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PICコミュの実用的な携帯セットの実装方法について

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 ども。PIC大好き人間です。
PICを使うと部品点数を削減することができ、回路の規模も小さくできます。
しかし、何故か実用的に持ち歩けるようなサイズまでコンパクトにできない、という経験がありました。

そこで、アマチュアレベルでどこまで小さく実装できるか試行錯誤した結果を載せてみました。(アドバイスと情報交換が目的)
回路の工夫や部品選択、その他の上手な実装方法などがありましたら書込みお願いしまっす。


■ルクスメータ
 写真はデジタル照度計として製作したものです。
可視光フォトダイオードで光を検出し、OP-AMPでI-V変換・ゲイン調整した後、A/D変換器で離散値にしています。
このデータはシリアル通信でPCやPDA等に送信し、そちらでデータ処理・表示・記録します。
写真の回路には表示器を積んでいません。
屋外での利用ということで、PalmOSを搭載したSonyのClieをホストとして使っています。
 PICは16F876を4MHzで動かしています。12Fシリーズを使えば更に実装面積を小さくできますが、手持ちがPIC16F876だったのでそれを使いました。(ソースを使いまわしているのも関係してます)

■ポイント

●バッテリ
 5V動作のPIC16F876を使っている関係上、電源は5V以上でなければなりません。
本当は2次電池を使いたいところですが、4セル以上必要なのでケースに入りません。
昇圧DC-DCコンバータは手軽に手に入りませんでした。
CR2025や2032などのボタン電池を2個使う方法もありますが、容量は少なく、思ったほど長時間動作しませんでした。

 そこで、カメラ用のリチウム電池CR2を2セル使いました。サイズも適当で、電池のホールドも比較的簡単です。
プラス側のホルダは厚さt=0.8mmの銅板を加工して製作しました。マイナス側は"電池ホルダ"用のバネが東急ハンズのバネコーナーで見つかりました。そのままでは直流抵抗が大きいので、銅板がマイナス極に接触するようにしてあります。(バネを後ろから支える役割でもあります)
銅板は立体的に曲げて、縦弾性係数が大きくなるようにしています。(ただの板より強度がある)

この回路の消費電流は数mAなので、この2本のCR2で7日間ほど連続動作する計算です。

●3端子レギュレータ
 ダイオードなどで5Vまで電圧を降下させても良いのですが、秋月で表面実装のレギュレータが手に入りました。
発振防止のコンデンサが不可欠ですが、積層セラミックコンデンサや小型の電解コンデンサ(耐電圧注意)を使用すればコンパクトにできます。
先日秋月に訪れた所、表面実装の積層セラコンや電解コンデンサがありました。(積層セラコンの方は半田付けするのは大変だけど)

●電源SW
 千石で手に入る基板用のトグルSWです。
プッシュSWとトランジスタを使って電子的にSWを構成しても良かったのですが、表示器を搭載していない以上、動作中なのかすら判断できません。
なので機械的なSWにしました。
#パイロットランプのLEDも、消費電力を下げる為に実装していません。

SWは3端子レギュレータの前(電池側)に取り付けました。(レギュレータは微小だがスタンバイ電流を消費するので)
比較的容量の大きな電解コンデンサもSWの前(電池側)に挿入しています。(電源再投入時、PICがパワーオン・リセットに失敗することがあるため)

●PICとオシレータ
 私はPIC16F873/876が特に好きでI/Oが大量に必要でなければ、ほぼ間違いなく16F876を使います。
これ以上新しいPICについては、開発環境が間に合っておらず、今のところ使うつもりはありません。
株式会社IPI(http://www.ipishop.com/)より、低電圧版(PIC16LF876)や表面実装パッケージのような特殊なチップも購入することができます。
低電圧版を使えば、3Vで動作しますからCR2は1セルでOKです。

 オシレータはアセンブラのソフトウエアタイマールーチンを書き換えるのが面倒なので、いつも4MHzのセラロックを使っています。(というより買い溜めしてる)
内蔵RCオシレータが使えるPICの場合でも、シリアル通信のエラーレートを下げることから、セラミック振動子(セラロック)以上の素子を使います。(RCオシレータはジッターが結構大きいかもしれない、と思った)
#4MHzは、演算速度と消費電力のバランスが取れている値だと個人的に思います。

●OP-AMPとアナログ回路
 フォトダイオードで光の強さを測定するので、アナログ回路が必要になります。
定番のI-V変換回路と非反転増幅回路をOP-AMPで構成しています。
OP-AMPは5V単電源で使用でき、レールtoレール動作、かつC-MOSプロセスで消費電力が小さいLMC662を使っています。これも秋月で手に入ります。
非反転増幅回路はレンジをA/Dコンバータに合わせる為のもので、ゲインが調整できるように半固定抵抗を使っています。
調整精度を高める為に、25回転のポテンショメータを使いました。

 本来ならデジタル回路とアナログ回路は、電源や基板を分離しなければなりません。少なくとも電源ラインにRCやLCのフィルタを挿入すべきです。(デジタル回路のクロックノイズがアナログ回路へ混入するのを防ぐため)
しかし、PICのA/D変換実行中に、PIC自身をSleepさせてシステムクロックを停止させることで、ノイズを低減させ、アナログ回路の分解能が上がるようにしています。

 A/D変換後のデータは、移動平均を行うことで一種のデジタルフィルタを実装しています。
移動平均はローパスフィルタの効果があり、計測データのノイズを取り除くことができます。

●シリアル通信とレベル変換
 PCなどとシリアル通信(RS-232C)をする場合は、電圧レベルを相互に変換しなければなりません。
PICは5Vですが、RS-232Cでは正負9〜15V程度必要です。
その為のインターフェイスICとして、MAX232やSP202などがありますが、趣味程度ならそれほど大層なものを使う必要はありません。
幾つかの電流制限抵抗と汎用ゲートICでOKです。(74HC04や74HC14など)
多くのPCのシリアルポートは、TTLレベルでも閾値を超えているようで、通信は可能です。(可能でした)
RS-232CからTTLへは過大電圧となりますが、内部の保護ダイオードがチップの定格損失(定格電流)以内ならば焼損することはありません。
#仕事で設計する回路や、人命に関わるような装置には使ってはダメですよ。。

これは私のアイディアではなく、ELM(http://elm-chan.org/index_j.html)のChaNさんのアイディアです。
ChaNさんはトラ技に多くの記事を投稿されています。(実装の状態や配線を見ればChaNさんだと分かる)

 トランジスタでも良いのですが、たまたま秋月で表面実装の単ゲートロジックICが手に入ったので使ってみました。
レベル変換ICはチャージポンプの昇圧回路を使っていますので、消費電力が効果的に下がります。

●シリアル通信端子
 送信・受信・GNDの3本だけでOKなので、スレテオジャックとプラグを使いました。とてもコンパクトにできます。
#RTS・CTSのハンドシェークを使うほどデータ量もないし、1Byteずつが重要なデータでもないですので。そして、ホストとなる相手のPCやPDAでは割り込みを使うことは面倒で難しいので、一定の通信規則を決めておき、ホスト-ターゲット間通信(問い合わせと応答)のような方法を取りました。

●改造ステッカー
 上手くケースにまとめられたら、ステッカーを貼りたくなります。
何時も私は"PIC Inside"ステッカーを貼り付けてます。
元はPentium2のロゴです。レーザープリンタで印刷し、透明フィルムで貼ってます。今回のケースは透明なので、内側に貼ってます。


●その他
・抵抗は1/8Wや1/6Wの物を使うと実装面積を小さくすることができます。
・配線ですが、スズメッキ線とUEW(ウレタン皮膜ワイヤー)を使っています。UEWは半田付けの際の熱で皮膜が溶けるので、ビニル線のように配線できます。電源ラインやGNDラインはスズメッキ線を使い、信号線はUEWを使うと良いです。
・ですが、UEWを引き回し過ぎるとインダクタンス(コイル)成分が大きくなり、誤動作することがあります。特に、クロックを20MHzで動作させ、I/Oポートのビット操作命令(BSFやBCF)を連続して行うとそれが見られます。(キャパシタンス(コンデンサ)成分が大きい場合も同様)
・表面実装部品は、足のピッチが2.54mm以下なので、そのままでは万能基板上に実装できません。そこで、ポリイミドフィルム(カプトン)のテープを基板に貼り付け絶縁します。テープの上にチップを固定し、UEWで配線します。

#ポリイミドフィルムは耐熱性の素材で、フレキシブル基板などに使われます。半田ごての温度では溶けません。秋葉原の電材店で手に入ります。
UEWとポリイミド・テープでの配線法もChaNさんのテクニックです。
半田付けのスキルが無いと表面実装部品は難しいですね。あまり成功しませんでした。(配線が悪くて動作が不安定になってしまう)


#小型化は、やはり表示器がネックですね。LCDドットマトリクスのディスプレイが殆ど手に入りません。
16文字2行や20文字4行などのキャラクタLCDは良く使われますが、今回はケースよりサイズが大きく、断念しました。
数字だけだったら何とかなりそうな気はするのですが。。。
あ、この照度計が実用的かは不明(爆)

#モノが違いますが、こんな感じでどうでしょう >mu-rayさん。

コメント(22)

うぉぉぉ〜!すごいですね!(@o@)/
A/D変換を使う回路もすごく楽しそうです。
拝見していると、結構回路側の微妙な特性とか、気を付けて設計しないといけない部分も多いんですね。それこそ経験の積み重ねなのでしょうが。

なんだか、手近に転がっているテレビのリモコンやら楽器チューナーやら携帯HDDプレイヤーやら(それはさすがにどうかわからないけれど)を見ていると、PICやH8などのマイコンを駆使できるようになると、こういうものも作れてしまうのかなぁと思い出します。

パソコンのUSBキーボードの中にも、たしかPICが入っているんですよね。そう考えると、これが扱えるようになるというのは実にスゴイことだなと思いますね。
どうも。
A/D変換の回路も楽しいですよ〜。

>気を付けて
 実は気を付けなくても動作してしまうことは多いです。
ただ、ハマると何故だから分らずに苦労するんですよね。
だからハマらないように気をつけるようになりました。

>作れてしまうのかなぁ
 家電リモコンはIr関係の定番みたいな製作例ですね。
ギターのチューナーも何時かのトラ技の記事にありました。
HDD録再機もH8で製作されている人がいますね。

CD-ROMやHDDはATAPI/IDE規格に手を出すことになるので、敷居が高い感じがします。

>PICが入っている
 4年ほど前に、あるメーカーの計測器を開けてみたところ、PICが入ってました。例の16文字2行のキャラLCDが表示機だったので、何となく開けてみたのですが(笑)。



一つ訂正があります。

●3端子レギュレータ ですが、通常の製品は電圧降下が1V以上あり、出力が大きいほどその電圧も大きくなるようです。
写真のレギュレータは電圧降下が0.5Vのもので、低損失型(低飽和型)という分類です。
 これならば、電池の電圧が 5 + 0.5 =5.5V と、5.5V以上あれば動作しますので、リチウム電池2セルの6Vでも十分動作することが分ります。
ども。
秋月の16F877のモジュール(レベルコンバータつき)を使って
回路を2階建てにしてみてはいかがでしょうか?基板はベース
基板とモジュールで2階建てという構成で高さはかさばりますが・・・
消費電力の問題は解消できないですね・・・
また、レベルコンバータのチャージポンプを使って電源とする禁じ手的な使い方があるらしいですが詳細ソースがなくて残念ながらご紹介できないです。

すいません役立つ情報じゃないですね
ども。
秋月のモジュールは便利なのですが結構嵩張りますよね。
特に使わないポートが多くあると、それらの配線の面積が以外と大きくなります。

>レベルコンバータのチャージポンプを電源に
 そのネタありましたね。5Vで動かすとプラスマイナスで9V程度出るので、OP-AMPの電源に出来ます。
チャージポンプ昇圧のスイッチングノイズが出ますからLCフィルタ等で除去してやらなければなりませんが。
#3Vで動作できるレベルコンバータでも正負電源を作り出せますから、結構有効かなと思います。


#製作途中の写真がありました。

●1枚目
 基板裏。
細くて赤い配線がUEWです。
ビスやナットも、材質によっては基板にハンダで固定できるので両面基板は便利です。

●2枚目
 プログラミング&デバッグ途中。
パラレルポートタイプのプログラマーで、ICクリップを使ってオンボードで書き込みしています。
MCLRに13.5Vを供給する高電圧プログラムですが、ターゲット基板の回路で5Vラインに流れ込まないように、ショットキーバリアダイオードで阻止しています。

プログラミングを実行していない時でもVddとMCLRに5Vを供給していますので、プログラマーが電源として使えます。
(3端子レギュレータの電圧レベルが入力<出力となってダメージを与えるので、バイパスなどの対策が必要)

●3枚目
 このICクリップ一つでPIC16F84などの18pinから16F877などの40pinまで書き込みができます。
16F8xシリーズや16F87xシリーズなどはシリーズ毎にVdd,MCLR,GND,PGD,PGCピンの位置関係が同じです。(ピン数は違っても)


 ICSP端子を基板に設けなくて済むのでオススメです。
但し、PGD,PGCピンになるRB7,RB6などに何かデバイスを接続している場合、大きな負荷とならないように切り離せるようにするか、バッファなどを挿入しておく必要があります。
他にも、プログラマー側と出力がぶつからないようにしなければなりません。
>kfujiさん
 ども。Sudouです。
レスのレスはこちらに書かせてください。

>1.マンガン電池(1.5×4)とかで6V作って使う
 そういえば、最近単5電池を見かけなくなりましたねぇ。
電池ホルダは手に入りますが、2次電池の単5型も手に入らなくなってしまい、寂しいです。

 CR2032×2個を使ってPIC16F876を動かしたことがあります。
シリコンダイオードで0.6V電圧降下させて、6 - 0.6 = 5.4V で動作させました。
電池が新品のときは6V以上になるので結構ヤバイかなぁ、と思いましたが、大丈夫なようです。


>3.PCのUSB端子を使う
  どうせレギュレータとか入ってるし、電流引っ張らない
  なら充分ではないかと、、、

 USBの規格は5.2Vの500mAですね。
FTDIなどのRS232C-USB変換チップを搭載した回路の場合、USBから電源を取るのは有効かと思います。


>4.9V以上の電池で三端子レギュレータをつけて使う
  低損失なやつだとここまで取らないでもいけると思いますが。

 今まで006P角型電池を使っていたのですが、容量が結構少ないですよね。あれ。
それに、9 - 5 = 4V も電圧をドロップさせるのは、何だか勿体無いなぁ、と。


#やっぱりIPI(http://www.ipishop.com/)などでLFモデル(低電圧版)を買い溜めするしかないのかなぁ。
LFモデルなら4MHz以下の速度になりますが、3Vで動作しますし。
それとも素直に16F628を使うかなぁ。(ADCが入ってないけど)
すばらしい!

ユニバーサル基板上で実相面積を小さくする方法ですが...
チップの抵抗/コンデンサ2012タイプなら確か無加工でハンダ付けできたと思います。(1608でも大丈夫だったかな?)
この実装の場合は、あまり貢献しませんね。

あと、006Pタイプの電池ですが、充電できるものが秋月で売られてますね。8.4V-200mAor170mAの2タイプ。
電池の持ちが悪くても、すぐ交換でき充電も可能なら携帯には良いかと思います。
低損失のレギュレータでない場合、ドロップが出力5Vのものだと、だいたい1.4Vなので、レギュレータを選ばずに買ってしまっても安心できるというメリットもあります。(調べなきゃいけいと思いますが...)
プラケースに入れる場合は、熱の問題がでてくるので...やっぱり低損失の方がいいかも?(私は、ハンダが汚いので、金属ケースが好きです。)

あと、折角携帯できるのにこれだけで動かないのはもったいないので...LCDにこだわらずに、小さい7SegLEDとかついてるといいですね。照度計だと、3ケタもあれば十分なのでこのケースにも入ると思います。

以上、雑文で申し分けありません。
8時頃、電気屋に行きました。(部屋の蛍光灯が切れてしまって)
そして、電池コーナーも覗いてみました。

・006Pの9V電池、マンガンだと安いですね〜。175円ぐらいでした。
・単5電池はアルカリなら売ってました。これなら4本でも嵩張らないかも。
・CR2などのカメラ用リチウム電池もありましたが、非常に高価ですね。2本買うと1000円近く掛かります。。
・キーレスエントリー用で、1本で12Vの乾電池がありました。大きさは単4型より短く、単5型より長いです。。
電波の出力を上げるために12Vも使うのでしょうか・・・
 キーレスエントリー用に電池を作るぐらいなら、汎用ロジック用に5V電池があっても良いと思うのですが。。(74LS当時はデジタルICも消費電力が大きかったですから仕方ないのかも)


>カメラ用のもうちょっと容量のある奴を

 カメラ用は1セルだと私の使っているCR2とCR123A、2セルでCR-P2と2CR5です。

・CR2
 セル数:1 電圧:3V 容量:850mAh 連続標準負荷:20mA 直径:15.6mm 高さ:27mm 質量:11g

・CR123A
 セル数:1 電圧:3V 容量:1400mAh 連続標準負荷:20mA 直径:17mm 高さ:34.5mm 質量:17g

・CR-P2
 セル数:2 電圧:6V 容量:1400mAh 連続標準負荷:20mA 直径:35mm 幅:19.5mm 高さ:36mm 質量:37g

・2CR5
 セル数:2 電圧:6V 容量:1400mAh 連続標準負荷:20mA 直径:34mm 幅:17mm 高さ:45mm 質量:38g

 カメラ用なのでパルス性の高電流放電に強いです。(ストロボなど)
自己放電が少なく長期使用が可能なリチウム電池であるにも関わらず、20mAの連続放電ができます。(コイン型は0.2mA以下)

容量としては、単4型〜単3型のNi-CdかNi-Mh蓄電池並みですね。
なので容量が少なくてもコンパクトなCR2を選びました。2セルの電池を選ばなかったのは、縦に配置したかったからです。

1本\400〜\500もするCR2ですが、ダイソーの電池コーナーで売られているのを発見。006Pの9V電池や、CR2025, CR2032のコイン電池があるのは知っていましたが、リチウム電池も扱うとは。。
#店舗によっては扱ってない所もあるようです。コダック製の100円フィルムを扱っている店舗ではカメラ用リチウム電池も扱っている可能性あり。
>nnETさん。ども。

>チップの抵抗/コンデンサ
 100nFのチップコンデンサは持ってます。パスコン用に。
でも、ハンダ付けが結構大変ですね。電源ラインに入れるとしても、スズメッキ線なので配置的に上手く取り付けできなかったりしました。まだまだ修行が足りませんね。

 あと、チップの受動部品は型番が読めなかったり分らないものが多くて、沢山買ってしまうと混同したときに大変かなぁと思いました。 (それでも、小さいのでコンプリメンタリのチップトランジスタだけは買ってみたのですが)


>8.4V-200mAor170mAの2タイプ
 GPバッテリのNi-Mhですね。1つ持ってます。
対応している充電器が0.1C充電のみで、一晩掛かります(汗)。
しかもNi-Mhなので自己放電が大きく、いざという時に使えないということがありました。
それ以来放置プレイ(爆)。Ni-Mhはある程度電力を消費する回路なら有効ですが、微小な場合はむしろ自己放電が気になります。


>やっぱり低損失の方がいいかも?
 低損失タイプは、入力の電源電圧の上限が低いものがありますので、注意が必要です。9V程度なら大丈夫だと思いますけど、データシートに目を通しておく必要がありますね。


>小さい7SegLEDとかついてるといいですね。
>照度計だと
 DIPタイプの7SegLEDもあるらしいのですが、やっぱりLEDは消費電力が大きいです。
それに、屋外で使う"照度計"ですから、直射日光下で7SegLEDの表示が見えるかどうか不明。。。
#紫フィルタを被せても微妙。


#この照度計、実はマニュアルカメラ(ピンホールカメラ)に使う露光計の一部なんです。
最終的には光の強さやカメラの状態などの撮影条件から、シャッター速度(露光時間)をホストコンピュータ上で計算する仕掛けになってます。
そして、シャッターも自作してみようかと計画しています。。
>sudouさん

ども、書き方まねしてみたら読みやすくなるかしら?

>ハンダ付けが結構大変ですね
えっと、すずめっき線(単線)をつかうより、被服のある細いより線の被服をはいで、さらによってハンダメッキしてやると意外にGoodです。

>沢山買ってしまうと混同したときに大変かなぁと思いました
これは、クリームケースとか、古えのフィルムケースwとか、醤油入れ(これに入れて売ってるメーカもあるw)とかに入れ定数を買いておけばOKですよw

>自己放電が気になります。
そのとおりですね。

>データシートに目を通しておく必要がありますね
まったくもって、そのとおりです。
よく勢いで部品集めて失敗します。

>屋外で使う"照度計"ですから
>露光計の一部なんです
なるほど、見えないでしょね。
でも、単体で動かないのは寂しいので...
せめて、非常に明るい(緑)明い(青)暗い(黄)もうまっくら(赤)みたいのが、ボタン押してる間だけつくってのはどうです?
(ひつこいですね、ごめんなさい。)

>シャッターも自作してみようかと
おおすごい!!
システムとしてこれから作られていくと思いますが。
途中経過を是非教えて下さい。非常に勉強になります。
なにより、面白いですしw
>Sudouさん

ピンホールカメラという古典的な仕組みにおいて、PICマイコンが適正露光を計算するという時代背景のアンバランスさに強烈に萌えました(笑)。
これぞまさにレトロフューチャー?
ども。

 昨日、ダイソーから買ってきた100円歩数計を分解して、この5桁数字LCDが使えないか見てみました。
電源はLR44一つの1.5V。LCDは、ごく普通にラバーコンタクト(導電性ゴム)で基板のパターンとLCDのガラスパターンを繋ぐものです。

作業中にラバーコンタクトがLCDから剥がれてしまい、テストするには本格的に固定方法を考えなければならなくなりました。。
接点の数を見てみると、どうやらダイナミック点灯をしてポート数を節約しているみたいです。
テスタのオームレンジで当ててみると、一応点灯しました。

#直流でも点灯しますが、焼き付いてしまうので危険。
普通はパルス電圧を印加して点灯させる。
製品での印加電圧は恐らく1.5Vでしょうけど、周波数やパルス幅などは現在オシロが無い(週末なので)ので分りません。
結構使えそうな予感です。


>細いより線の被服をはいで
 おおっ。それは気付きませんでした。ハンダが乗りやすくてスズメッキ線より良いですね。
でも、不要にハンダが流れ込んでしまってデップリしないでしょうか。(より線=毛細管現象)
でも、細い銅の針金はどうなんだろう。

>せめて、非常に明るい(緑)明い(青)暗い(黄)もうまっくら(赤)みたいのが、ボタン押してる間だけつく
 一応、3色で光る10個表示のレベルメータ型LEDも持っているので、これが使えたらいいなぁと思います。
http://akizukidenshi.com/catalog/items2.php?c=opto&s=popularity&p=1&r=1&page=2#I-00384

>時代背景のアンバランスさに強烈に萌えました(笑)。
 そうなんですよ。この無駄っぽさがツボを刺激します(笑)。
ぜったいメーカーでは企画が通らないですからね。趣味の醍醐味?です。

でも、このピンホールカメラというやつは、ネガフィルムを使うと撮影はルーズでも許容されるようで、シビアに計算しなくても良い、ということが最近分りました(涙)。
屈折レンズや絞りを使わないですし、元々ピンボケ気味な写真になりますからね。。

秋葉の千石電商で、マイクロサイズのサーボモータが売られていました。
http://www.sengoku.co.jp/Frame-CI.htm
ミニスタジオ製のMiniS RB50というもので、非常に小型、重さは6gほどしかありません。
http://www.ministudio.co.jp/Japanese/goodsList.htm

このぐらいのサイズなら、アナログメーターのようなものも作れそうです。
可動範囲は180度程度です。
沢山のアイデア持っていそうですね...
うらやましい...
う〜ん。Sudou様素晴しい。実に研究熱心で参考になります。
ありがとうございます。

私も学生時代の研究で実験装置をPIC16F877で作成してました。

測定装置、エンコーダー、モーターのI/OをPICで直接制御してシリアル経由でコマンド送ってPCからコントロールしてました。(携帯性は考慮しなくて良かったの150x250x50くらいのケースに入れて作りました。)

しかし、PICのおかげで実に測定装置がコンパクトにまとまり実験も成功し卒業できました。

あとPIC16F84を使って電動エアガンのタイミング回路(3発バースト発射用)なんかも作ってました。これは30x20くらいの基盤にまとめるのに苦労しました。 (使った部品はTr、リレー、3端子レギュレーター、抵抗、その他コンデンサいくつかぐらいですが)

Sudou様の書き込みをみて久々にPICで何か作りたくなりました。
どうも。Sudouです。

>沢山のアイデア
 何か誰かのものを、"見たり聞いたり読んだり"して思いつくのが殆どです。なのでオリジナルのものは少なかったり。。

>PICのおかげで実に測定装置がコンパクトにまとまり
 PICは大きなことは出来なくても、それなりに面白いですね。ニッチなニーズにマッチしてるのかも(笑)。

>リレー
 最近は半導体リレーも手に入るようになりましたし、小型で許容損失の大きなトランジスタも使えるようになりました。
これなら電磁リレーの代わりに使えますので、応答速度や消費電力を低減することが出来ます。
#電磁リレーの動作音が好きというなら話は別ですが。私は好きなんですw。


#皆さんも何か作りまショー。
 こんにちは。COCOさん。
インドア・エアプレーンはマイクロ・メカトロニクスの挑戦ですね。
凄いなぁ。
 まだCOCOさんやtokoさんのサイトの全てを見たわけではありませんが、大変勉強になりました。

#tokoさんのオンラインショップで、表面実装のPICやMOSFET、それに3V->5V昇圧のチャージポンプICがありますね。しかも\360円/個とは安い!
しかも100mA出力とは強力で実用的です。5V系回路でも3Vで駆動できますね。
 リチウム電池CR2を2個使用するならば、1個分のスペースでお釣りが来るほどでしょう。
私も修行せねば。。
こんにちは
秋月で購入したLTC3202を使って3V→5Vに昇圧してPICにつないだ
LEDマトリクスを点灯させようとしてます。
CR2032とLTC3202をつなぐと4.2V程度までしかいきません。
LEDマトリクスは一瞬しか点灯しませんでした。
LR44x2も同様でした。
あたりまえかもしれませんが、容量不足のようです。

CR2でやると4.8Vまでいきました。
ただしこれでも多くのLED、モーターを動かすには電流不足です。PICは動きます。

GPの23AE 12Vを無理やりLTCにつないだら7.5Vになりました。
意味ないですけど。。一応PICもLEDマトリクスもちゃんと動いてます。

コンパクトにまとまって入手性がよく安価な電源をつくりたい
と思ってますが、結構バランスのいいものはないですね。
こんにちはゼッドさん。
結構前に秋月で取り扱われた、リニテク製のチャージポンプですね。

 私も狙っていたのですが、サトー電気でも同様のチャージポンプDC/DCコンを扱い始めたので、そちらを使っています。


■PICでお馴染み、マイクロチップ製のMCP1252-33X50I/MSというもので、\315です。8pinの表面実装なので非常に細かいですが、何とか万能基板上にも実装できました。

 MCP1252-33X50は3.3V/5.0Vの固定出力で、切り替えて使うことが出来ます。MPC1252-ADJはコンパレータ入力が外に出ていて、出力を分圧して与えることにより可変することができます。
サトーで取り扱っているのは固定出力のMCP1252-33X50のみです。


■スイッチング周波数はMCP1252は650kHz、MCP1253は1MHzです。
ポンプに使うフライング・キャパシタも1μF程度で良く、それ以外のデカップリング・キャパシタも10μF程度でOKです。
出力電流は120mAまで取れますが、リプルが大きくなるのでマイコン回路の電源に使うなら抑えておいた方が良いかもしれません。

 入力電圧範囲ですが、
Vout=3.3Vの場合、Vin=2.1〜5.5V
Vout=5.0Vの場合、Vin=2.7〜5.5V
となっています。
このように、3.3V出力の場合は、Ni-Mh2セル程度でも広い範囲で十分稼動します。

3.3V出力では一見、DC/DCコンを使う意味が無いかと思われるかもしれませんが、バッテリから一定電力で取り出せますのでバッテリを最後まで使うことができます。
(電圧が降下しても、1セルあたり1.1V程度まで動作する)

ただし、2次電池の場合、急激にパワーダウンして落ちるので、交換時期を逃す恐れあり(笑)。

この製品はLi-Ionバッテリ1セルの3.7V付近で一番効率が良くなる(90%@Vout=3.3V)ように設計されており、それ以外の領域ではハッキリ言って悪いです。(最低値で46%ほど)
Ni-Mhバッテリ2セルでは、Vout=3.3Vの場合、65%@Vin=2.5V前後になります。


■MCP1252/3には、SHDN入力があり、シャットダウン時の消費電流は100nAです。
レギュレーションの状態を示すPGOOD出力もあるので、電源投入/遮断時や、パワーダウン時でもデジタル回路やマイコン回路が誤動作しないように、リセット回路に接続することが出来ます。

 ところで、このシャットダウン機能を能動的に使うことで、電源制御がマイコンからできるようになります。
具体的には以下のような機能の実現。
・オートパワーオフ
・バッテリ消耗時の強制パワーオフ
・タクトSWなどによる電源SWのオルタネート動作

仕組みは簡単で、電源KeyであるタクトSWとマイコンの出力ポートをワイヤードORに接続するだけです。
電源Keyの状態はマイコンの方でも監視していて、電源ON時は電源KeyがMCP1252を起動し、電源OFF時はマイコンがMCP1252をシャットダウンします。

シャットダウン時は殆ど電力を消費しないので、他の機械的な電源スイッチは必要ありません。


■インダクタンスが不要なチャージポンプ式DC-DCコンバータは手軽で使いやすいですが、特にこのMCP1252シリーズは使いやすいと思いました。

 シリーズレギュレータより回路は複雑になりますし、リプルが出るのは仕方ないですが、パッケージが小型ですから、大容量セラミックコンデンサを使うとコンパクトになります。

ただ、ADCを始めとするアナログ回路がある場合、アナログ電源にはRC、LCフィルタを挿入しておく必要があります。
スイッチング周波数は高いので、RやCやLの定数は適当で大丈夫だと思います。

3.3Vの回路では、安定化せずとも2.5〜3.6Vの範囲で動作する可能性がありますが、今回はNAND型の市販フラッシュメモリを使いましたので、書き込みの安定性を狙ってみました。(下限は2.5Vまで動作することを確認してあるのだが)

 電源制御がマイコンから出来るだけでも、かなり楽しいです。
SHDN入力付きのシリーズレギュレータも、ちょうど秋月で登場し始めましたので、使ってみると良いかもしれません。
すいません。レスしているつもりで、してませんでした。。

>LEDマトリクス

 LED等の消費電力が大きいデバイスの場合、DC/DCコンの出力から取り出すのではなく、レギュレーション前のバッテリ側から取り出すと、DC/DCコンに負担が掛からなくなります。

LEDの順方向電圧(Vf)は、赤や黄、緑ならば2V前後でOKなので、昇圧せずとも使えるはずです。青の要素が入っている白、青、青緑のLEDはVfが3.6V程度必要なので無理かもしれません。

>CR2032とLTC3202をつなぐと4.2V程度までしかいきません。
>LR44x2も同様でした。
>CR2でやると4.8Vまでいきました。

 チャージポンプはフライング・キャパシタを使って高速に充放電するので、スパイク状の電流が流れます。
それに、バッテリの過渡的な応答も影響すると思います。

コイン電池やリチウム電池の放電電流は確認しました?
松下電池産業や東芝電池のサイトからデータシートをダウンロードすることができます。
http://industrial.panasonic.com/jp/products/battery/battery.html
http://www.tbcl.co.jp/

大まかな値ですが、連続負荷でも、CR2032では200μA、CR2でも20mA程度しか流せません。
電流ピークでなら何とかなるかもしれませんが、連続放電では内部抵抗により起電力が落ちてしまうでしょう。(しまったでしょう。)

超高輝度タイプのLEDを選んで、電流を抑えた方が良いと思います。(それで何とかなるならば。ですが。)


>GPの23AE 12Vを無理やりLTCにつないだら7.5Vに

 このチャージポンプも電源ICの一つですが、3端子レギュレータとは違い、デジタルICのように絶対最大定格が6V付近となっています。
ダメージを与えますからデータシートの2.7〜4.5Vという入力範囲を守った方が良いと思います。
12Vはヤヴァイ(笑)。

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