ったじーさんがいました・・・。

解決方法としてベストかどうかは分からない。
でも、うん、それしかないのかも、と思った。

暴力の限界。
それは復讐を生み出すこと。

力ある者が弱い者を制するのは一時的なこと。
民族紛争であれ、宗教戦争であれ、負の連鎖は次の世代にまで
受け継がれ、自分と直接関係のない争いに巻き込まれることは、
よくあること。

イーストウッドの昔の作品を観て、
「こいつは何でも暴力で解決しようとするんだなぁ。
そんなの許せないよ」と思った記憶があるんだけど^^;
そんな彼が、このような作品を作って主演したところが凄いなと。

かなり宗教的でもある作品。
ラストのじーさんのポーズは、張り付けにされたキリストを
イメージさせるし、
神父さん(27歳童貞w)もしつこく登場するし。

まぁ、彼には、じーさん世代の人間の生き様を語り継ぐ存在
という意味もあったのだろうけど。

それから、言葉。
言葉は必ずしも、額面通りの意味に
受け取られるものではないということ。

イタリア人とポーランド人がお互いを蔑む言葉で
挨拶している時の、気心が知れた同士の和やかさ。

そして、「やあ、兄弟」と黒人に話しかけて
かえってボコボコにされる白人^^;

言葉は、あくまでも道具であって、
使い方によって、意味でさえ変わっていくもの。

うん。

差別言葉だらけの会話でも不快感を感じなかったのは
心が通じているって 分かっていたから。

それに、ちゃんと子供には使うべき言葉をきちんと指導して
実践させていたのも素敵だったし。
(床屋での『大人の言葉遣い講座』は楽しかったw)

うん、そうだよ。
形より、中身。

じーさんと隣の家のばーさんとの心の交流(なのか?)も
全然気持ちの通じてなさそうなところが面白かったなぁ。
(しかも、ばーさんの方が強そうだし^^;)

あー、ほんとにいい作品だったなぁ。
悟りの境地を、軽妙に語ってくれた作品でもあったな。

この作品が米国でウケなかったのも、
日本で評判が良い(・・・ですよね?)のも、分かるなぁ。

コメント(12)

アメリカでは評価は高かったけど、成績は比例してなかったような記憶があります。
たしか『チェンジリング』も。アメリカ人が観たいイーストウッドはやっぱり
『ダーティーハリー』みたいなやつなのかしら?

偏屈じーさんの行動は正しいかどうかは判断に困るけど、みんなの幸せを考えた最善対策
だったのかなぁと。だからきっとタオの笑顔を最後に見れたんでしょう。

言葉と体の暴力が効いてましたが、戸田なっちの翻訳も今回は冴えてました!
これを観た後は暫くぼーっとしてしまいました。
いかにもイーストウッドの映画!って感じでした。
アカデミー賞に全然絡んでこなかったのが不思議だったのですが、米国では今一つの人気だったのですね〜
なんだか、日本人留学生射殺事件を思い出しましたよ。私は、
でもでも、あんだけ、複数人で撃ったのだし、近所の人も、困っていたのだし
あのように、ものがたりが おさまって、 まぁ〜良しでしょう。

グラントリノ(車の名前)は、きれいでしたね。
この映画の中では、
トヨタやホンダに乗っている人は、人間じゃないね!ww
日本の車パッシングの映画だと、強く思いました。w

じーさんと隣の家のばーさんとの心の交流というか、
つばはき合戦は笑えた!
結構、笑いどころも多くて、私が見たときの上野の観客は絶妙に良かった。
ほかの観客がうるさくても、いやだし、静か過ぎても嫌だし。
そういう意味で絶妙で、かなり幸せに鑑賞できました。
この映画、とても良かったです。
床屋でのやりとりは秀逸でしたね。
なんかあのやりとりに格好良さを見ました。
大人の男のやりとりなんてこんなもんさ!みたいな。
どうだいくだらないだろう?みたいなわーい(嬉しい顔)

良い映画でした。
あの生き様、好きだなぁ
クローバーかおるさん
この作品のイーストウッドは、自分が今まで演じてきた「ヒーロー」の
行動を否定しているともとれるので、アメリカ人には受け入れがたい部分が
あったのかなぁ〜、なんて勝手に思っています。
拡大解釈すれば、彼の演じてきたヒーローは「強いアメリカ」の象徴でも
あると思うので・・・。

なっち字幕、私も今回は気に入りました!
原語の雰囲気を壊さず、でも適度にソフトにアレンジしてあって。
(って、あくまでも自分の理解できた範囲ででの印象ですが・・・)
それに、今までは、作品が始まる前にタイトルと同時に名前が出てたのに、
今回はラストのみ名前が出てきたのも奥ゆかしく珍しかったですw

一時は、拡大ロードショー作品はほとんどなっち担当でしたが、
最近はかなり減りましたね。
クローバーmyuさん
私も観終わった時は同じような感じでした。
そして、感想を書くのはいっつも遅いので、
何か映画を観たがっていたマイミクさんに
「これおすすめ!」と連絡しましたウインク

私ならこの作品にアカデミー作品賞を差し上げたいですが、
不況で気分が暗くなりがちな時期だから、内省的なこの作品より、
エネルギッシュでパワーのある作品の方が選ばれたのも
仕方ないのかなー、とも思います。
クローバーまさいさん
ラストは、相手の心理を読んで厳密に計画を立てて
100%思い通りに事が運んだ・・・運んでしまったのだと思いました。

トヨタやホンダはイジメに遭ってましたね^^;
ウォルトにとっては自分の「古き良きアメリカ」のイメージに
そぐわないものは全て攻撃対象だったような気もしますw

笑いどころは多かったですねー。
隣の家の人たちの押しの強さも面白かったです。
玄関が花だらけ!とか食べ物がいっぱい!とか。

あ、そうそう!
映画館では周りの人たちと同じテンションで映画を観れると
幸せですよね^^
ところで…
この作品を観終わった後、劇場から出てきた人達が皆、同じような表情してましたあせあせ(飛び散る汗)
カップルも無言でうつ向きがちで…あせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)
クローバーコズィさん
うん、とても良い作品でした。
今のところ、今年のベスト1かもぴかぴか(新しい)

床屋の場面、最初にキツイ言葉のやりとりを聞いた時は、
「何を言い出すんだ!?」とびっくりしましたが、
お互い了解のやりとりだと分かってからは、粋だなぁと思いました^^
そして次に、タオに自慢そうにあのやりとりを聞かせた時は、
ちょっとかわいいかも・・・、と思いましたw
クローバーmyuさん
そうでしたか・・・。
周りの人たちがどんな表情だったかを観る余裕がありませんでした。
(実は、今でもこの作品を『声』で語る余裕はなかったりします。
 『文字』でなら大丈夫ですけど。)
もう一度観る機会があったら、観察してみますねウインク
「玄関が花だらけ」
食い物だらけって、
マトリクス リローデッドの救世主ネオかよ!w
って、シーンね。面白かったね。

「やめてくれ!もって帰れ!でも、コレは好きだから、食べる」みたいな!w

いやいや、面白いシーンばかり、覚えてるなぁ〜
面白いシーンは、この映画の本質ではないのにねぇ〜
クローバーまさいさん
>「やめてくれ!もって帰れ!でも、コレは好きだから、食べる」みたいな!w

そうそう、あのシーンはおかしかったです。
全部拒否するのかと思ったら、おやおや手が出たよ、みたいなw

面白いシーンがたくさんあるからこそ、この映画の本質が
受け手の心にしっかり届くのだと思いますよ〜
主人公に共感できる部分がなければ、「勝手にやってれば?」
って気分になりますからウインク

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