86 田之上慶三郎コミュのｺﾝﾃﾞｨｼｮﾆﾝｸﾞｺｰﾁ補佐ﾃﾞﾋﾞｭｰ

昨日の日刊のHPに載っていたので掲載しておきます

田之上ｺｰﾁ補佐もﾃﾞﾋﾞｭｰ

秋季ｷｬﾝﾌﾟ3日目。ｿﾌﾄﾊﾞﾝｸの選手に負けず劣らず日焼けした男が、
ﾒｰﾝ球場から遠く離れたｻﾌﾞｸﾞﾗｳﾝﾄﾞで「後輩」たちの動きを見つめている。
このｷｬﾝﾌﾟから2軍のｺﾝﾃﾞｨｼｮﾆﾝｸﾞ担当となった田之上ｺｰﾁ補佐だ。
ほんの1カ月前まで選手として一緒にﾄﾚｰﾆﾝｸﾞに汗を流していた。
18年間の現役生活にﾋﾟﾘｵﾄﾞを打ち、涙の引退会見を行ったのが19日。
新背番号は未定のため、今でも現役時代の背番号「64」を背負っている。
だが、同じｸﾞﾗｳﾝﾄﾞでﾄﾚｰﾆﾝｸﾞに励んでいた後輩たちを見る目は日に日に違ってきた。

「こんなに動いていたんかなぁ、って思います。選手はよくやっていますよ。
1カ月前まではﾎﾞｸもやっていたんですけど、なんか感心しますね」
球場入りは選手たちよりも1時間半も早い午前8時半。
ｸﾞﾗｳﾝﾄﾞでのｳｫｰﾑｱｯﾌﾟ後は「持ち場」であるﾒｰﾝ球場から最も遠い芝生のｻﾌﾞｸﾞﾗｳﾝﾄﾞで強化、
補強ﾒﾆｭｰをｱｼｽﾄする。球場を後にするのはすべての選手が帰った後。
とっぷりと日が暮れた午後7時半ころになる。
ほとんど半日の「激務」に「ずっと立ちっぱなしですし、選手時代とはきつさが違います」
と苦笑いを浮かべた。

現役時代はｹｶﾞとの闘いでもあった。
それだけに選手が最高のﾊﾟﾌｫｰﾏﾝｽを発揮できるように、
自らの経験を土台にしながら山川、川村両ｺﾝﾃﾞｨｼｮﾆﾝｸﾞｺｰﾁの指導を受け、成長を誓う。
「（選手だった）これまでは自分のことだけで良かったけど、
今度は選手1人1人を見ていかないといけないわけですからね」
日が西に傾いたころ、捕手田上がﾗﾝﾆﾝｸﾞにやってきた。
新米ｺｰﾁ補佐は、また芝生に駆けて行った。

新しいお仕事頑張ってるみたいですね