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本の雑誌コミュのおすすめ文庫王国 2012

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本の雑誌が選ぶ文庫ベストテンの1位は三上延『ビブリア古書堂の事件手帖』。まったくのノーチェック。古本ネタのミステリーで面白そうだけど、カバーの絵柄や出版社のメディアワークス文庫からど真ん中のラノベで敬遠気味でしたが、宇田川拓也の国内ミステリーでも9位、都内大型書店年間売上でもジュンク堂38位、丸善17位と、素晴らしい実績です。そこまで言うならと、続刊も含め2巻とも買って来ましたよ、楽しみです。今年はその他の作品も実力作ぞろいで非常に確かなベスト10に思えます。

今回は食にこだわった作品が印象深く、冒頭石井好子のオムレツ本に始まり、『みをつくし料理帖』、食の奥深さを味わう10冊に、黒田信一がねっとり旨そうに紹介する西川治の作品群。傑作肉料理本三部作は読んでみたいです。
記事単体では内田剛の、城本を野球に見立てて紹介した「城の面白さを知る10冊」が素晴らしい。野手の特徴に応じて城本を紹介するだけでも大変な所に、DH制や補欠まで加えてチームを作る力技を見せてくれます。同様に各文庫発行元をAKB48に見立てた総選挙も、メンバーの個性やキャッチコピー、別ユニットまで考慮したやり取りで、強引に企画として成立しています。これはCさんのお陰ですね。恋愛小説を拡大解釈した吉田伸子は文量を無視して『おまえさん』。これがシリーズ第3弾にも関わらず読ませる解説。ちなみに「時代小説」でも1位ですが単行本も同時発売ですのでレギュレーション違反のような気も。国内ミステリーの諸作も良いですね。他には「西洋絵画は見るものではなくて読むものだ」という『名画の言い分』に興味。
文庫オールタイムベスト10は窪美澄。まっすぐな作品が多い中、『僕のなかの壊れていない部分』はあまりに痛くてやられそうで興味を覚えました。
文庫カバーによるトントン相撲はどこが面白いのかさっぱり。来年はいらないなぁ。

コメント(1)

この中の記事「どの作家の文庫がモテる文庫なのか」では、モテる人は伊坂幸太郎、モテない人は森見登美彦を読んでいると結論づけています(色々と条件や例外はあるのですが...)。

さて、定期購読している2012年1月号同封の「本のちらし」に、この記事の twitter による検証があります。結果はなんと実証されたそうです。おぉ、いろんな意味で大丈夫なのか...?

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