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本の雑誌コミュの2011年12月号(No.342) 厚揚げ体当たり号

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翻訳者、岸本佐知子さんへの言及が2回出てきました。1回目はトヨザキ社長、2回目は青山南。Google IMEでも一発で変換される、柴田元幸さんクラスに有名な方のようですが知りませんでした。メモメモと。そんな彼女の訳本『遠い町から来た話』。内容も不思議ですが、表紙もいい。今度本屋で探してみます。

特集は「いま作家はどうなっておるのか!」。冒頭の編集者による匿名座談会が面白い。とにかく「デビューした新人作家はすぐに次を書け」と。ここには共通の意識として、一度作家としてスタートしたものは定期的に小説を書くもの、書きたいことを一度書いて終わりってのはなし、というのがあります。「作家人生すごろく」も同様で、最初のハードルは「二作目が増刷かかる」。一冊書いて終わりは駄目なんですかね...。それにしても「新人賞をとって担当編集者が最初に言うのが「仕事辞めないでくださいね」」とは厳しい世界です。
p.33 の「ザギンデビュー」。業界用語か、店の名前か、単なる誤植か。

浅生ハルミンの紹介する1956年発行『日本人の食事』は見てみたい。当時の日常風景が淡々と写真に収められているだけのようですが、だからこそ楽しそう。内澤旬子は豚とゴミ。トイレの話もそうでしたが対象との距離感が近すぎて感心する前に可笑しい。

入江敦彦が取り上げるベストセラーは『サラダ記念日』。最初にカバー写真を見た時から感じていた気恥ずかしさを「プリマ」の一言でまとめるセンスが素晴らしい。最近誰かのツィートで見た、このサイトの自己演出と似たものを感じます。http://w3q.jp/t/747

木村弁護士は確か小説は嫌いだったはずではないか。背景に将棋があるとは言え、SFやホラーやゲームの要素が濃密に絡まった典型的なエンタメ小説『ダークゾーン』を読みこなし、作者の人柄を表す導入部から、混みいった設定、ラストまで堂々と描きます。

新刊では『ローラ・フェイとの最後の会話』、鴻巣友季子のすべての作品と「おすすめ文庫王国012」でも高評価のヌラヌラSF『なまづま』、『消失グラデーション』、『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』、辞書作成プロジェクトを描く『船を編む』など。

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