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NHKが好き!コミュの昨日の『クローズアップ現代』

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NHKの番組のひとつに『クローズアップ現代』というのがあり、私はこれが好きです。昨日の『クローズアップ現代』では、若者の国語力の低下の問題が取り上げられていましたね。ごらんになった方、いらっしゃいますか。この番組では、まず会社勤めをしている若者が出てきて、工場のなんらかの製造装置に掲示されている「差異が表れたときは上司に報告すること」という言葉の意味、特に「差異」の意味が判らなかった、という事例が紹介されていました。

この製造装置に掲示されたメッセージの意味は、その工場の製造装置に計測機器が設置されていて、その計測装置のメーターか何かの読みと、参照テーブルに記されている基準値との間に差異が生じたときは、これを上司に報告して、上司の判断と指示を仰ぎなさい、というようなことのようです。

その若者は、この「差異」という言葉の意味がわからなかったため、報告もせず、その製造装置が製造する材料を数百万円分パーにしてしまったとのことです。

他にもいろいろな職場で働いている若者の国語力に問題があることが発見されており、国語力アップのために漢字の書き取り訓練を職場でやっているところもあるということです。

シオランという哲学者は「祖国は国語だ」ということを言っています。これは、「我々は国土の中に住むのではない。国語の中に住むのだ」という意味です。国語が伝承されなくなることにより、国語が溶解し、おそらく日本という国が崩壊していくのだと思います。若者の国語力の低下は、日本における国語の伝承がうまくいっていないということを意味しており、これによって、おそらく日本は長期的には衰退→崩壊していくことでしょう。もちろんすぐ明日、あさっての話ではありません。何百年という単位での未来での話しです。

さて、この番組では、非常に興味深いデータが紹介されていました。それは、若者の携帯電話の使用時間と、その若者の国語力との間には、かなりはっきりした負の相関関係があるというデータです。携帯電話には文字入力や漢字変換のツールは単純なものしか設けられていないので、長い文章や漢字を多く含む文章を作成するには不便です。そこで、携帯電話でメールのやり取りをするために文章を作成するときは、どうしても簡単で短い文章、漢字をあまり含まない文章というもので間に合わせていく傾向を生みます。このため、単純な国語しか使わなくなるのです。このことが国語力の低下につながっているのではないかというのです。

しかも、携帯電話でのメールのやりとりに長い時間をさくと、肝心な読書など国語力の養成に直結する勉強にさく時間は減ります。このため、携帯電話の使用時間とその人の国語力との間に、明確な負の相関関係がもたらされるのでしょう。

携帯電話それ自体は格別悪ではないと思います。携帯電話のもつ利便性には十分価値があり、活用されればよろしいと思います。しかし携帯電話でのメールのやりとりが、addictionの様相を呈すると、それが国語力の衰退、ひいては祖国の崩壊を招きかねないということです。

コメント(21)

「差異」を知らなかった工員が実名顔出しでヘラヘラ出てきたことに一番驚きました。
必要のない言葉は、淘汰されるというだけでしょう。

どちらかというと、
それが若者にとっては難しい言葉だと理解していない
管理側に問題があるわけです。

ただの、年寄りの愚痴ですね。
これは日本人の問題だけではなく、全世界の問題かもしれません。
大学生なのに中学生レベルの語学力しかない人が1/5だとは驚きでした。

本人9日に日本語力のなさを実感しました。
結局昨日だけで6時間くらいワードで文章いじっていましたが、
コピーした後に校正したら、沢山訂正する所がありました…。


日記を書いて校正するといいかもしれません。
今の自分の状態がよく分かります。
>kazamさん

>必要のない言葉は、淘汰されるというだけでしょう。

>どちらかというと、それが若者にとっては難しい言葉だと理解していない
>管理側に問題があるわけです。

本当にそうお考えなんですか(@_@;)

この番組では、若者の表現の語彙が単純化していることが指摘されていました。例として紹介されているのが、「ムカつく」という表現。「腹を立てる」という意味だけでなく、「自己嫌悪に陥る」、「失恋の悲しみにひたる」といった感情体験なども、みな「ムカつく」に収斂してしまうのです。

豊富な語彙を駆使して多彩な感情表現をしよう、という意欲が低調になっているのです。これはゆゆしき問題です。
自己嫌悪に陥る、ひたる、収斂、駆使、ゆゆしきなど「必要のない言葉」ばかりで伝わらないかもしれませんね。
>これはゆゆしき問題です。

確かにそうですね。
そこで、tomtomさんはどうしようとお考えでしょうか?

ただ単に「問題だ」言っている大人の方にこそ
真の問題があると思いますよ。

そういう私も、具体的なアイデアがあるわけではありませんが…。
 タイトルを「昨日の」とかじゃなく日付をいれてほしいなと思いました。

 日本語力の低下はmixiのトピックタイトルを見てても思いますね。
「はじめまして」(←やたら乱立する)
「昨日の!」「質問です!」「あの〜」「さっき!」

 なんのことかわかりません。

 番組で放送されてた大学生の方もmixiをやってるのですが文章がすごく幼稚だったので、ああこういう人がああいうトピックたててるんだな、と思いました。
難しいのは「若者にとって」ではなくて「能力や努力の少ないものにとって」でしょう。
むしろ「差異と言う言葉の知識」がなかったことより、仕事の場に分からない言葉があるのに確認をしなかった「責任感と労働の欠如」こそが責められるべきでしょうな、この若者の場合。

また必要のない言葉などはありません。
これも必要がないのではなく、使い分ける能力がないだけです。
飛行機も船も車も電車も使えた方が旅が豊かになる様に、言葉も人生を豊かにします。
言葉の種類を制限するのはわざわざ人生を損しに掛かってるのです。
自分一人の範囲でならどれだけ損しても構わないでしょうが、社会に出る以上周りに損害を及ぼさない程度の知恵は身に着けて欲しいものです。
>どーきーさんさん

>仕事の場に分からない言葉があるのに確認をしなかった「責任感と
>労働の欠如」こそが責められるべきでしょうな

おっしゃるとおりかもしれません。その若者はその製造装置の見張り役に張り付けられたわけですから、自分の責任範囲のことだけはきちんとやりとげようという気概が必要だったと思える。すると、その自分の責任範囲の中に「わからない言葉」というものが存在したわけです。するとすぐに辞書にあたるなどの対処をすべきだったですね。
家庭教師やってたときの経験によると、勉強あんまりできない子は辞書ひけないんですよ。あいうえお順、アルファベット順がわかってない。(この場合のあんまりできないってのは、それでも偏差値にして50超えてまして、そのへんがまた問題なんですけども。)
で、その次のステップは、ものすごく面倒で特別なことだと思ってる。中高生は常に紙の辞書を手元に置いといて、さっとひく習慣つけてほしいですね。
差異は勿論、わかるにしても鏡花の小説を読んで理解できない箇所があったりして、自分ってなんて国語力がないのかと実感させられます。勉強に精進せねばなりません。
若者は時代に染まりやすいと言うことを考えると、現代社会の反映かと思います。
何も考えなくても時間が過ごせるテレビ、週刊誌、インターネット、携帯電話、
総合的にメディアを考え直さねばなりません。
発信側が受信側の心地よさに依存しすぎだと思います。
私も、本を読んでいて分からない言葉を、調べなきゃと思いつつそのままにしてしまうタイプなんで、耳がいたいです…。

win XPって、"ず"や"づ"の打ち間違い(例/気付く→きずく)を、自動で修正してくれません?(違う言葉だっかかな?)
便利で有り難いんですけど、"ず"で合ってるんだって思う人も出てきそうだな、って思いました。(私だけかな?)
ちょっと便利過ぎってゆうか。

辞書も、最近はネットで調べる人が多いらしいです(私も会社で愛用してますが)。
調べたい言葉そのものの意味は分かるけど、50音順の前や後に載っている言葉の意味など、知る機会が減っているそうです。
そう思うと無駄がないのも、もったいないですよね。
>辞書も、最近はネットで調べる人が多いらしいです

私も、ネットの中で知らない言葉に出会ったときは、ネットで調べてしまいます。

最近、mixiニュースの感想文日記の中に「夜郎自大」という言葉が出てきました。分からなかったので、これをそのまま検索ワードにして検索したりしました。
>先生とか違う年代の人とのコミュニケーションを叩き込む必要があるんでしょうね。

これは大いに同感です。

コミュニケーションには良いコミュニケーションと悪いコミュニケーションを見分ける尺度がちゃんとあるように思います。その尺度の一つが、世代を超えたコミュニケーションになりえているかどうかだと思います。
重大なヒントとしてはトピ主さんが4で指摘していますが

>若者の表現の語彙が単純化していることが指摘されていました。
>例として紹介されているのが、「ムカつく」という表現。
>「腹を立てる」という意味だけでなく、「自己嫌悪に陥る」、「失恋の悲しみにひたる」といった感情体験なども、みな「ムカつく」に収斂してしまうのです。

「何故それで事足りるのか?」「何故その志向を選択したのか?」を考えれば答えはわかります。


友人間メール(会話もそうですが)の場合、書物などと言葉を発する意味が異なります。

例えば小説の場合、作家は文章を書くことにより、その場の状況や登場人物の心境などを、読者の心に再現させるという目的があります。
その正確さ・絶妙さなどを求めるために、言葉や言い回しに多大な工夫をします。

ところが友人間のメールの場合、まず「自分が現在負の感情を持っている」という事を伝えるのが第一。
というか、実際その「言葉」とは同意して欲しい・慰めて欲しい等の「欲しいものを得る手段」です。
(腹減ったからまずは泣く赤ん坊と同じ)

そのためには、むしろ正確な表現をしてボロが出て反論される方が不利益です。
なので正確さを伝える必要性など二の次三の次。
多くの語彙や言い回しを身につける必要性が少ない…というか、むしろ正確さを求める事≒不利益なんです。

だから正確性の低い状態で表現する手段として、一つの言葉に膨大な意味を含めてしまうという「手法が選択されている」んです。


もう一つ。
実際の所、現実社会では大概において、メール貧弱語彙・感情爆発型の方が有利な事が多いです。

簡単に言ってしまえば、「クレーム勝ちしやすい」

難易度的にも、自分でゼロから何かを証明するより、相手の欠陥を一つ見つける事が圧倒的に楽です。
感情爆発でギャンギャン言ってれば、いつか相手が自滅しますし、根負けさせる事も狙えます。

また、単純な負の感情の方が理解する人・同意する人が多く、同志を増やしやすい。
僅かに複雑なだけでも拒絶され、同志が減ります。
#匿名掲示板でよく言われますけど「今北産業」
#三行なら読んで理解して同意してやってもいいけど、それより長ければそれだけで正しいかどうかなど無関係で否定確定。
#…ってそういう意味じゃ私の発言なんかダメダメですね(苦笑)

正確さを求めようとすれば、本当に一つの欠落も許されません。
裁判でもそうですけど、証明責任を負った方がそれだけで不利です。
1%でも欠落欠陥があれば鬼の首を取ったように指摘され、そこから全て突き崩され、それまでの努力が水泡と化します。
(実際私の発言も、同程度の説を述べるより、この穴を見つけ、指摘し、無意味化させる方が圧倒的に楽だというのは直感的にわかると思います)

なんで、処世術としては、むしろ正確さを敢えて捨ててしまう方が何かと有利なんです。


元ネタでも、実際の所「会社としての損害」
自分に対する処罰などたかが知れてるって位保護されます。
そういうミスがあったとしても、人生で何回かという低確率。
子供の頃から何十年とかけて語彙力やらを身につける労力に比べれば、費用対効果はあまり高くないと判断した人が居ても、そこまで疑問には感じません。

下手に正確さを身につけてしまうと、正確さを持たない人から厄介事を押しつけられて、常に100%を求められ、1%のミスを恐れる宿命を背負う。


現実がそういう状態なんで「どうして正確な表現を求めたがる人が居るんですか?そっちの方が疑問です。自爆願望でもあるんですか?」
って方が現代の本音ではないかと思います。
「今北産業」って意味知りませんでしたが、ネットで検索したところ、「今来た私にこれまでの流れを三行で説明してください」の意味なんですね。初めて知りました(^^ゞ
>あるてみすさん
かなりうなずきました。
>あるてみすさん

>実際の所、現実社会では大概において、メール貧弱語彙・感情爆発型の方が有利な事が多いです。

これはつくづく同感です。現実社会では、会話を味わい深いものとして楽しもうという感性が欠如していますね。

もし多くの日本人に「会話を味わい深いものとして楽しもう」という感性が存在すれば、貧弱語彙・感情爆発型の人間の絶対数も減るはずですし、周囲に「味わい深い会話」というものの実例が多く存在することによって、人々の会話に向ける興味の質も変わってくるはずです。

貧弱語彙・感情爆発型の人間を観察すると、論理の選択の仕方も単純ですね。ですから、「貧弱語彙・単純論理・感情爆発型」という同定の仕方もいいかもしれません。

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