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森理世 素敵な世界一の美女コミュの日経 ひと・ピープル 2008/1/21 朝刊

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記事転記です。

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私の苦笑い ミスユニバース 森 理世氏

  ミス・ユニバースに選ばれてからもう約8ヶ月。ボランティア活動や
 エイズ撲滅運動への参加など忙しい毎日を送っている。面白いのは、
 翌日以降の予定が前日夜にファックスで届くまで何も知らされないこと。
  
  「明日から海外」などと突然、告げられて仰天することも珍しくない。
 だからどこへでも飛び出せるよう常に準備万端。歯ブラシから下着まで
 必需品はすべてスーツケースに詰めたままで生活している。
  
  住居は事務局が用意したニューヨーク・マンハッタンのとても眺めの
 良いアパート。そこでミスUSAのレイチェル(22),ミス・ティーンUSAの
 ヒラリー(19)と同居している。
  
  同世代なので合宿のようににぎやか。得意料理を作りあって楽しんでいる。
 生活のルールも自然に決まった。ゴミ捨てはレイチェル、食器洗いは私・・.
「妹分のヒラリーにも何かしつけよう」と最年長のレイチェルと相談してい  る。
  
  ユニバースになって思い知ったのは「ミスは必ずしも歓迎されてばかりでは
 ない」という現実。昨夏、ミス・インドネシアの大会にゲスト参加した時、
 生涯忘れられない体験をした。
  
  十一日間の滞在の最終日、私はふとホテルの外が騒がしいのに気づいた。
 群集がプラカードを手に何か叫んでいる。「私の応援かな?」と思って手を
 振ろうとしたが、どうも様子がおかしい。周囲に事情を尋ねてみても、困った
 顔をするだけで何も説明がない。
  
  「ミスコンへの反対デモだ!」。ようやく事態が飲み込めた時には群集が
 警備を押しのけ、ホテルに迫るところだった。イスラム教徒も多く「水着
 審査などもってのほか」と怒られたのだ。身に危険はなかったが、初めて自分
 に向けられた「怒りの矛先」に目を覚まされた気がした。
  
  それまでどこに行っても歓迎ムード一色。私には「世界」が見えていなかった。
 関係者の気遣いがかえって”目隠し”になることもある。宗教、民族、国家・・・・。
 地上には多様な価値観がある。そんな現実を初めて肌で感じた。
 女性としてどうあるべきかも深く考えさせられた。
  
  私はタフで打たれ強い方だ。だが時には陰で落ち込んでいることも多い。
 「なぜ自分がユニバースに選ばれたのか」「別な子が選ばれた方が良かったの
 では」.こんな言葉が頭をよぎり、自室で独りシクシク泣くことだってある。
  
  そんな時、開くのが京セラ・稲盛和夫名誉会長の著書「君の思いは必ず
 実現する」(経済研究所)。高校の恩師がくれた”魔法の書”だ。いつも枕
 元に置いている。お気に入りは「神に祈ったか」というくだり。
  
  ある夜、一人の技術者が製品の寸法がどうしても合わないと悩んでいた。
 稲盛さんは「神に祈ったか」と尋ねる。「神に祈るしかないほど、最後まで
 頑張ったのか」という意味だ。すると彼は再挑戦を決意し、ついに難題を
 克服する。そても好きな逸話だ。私も行き詰ったら「神に祈ったか」と
 自問自答している。
  
  神様からもらったこの一年。精いっぱい努力し、何でも吸収しようと決意
 を新たにしている(談)


 もり・りよ
 1986年静岡市生まれ。4歳からダンスを始め、高校2年の時にカナダ留学。
 帰国後の07年5月、ミス・ユニバース世界大会で日本人として48年ぶりに優勝。

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