F1大好きコミュの可夢偉　日本ＧＰは「打倒シューマッハ！」

モータースポーツジャパン２０１０に参加した小林可夢偉は、トークショーでミハエル・シューマッハとの因縁について語り、来週末の日本ＧＰで「打倒シューマッハ」が最大の目標になると語っている。

今シーズンからＦ１フル参戦を果たした可夢偉にとって、シューマッハとレースをするのは今年が初めてだった。これまでのシューマッハとのバトルを振り返り、可夢偉は彼との因縁についておもしろおかしく語っている。「前回は完全にやられたよ！」と、可夢偉はシューマッハの後ろを走らなければならなかったシンガポールＧＰを振り返った。「チーム全員がシューマッハが問題だって言ってた。予選でシューマッハの前に出られればそれで大丈夫なんだ。それだけが課題だね」

「シューマッハがいるだけで全てが狂うんだ。これまで２回戦略的なミスをした経験があるけれど、その両方がシューマッハがらみなんだ。１つはシンガポールでもう１つはホッケンハイム。ホッケンハイムではペース的には悪くなかったけれど、シューマッハが前にいたことによってペースが上げられず、ポイントを逃したんだ。ポイントを逃す時は常にシューマッハがからんでいる。だから、ペーター（ザウバー、チーム代表）はいつも『シューマッハだけは抜いてこい！』ってスタート前に言うんだ。そんな簡単に抜けないんだけどね」

日本ＧＰでも予選でシューマッハを倒すことが目標かと尋ねられた可夢偉は、「はい！」と即答し、「それだけ出来ていれば、日曜日に安心してレースを見てもらえるよ」と笑顔で答えた。