=歴史= 1960年代末から1970年代初頭にはスライ&ザ・ファミリー・ストーン(Sly & the Family Stone)がファンクに白人にも受け入れられるようなロックの要素を取り入れ、70年代には、ジョージ・クリントンがPファンク(パーラメント - ファンカデリック)として活動し、ファンクを発展させた。その他の70年代ファンクの代表的アーティストとしては、ブーツィー・コリンズ(Pファンク一派にも属する)、ブーツィによりプロデュースされたザップ(ロジャー・トラウトマン)、ラリー・グラハム、オハイオ・プレイヤーズ、コモドアーズ、アース・ウィンド・アンド・ファイアー、スレイブ、レイクサイドなどが挙げられる。 ファンクはアクの強い一面もあるが、他ジャンルと交わり洗練されていく。クインシー・ジョーンズがプロデュースを手掛けたマイケル・ジャクソンをはじめとして、アース・ウィンド・アンド・ファイアー、ロングセラーとして今日でも極めて高く評価されているファンクの名盤『1999』を輩出したプリンス等である。しかし、今日の世界中のミュージシャンが、直接・間接なりともファンクのエッセンスを取り入れているものと思われる。リック・ジェームス、ミクスチャーロックとされる一部バンドがファンクのリズムを取り入れたり、ヒップホップアーティストがファンクのフレーズをサンプリングしたりするなど、現在においてもその影響は続いている。