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moving (movies and musicals)コミュの傾く首 〜モディリアーニの折れた絵筆〜【5】

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アート傾く首 〜モディリアーニの折れた絵筆〜 (5)straight play
 赤坂RED TEATER 10/29 18:00-

モディ(アメディオ・モディリアーニ)/吉野圭吾
ジャンヌ(ジャンヌ・エビュテルヌ)/内田亜希子
ハイム(ハイム・スーチン)/溝呂木賢       
モモ(モーリス・ユリトロ)/岩田翼
カカシュカ(ルニア・チェホフスカ)/小野妃香里
ズボ(レオポルド・ズボロウスキー)/戸井勝海

ワイングラスこの作品、前半はモディの外面を、後半は内面を描こうと
しているのかなぁと思いつつ、
(だって、『神様話』なんて日常会話とは思えませんぜ^^;)

今回のモディは『芸術家』という言葉に鋭敏に反応していたなぁ、と。
ズボの「芸術家はもうやめたんだ」という言葉で
背を向けていたモディの肩がぴくっと動いていたし。

ワイングラスラストのジャンヌが将来の夢を語るときの慈愛に満ちた表情が良いなぁ。
その時のモディの表情は絶望そのものだけれど。

モディの言葉のウソと本音。
モディの台詞には本心を語っていないものがあると思うんだけど、
日によって嘘の部分と本音の部分が違っているような気がする。

ワイングラス『狂う』という意味。

『狂うことをやめた人間』がズボ。
『狂えない人間』がモディとカカシュカ。
『狂ってしまってる人間』がモモ。
『狂う必要がない人間』がハイムとジャンヌ。

あるいは、ハイムとジャンヌは、最初から狂っているのかもしれない。

ワイングラス前回も思ったんだけど、カカシュカはずるいと思う。
(と思うってことは、自分はかなりジャンヌ寄りだな)

彼女は献身的にモディに尽くしたのではなく、
どうすれば、モディが心を許してくれるかが分かっていて、
あえて距離を置いて接しているような気がする。
本音で接すれば逃げていくことが分かっているから。

そしてジャンヌにも上の人目線で、理詰めで貶す。
「美術学校の生徒にたまたま手を出しただけ」
と、カカシュカは客観的事実のように語っているけれど、
本当は彼女が思い込もうと思っている考えに過ぎない。

それに対して、
「私がいなくちゃ、あの人(モディ)なんて駄目なのよっ!」
と、腕をぴっと伸ばしてカカシュカを指して叫ぶジャンヌ。
これはジャンヌが思い込もうとしている事実。
『攻撃こそ最大の防御である』という感じの張り詰めた空気。

その後の「あなた達(ジャンヌと子供達)に幸せが訪れますように」
というカカシュカの言葉は、心からの言葉だろうけど、
破滅的な未来を予見した、あきらめの言葉にも感じる。

ワイングラスズボがモディを追い詰める時の
「そんなこと、とっくに分かっていただろう」という言葉。
モディはとっくに分かっていたんだと思う。
でも、それでも確認したかったのは、ジャンヌに出会ってしまったから?
画家としてのモディリアーニではなく、
人間としてのモディを必死に追い求める人物と出会ってしまったから?

さぁ、どうでしょうね。

でもって。

モディリアーニの真実って何だろう?
「誰にでも満たされない」というだけじゃないよね、きっと。
(・・・と、ギモンが山積みになったまま日々が過ぎていく・・・^^;)

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