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moving (movies and musicals)コミュの傾く首 〜モディリアーニの折れた絵筆〜【8】

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アート傾く首 〜モディリアーニの折れた絵筆〜 (8)straight play
 赤坂RED TEATER 11/2 17:00-

モディ(アメディオ・モディリアーニ)/吉野圭吾
ジャンヌ(ジャンヌ・エビュテルヌ)/内田亜希子
ハイム(ハイム・スーチン)/溝呂木賢       
モモ(モーリス・ユリトロ)/岩田翼
カカシュカ(ルニア・チェホフスカ)/小野妃香里
ズボ(レオポルド・ズボロウスキー)/戸井勝海

ワイングラス全体的に演技が大仰になったなぁ、と思う。
そこで良くなった部分と前の方が好きだった部分と。

そして、手の絵の具がどんどん派手になってます。
前は腕にはついてなかったのに、いつの間にやら
絵の具の塗りっぷりまで芸術品な風格に。

ワイングラス前半のモディの華やかな軽さはすごく良くなったなぁ。
反対に、ジャンヌを追い詰めるハイムはやり過ぎかと^^;
禍々しいと通り越して、キモイです、もう。
ま、全体のテンションに合わせるとあーなるんだろうけど。
もう、狂いっぷりがハンパじゃないもの。
特にジャンヌを凝視しつつ口に指を持っていく仕草がもう、
・・・変態ちっく。

でも、モディも口に指を持っていく仕草が増えていて
全体的にリンクしているんだなぁ、と。

ワイングラスズボがモディを追い詰める場面のズボが好きになったなぁ。
自分も一緒に傷ついている感じがステキだよな。
前はもっと冷静に言い放っていた感じなのに。

だから、カカシュカに「ダニのような仕事ね」と言われた時の
反応も強がっているように見えたりして。

ワイングラスラストの温かい風景を語っているジャンヌが好きだなぁ。
あの姿にこそ、モディがジャンヌを愛した理由があるのかもしれない。

唯一、モディ自身を愛してくれたジャンヌ。
他の人々は画家としてのモディを愛していたような・・・。
本人にとって、どちらが幸せなのかは分からない。
けれど、選んだのは画家として愛されること。

ワイングラス最初の場面、キリストのような犠牲者だとモディの話をしている時、
モディが客席に背を向けて、手を水平に広げて十字架のポーズを
しているのは、わざとそういう演出なんだろうなぁ。

ワイングラスモディとカカシュカの静かな踊りの場面で、
カカシュカが酒の瓶を空にしようとしている時の表情が
せつなくて美しかったなぁ。
(この踊りの振り付けは妃香里さんが担当したそうです。)

ワイングラス最後の場面、「幸せだよ」と囁くモディの姿は、
ジャンヌが見た幻なんだろうと前回は思ったけど、

それだったら、「幸せだったよ」になるはず。
もうモディがこの世にいないのなら。

だとしたらこの場面、モディだけでなくジャンヌも既に
死んでしまっているのではないかと思ったのがこの回。

静かに消えていく照明の中、観てる人達の心に残る
既にこの世にいない2人の『幸せな風景』。

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