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新・競輪雑議団体〜競輪復興へ〜コミュの卒論 3章〜6章

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第3章 競輪の補助事業について
?社会貢献(補助事業)
機械工業振興
中小企業の技術開発支援や創業の推進などの中小企業の振興をはじめ、地域特性を活かした事業の推進、先端技術開発の推進、知的財産の保護・事業化の推進、IT社会への対応の推進等循環型経済社会の構築、国際経済交流の推進、貿易・投資の高度化・円滑化の推進など、競輪の売上金は機械工業の発展に役立っている。
S23〜H18 8799億円

平成18年度自転車等機械工業振興補助事業の補助金交付状況(図1)
先端的技術開発等構造改革の推進  8,542,735,000
国際交流の推進          1,823,968,000
地域の機械工業・中小企業の振興  1,139,614,000
循環型社会への取り組み       551,351,000
合計               12,057,668,000

公益事業振興
体育・環境等公益の増進、社会福祉の増進、非常災害の援護等、地域振興の各事業を通じて未来を担う青少年の健全育成、スポーツを通じて社会性を持つ子供たちの育成、児童虐待防止、犯罪等被害に関する相談、身体障害者の補助犬の普及、まちづくり・まち興しなど、競輪の売上金は、社会生活に役立っている。
S31〜H18 8083億円

平成18年度公益事業振興補助事業への補助金交付状況(図2)
体育・環境等公益の増進      6,199,245,000
社会福祉の増進          3,118,349,000
非常災害の援護等          100,000,000
地域振興              100,000,000
合計               9,517,594,000

?社会貢献の主な内容
機械工業振興として、馴染み深いものが多いが、レーザーによる高速2次元血流測定装置の開発によって、今後の移植手術等による医療分野で活躍するとみられる、光産業技術の開発。工作資材を提供し、子供たちの想像力を活かした創意工夫活動を通じて、ものづくりの楽しさや科学的な考え方などを知ってもらう、青少年等の創造性開発事業。災害時の緊急給水用海水淡水化装置として導入が可能となった、造水技術の技術開発。
公益事業振興として、日本オリンピック委員会が行なうスポーツ競技力の向上をテーマに、第20回オリンピック冬季競技大会選手団派遣事業や、第23回ユニバーシアード夏季競技大会選手団派遣事業の選手団服装等に役立てられた。また、今回の北京オリンピックにおいても、JOC及び、日本代表選手への支援を行なった。
その他にも、日本赤十字社の各都道府県支部等の62箇所にAED(自動体外式除細動器)を設備しAEDの普及に努めている。身近なところでは、競輪補助車両として活躍している、胃部X線テレビ検診車である。そして、盲導犬の出産から引退後のケアまで行なえる画期的な総合施設の建設設備への補助。非常災害の援助事業として、被災世帯に常時分配できるように、毛布・お見舞いセットを備蓄し役立っている。
そして、これらの中で大きく分けて4つ。子供の発明・盲導犬・オリンピック・再生水をあげ、「夢に向かって頑張る人たちの想いと、それを応援するケイリンの想い。2つの想いが自転車の両輪となってまっすぐ未来に進んでいけるように。」ケイリンの補助事業は「RING!RING!プロジェクト」に生まれ変わった。

?補助事業について思うこと
競輪の売上げが社会に役立っていることの認知度は低い。認知度が低いから意味がないと言うわけではないが、補助事業としての活動の幅が広すぎるように考える。公益事業振興として、社会生活に役立っていることは良いことである。特に、まちづくり・まち興しに重点を置くなどして、もっと競輪の特性を活かし、地方に役立つ使い方をしたほうが、良いのではないかと考える。実際に作られているところもあるが、もっと駅などに駐輪場の整備や建設すれば、無断駐輪が減り地域の役に立てる。その他では、レンタル用の自転車を寄付するなどして、自転車に関係するもので貢献すれば、イメージ的に繋がりやすく、今後の環境や健康のためにおもしろい案ではないだろうか。
また、2008年9月11日一宮競輪場で行なわれた、オールスター競輪(G1)の開催中に、1人の選手が落車による事故で亡くなった。競輪は、最高時速70kmに達することもあり、落車はとても危険なことは想像するだけでもわかる。しかし、レースの落車による死亡例はあまりない。だから、というわけではないが、競輪場に配置されるのは1名の医師だけだった。この事故後2名配置することになったが、競馬などでは、常に救急車が待機し、万が一に備えている。福祉・医療に支援しているならば、選手達への医療を充実させることも必要だと考える。
この補助事業について、少数ではあるが友人に、どう思うか聞いてみた。やはり競輪をしている人でも補助事業の細部までは知らない人が大半だった。そんな中でも、医療系に勤めている人は、実際に補助で寄付された物を使っているから知っているけど、全員は知らないと思う。と教えてくれた。確かに、それを知ったことで、ファンが増えるとは結びつかないが、イメージを変えることが必要である。そのため、地域によっては祭りでイベントを開催したりしているが、お金は関係ない補助、例えば病院のリハビリ患者と運動することや、盲導犬のPRなど出来ると思う。お金だけの補助では直接利用する人には伝わらず、補助する側・される側だけの関係で終わってしまう。補助することは良いことなので、仕方を改善すべきだという意見もあった。

第4章 日本の経済状態との関係
?競輪全開催の年間総売上げ(図3)
H13 1,170,950,352,900
H14 1,046,475,141,700 約1000億円減
H15  983,160,944,300 約600億円減
H16  915,095,966,200 約650億円減
H17  877,495,779,400 約400億円減

?年間総入場者数(図4)
H13 57,114,227
H14 55,843,336 約2000万人減
H15 62,207,585 約7000万人増
H16 62,205,424 約2000人減
H17 63,242,989 約1000万人増

?売上げの減少からよめること
この結果から予想できることは、まず1つは客の高齢化である。競輪が庶民の娯楽として栄えていた時期のファンが一気に、高齢者の分類に入ったことが関係していると考える。   売上げは大きく低迷する中で、なぜ入場者数が多くなったのか?それは、定年によって平日でも競輪場に行けるようになったことが関係している。現に、高齢化が激しくなった頃から入場者数に大きな減少がなく平成14年以降は、増えているのがわかる。しかし、売上げが下がっている原因は、客の中心が年金生活になったことや、収入(給料)がバブル期に比べ下がったことなど、景気の悪さが影響し、客単価が下がったからだとと考えられる。

第5章 競輪の人気衰退
?ファン減少の原因とその流れ
参考資料で挙げた結果でわかるように、京王閣には総入場25,978人で売上げ約95億円。高松競輪は、総入場8,794人で総売上げが約80億円。と入場者数に大きな差があるものの、入場者数ほどの売上げの差はないと言える。これには、場外発売・電話投票・インターネット投票などのシステムが充実したことで、無理に本場に行かなくても、車券を購入でき、テレビ中継で見ることもできるという人が多くなったことが関係すると推測できる。
売上げ自体は、今の方が額的にはいいが、当時の経済状況から考えれば、100円の車券というのは今よりは高いはずである。さらに、今のようなシステムがなかったことを考えれば、ファンが減少していることもわかる。さらに競輪場で一部のスタンドを閉鎖している競輪場も多々見られることからもファンの減少がわかる。
そもそも、競輪は1年のほぼ毎日どこかで開催されている。平日に開催されていることや、休日には競馬の人気に負けてしまい伸びないことも考えられる。これは、ただの推測ではなく、2007年8月に馬のインフルエンザによって中央競馬の開催が中止になった時の開催の売上げから考えられる。ちょうど、小田原競輪場(神奈川)で記念競輪が開催されていたのだが、1日の最高売上げを更新したのである。前年の約28億円を3億円上回る、3,123,654,600円を売上げた。単に、競馬ファンが流れたとは言えないが、大きな影響を与えたことに変わりない。

第6章 競輪存続へ
?競輪に携わる人の考え
「私も新人は別としてA級三班はなくてもよいと思います。不思議なものでこの世界は強い選手ほど練習して弱い選手ほど練習しません。同じプロなのに野球選手とかは戦力外通告とかで若くしてクビになるのに競輪は甘いですね。もっと弱肉強食の世界になってもよいと考える。」
「選手の数と競輪場の数が供給過多で、お客さんの需要と合っていない」
「選手の代謝がある程度ないとスター選手の発掘が難しいのもある。そこで、7着以降は出走手当てのみなど、選手賞金にもっと優勢劣敗をつけ、出走手当て、賞金、競走得点も最終日に重くウェイトを置いた方が補充も集まりやすいし、良いレースが多くなるのではないかって思います。また、公正安全な規則も良いのですが、客が見て分かりやすいルールにした方がよい。」

?競輪存続のために何が必要か?
ファンの減少が進む中で何が必要なのか、について考えてみた。
理由の1つに、競輪場には「入りにくい雰囲気がある」・「汚いイメージがある」と耳にすることがある。女性ファンの中には、トイレが特に汚い。とか、家族で行けるように子供のちょっとした遊ぶ場所があれば。などの意見もあった。
そんな中で最近では、競馬場に行く若者が増えている。大学生(20歳以上)でも、馬券を購入できるようになったことや、カップルや家族で楽しめるために、グループで来てもいる人も多く、1つのレジャースポットとなっている。実際に、競馬場の方が綺麗で入りやすく、規模が違うが設備が整っているため馬券も買いやすい。
しかし、今の競輪場を改装し綺麗にすればいい。という問題でなく、改装することには、多額の費用がかかり、それを回収できるかを考えれば、ほぼ不可能に近い。そこで、何が1番必要なのかを考えると、まず「徹底的に改革すること」であると考える。これも、選手や選手の家族に関係するため、簡単なことではない。しかし、競輪場に来ている人の年齢層は高く、将来的なことを考える余裕もないと考える。
そこで私は考えてみた。1つは、選手の数が多すぎることにある。選手の数を減らすことによって犠牲になってしまう選手もいるが、一般社会的に考えてみれば仕方ない。1つの開催を行なうだけで、赤字が発生し、毎回赤字開催されているのでは、意味がない。それを解かっているにも関わらず毎年2回、新人が入ってくる。もちろん、それだけの選手が選手を辞めなければならないのだが、ほぼ同じだけ数だけ選手に登録される。そこで新人の数を減らし、今までどおり成績不振の選手を引退へ。そして、現在のA3班をなくし、開催を全てF1(S級6R・A級2班以上6R)以上のレースにする。大きな入れ替えになり、職を失ってしまう選手も出るがプロの世界である以上、これは仕方ない。そして、徐々に競輪場の数を減らし各地方で数場残す。開催をしなくなる競輪場を、場外車券売場として残したとしても、電話投票やインターネット投票が普及していることから、規模を縮小できるために、パートや警備員も現在ほどの数は必要なく、経費の削減も見込める。
しかし、建物や競輪場を維持するにはお金が必要になる。場外売場にすることで来場者数は減少すると考えられるため、単独での維持は厳しい。そこで、各地方で残した競輪場での開催を共同で行えば、その売上げの一部を利用して、練習場・競技場を上手く残せるのではないかと考える。そもそも、競輪は地方いわゆる、市町村が運営していることが多い。簡単に言えば、税金にも関わってくるわけである。赤字だから、なくなればいい。普通なら言われて仕方ない言葉であるが、そこに目をつけた。全ての客が競輪場のある街に住んでいるわけでないことが難点であること、ギャンブルを推進しているかのように聞こえるのが問題となるが、一定の購入額に応じて、税金を下げるということである。競輪をしている人も決められた税金を払っているわけであり、大げさに言えば、余分にお金を入れているわけである。税金が下がるならと思い、宝くじ感覚を持ってくれる人が増えれば、売上げも上がるかもしれない。もちろん当たれば、それも儲けになるわけであり、運営側としても購入してもらった時点で儲けがでる。これをもっと考えれば、実現も可能になるかもしれないと関係者の方にも共感してもらえた。このように、考えれば解決策はあるわけだが、大きな原因は動かなければならない人たちが動いていないことにあると考える。
また、現状を見ればやめたい競輪場はたくさんあるはずであるが、どこも他の競輪場の決断待ちのようにも見える。



参考文献
季刊誌 ぺだる Vol.2 春号
Ring! Ring!
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8 (検索用語 競輪)

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