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moving (movies and musicals)コミュの傾く首 〜モディリアーニの折れた絵筆〜【9】

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アート傾く首 〜モディリアーニの折れた絵筆〜 (9)straight play
 赤坂RED TEATER 11/3 17:00-

モディ(アメディオ・モディリアーニ)/吉野圭吾
ジャンヌ(ジャンヌ・エビュテルヌ)/内田亜希子
ハイム(ハイム・スーチン)/溝呂木賢       
モモ(モーリス・ユリトロ)/岩田翼
カカシュカ(ルニア・チェホフスカ)/小野妃香里
ズボ(レオポルド・ズボロウスキー)/戸井勝海

この回で千秋楽。

ワイングラス本編のモディに関しては、とりあえず消化しきった感があったけど、
カーテンコールで、言葉を詰まらせて挨拶する吉野さんに
ついつい、・・・もらい泣き。
100%満足そうな吉野さんの様子を見て、あー良かったと思って、
で、ほわわーんとしてたら、何て挨拶していたのか思い出せなく
なってしまいました。

画家と役者を重ねて、とても良い挨拶をしてたんだけどねー。

ワイングラスこの作品、前半は、周りに人にモディが振り回されてる印象だったけど、
千秋楽には、周りの人たちからモディへの愛情を感じる温かい作品になったな。
表面的には初日も千秋楽も変わらないのに不思議なものだ・・・。

ハイムの「ごめんなさい ありがとう さようなら モディ」も、
ズボの「そして没頭するんだ狂うという作業に」も、
モディを見捨てるというより、追い詰めるというより、
モディのことが好きだったんだなぁ・・・、と感じる口調だったな。
ハイムは憎みながら、ズボは利用しながら、だけれども。

ワイングラスこの回は、後方席。

舞台から遠いと、小さな空間での物語を見守っている感じで
印象が変わったなぁ。
そして、表情がはっきり見えない分、声の響きを楽しめた感じ。
少し客観的に全体を楽しめた感じ。
見えなかったものも多かったのかもしれないけれど。

ワイングラスでは、心に留めておきたい場面のメモを。

ワイングラスモディで好きだったのは、
モモが「俺は風景画しか書かないよ」言った後の「どうして?」

コミカルな動きは、数日でやめてしまったものが多いなぁ。
ズボからお金を巻き上げる時の、くいくいっという手の動き、
ニースの金持ちの真似で絵を観ながら「きゃぁーっ」っと
口に手を挙げて膝を曲げるポーズ。

ロンドンでの展覧会の話をズボがしている時、
イーゼルの前のスツールに座ってうなだれている姿。
これは後半しかやってなかったかな。

酔っ払ってひとりで踊っている場面(途中からカカシュカと2人
で踊る場面)、途中までは声を出さずに静かに踊っていたのに、
途中から楽しそうな叫び声も追加。動きも派手になったなぁ。

最初にジャンヌと見詰め合う時の表情。
「どうしてそんな風に俺を見るんだ」と言う前の
ジャンヌと見詰め合っている時の表情。
モンテカルロでの話で盛り上がりんがらカカシュカと
じゃれてる時の表情。

「飲み代替わりに壁に絵を描いたエピソードは有名だ 」
のズボの言葉で始まる回想シーンでの、
「絵を描こう!」と言った時のキラキラっぷり。

あと、ハイムをモデルにしてモディが絵を描いている時、
ハイムに「帰る」といわれて、モディとジャンヌが一緒に「え?」
という表情をするところが、夫婦っぽくって好きだったなぁ。

ワイングラスモモに関しても、好きな場面がたくさん。
ってか、モモだけ観ていたいくらい好きだったなぁ。
(実際はそうもいかなかったけど)

途中から始まった、「こうもりが飛んできてお酒を持ってったー」
みたいな台詞や、モディに逆さにされて身体からお酒が
「全部でちゃった(千秋楽は「ほとんどでちゃった」)」とか
かわいかったなぁ。

かと思えば、「最後の個展だったのかもなー、モディ」と、
すっと予言めいた台詞をつぶやいたりも。

最初の場面で舞台から去る時、「あーっ!」と叫んで、
「いやいやいや」と何かを否定するようにして消えていくけど、
モモにはあの場にいるモディが見えていたんじゃないのかな。
(この場面では、もう死んでいるので普通なら見えないんだけど)
あ、ジャンヌにも見えていたかもしれないけど。

ワイングラスカカシュカは、回によっては計算高さや嫉妬深さを感じたけど、
千秋楽では、モディだけでなくジャンヌへの慈愛まで感じたなぁ。
同じ台詞でも、こんなに印象が違うんだ・・・と、カカシュカは回を
追うごとにどんどん好きになっていったなぁ。
よくここまで役を高めてくれました。素晴らしい・・・。

ワイングラスモディに関しては、モディが吉野さんになっちゃって、
既に客観的に観れないというか、もう上手いとか下手だとか
そーいう次元じゃないの、みたいな。
ただ、モディだったな・・・、と。

ワイングラス9回分、異なる色合いの絵の具(←酒じゃないよ)で描かれた絵を
見せてもらって、幸せだったなぁ。
同時に、かなり疲れたけど。

ワイングラス最後に、モディリアーニの真実。

画家としてのモディリアーニは、自身が逸話を残して夭折したことで
完成したのかなと。・・・ズボの言う通りに。
自分が死ぬことによって、手にいれた芸術家としての幸せ。

そして、ラストの場面がこの世のものでないとしたら、
彼はもう1つの幸せも手に入れたってことになるな。
追いかけてきた大切な人との穏やかな暮らしの日々。

ということで。

究極のハッピーエンド的解釈にたどりついた自分に乾杯バー

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