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現代美術 contemporary art コミュの山本豊子 起源の航路ミチユキ

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山本豊子
『起源の航路ミチユキ』 “The Snow Road of Springs”
2005年4月21日(木)〜5月3日(火)

現代HEIGHTS/ Gallery Den 
東京都世田谷区北沢1-45-36
Phone & Fax : 03-3469-1659
15:00-25:00 
13:00-24:00(日曜日のみ)
最終日-20:00  水曜休廊
http://www.gendaiheights.fc2.com/
展覧会場で路銀ワークに参加することができます。



2004年2月にGallery覚で展覧会をして下さった作家
山本豊子さんがこの4月に小田急線・東北沢の画廊で
個展を開催されます。



「見せる」事へのこだわりとユニークさと貪欲(笑)さが
ちょっと面白く突出している作家です。
更に「どうせだったら楽しんでもらおうじゃないのさっ」な
サービス精神と頭の回転の良さ、持って生まれた侠気の
太さ(大笑)が天晴れな作家でもあります。


このステキな写真。展覧会用に作られたチラシとDMの
撮影場所ですが、 大阪市北加賀屋にある名村造船所跡地
だそうです。

DMの床に書いてある線や記号もこの跡地にあったもので、
どうやら実際に使われていた設計図、造船の部品の配置図を
地面に書いて直に置いていけるようにしたものと思われます。

奴(山本豊子w)は、この跡地を見た時、
『こ、これは…使える』キラ〜ン。

わざわざ、あの重くて(石鹸がつまっている)大きな
五つの木箱を東京から大阪に(撮影の為だけに)
運び込んだそうです。
そういうナイスな美術バカ。


ちなみにGallery覚の展覧会では、ルイス・キャロルの
『スナーク狩り』の白紙の海図をベースに画廊床面四方に
方位を書き記し、一時停留しているという設定で六つの木箱
(手製のマルセイユ石鹸が流し込まれている)を
画廊中央に置いたインスタレーションでした。

片隅の壁面には荷詰から出航までのイメージを描いた映像、
オリジナルの手製本(ページは全て凸版印刷で刷られた
航海日誌)

木箱の石鹸は、会期中いらっしゃった方々に作家自ら切り分け
持ち帰って頂く。
持ち帰ってもらう事でそこからさらに石鹸が他方へ散って行く
という観客参加のパフォーマンスでした。

今回の路銀ワークはこの観客参加のパフォーマンスが更に
進化したものw
画廊が密集していないところに、わざわざいらして頂くには
どうするか、そしてわざわざいらして下さった方に如何に
きてよかったと楽しんで頂くか。
考えたそーですよーw 乞ご期待!

右の怪しい写真は前回の展覧会での会場風景。
作家から石鹸を切り分けて頂戴しているところ。

貰っているのはワタクシ、御殿谷。
怪しい格好になっているのは石鹸を作る際に使用した
苛性ソーダが狭く閉ざされたGallery空間に充満し、長時間
そこに居るので反応して身体中が赤く腫れてしまったのでした。

会期中は頭からビニールヤッケを被り、マスク、眼鏡
首にもタオル、腕カバー、ビニールズボン、登山靴用の雨・雪
ブーツカバー(靴の隙間から苛性ソーダが入り込んでパンパンに
なっちゃったんで、隙間侵入を防ぐ為にw) 首回り、手首、足首
全てをカバーしていましたw
ええ、会期中ずっと。

ただ、ちょこっとの間だけいらっしゃるお客様はもとより
作家の山本豊子氏は苛性ソーダへの耐性が出来上がっておりで、
反応しているのはワタクシだけ。単なる怪しい人になってました。
孤独。www





******************************


今回の展覧会は前回の「起源の運搬」に引き続き、
「起源」の航路(みちゆき)をテーマとしています。

サポーの丘*1の土が収められた箱を積荷し、出帆した乗組員達は
方位のみが記された真っ白な地図に導かれて、見知らぬ波止場に
停泊することとなります。

今回展示する石鹸が収められた5つの箱は、停泊中の船の
貨物置場から陸揚げされ、税関待ちの旅人達が行列する波止場の
近くの建物に保管されます。
久々の陸地到着の喜びで乱痴気騒ぎの乗組員達は、箱の存在すら
気づきません。
そして陸揚げされた箱の周りに集まった路銀*2目当ての旅人達が、
旅のよもやま話しをはじめます。

 今回は現代HEIGHTS/ Gallery Denの展覧会場を
波止場の近くの建物と仮定し、その中に置かれた
5つの箱の存在と、旅人達によって切り取られた石鹸を
陳列します。

*1 紀元前1000年頃サポーの丘では羊を人々の祈りとともに
神に捧げるという習慣がありました。火にあぶられた脂と灰が
混じりあった土塊は丘のふもとに流れ込み、川の水に入り込むと
泡が立った。これが石鹸の起源といわれています。

*2 旅費。
                         山本豊子








【路銀ワーク ’Log in Work’ について】

日程 4月21,22,25,29日17:00-21:00
   4月23日, 5月1日15:00-19:00
予約 現代HEIGHTS 03-3469-1659

【内容】 
展覧会場の現代HEIGHTSで、旅人達(参加者)に
路銀をかせぐための「労働」をしていただきます。
旅人達は箱から石鹸を切り出し、展覧会場に陳列します。
その後、’Portage bag‘(石鹸の運搬袋)を
極西の国アイルランドに郵送すると、海と時間を越えて
熟成・乾燥した石鹸が手元に届けられます。

*会場でお渡しした’ Portage bag ‘を5/31までに
投函してください。
尚、アイルランドへの郵送費(260円)は自費負担となります。

*会場の関係で参加できる人数に制限がありますので、
必ずご予約ください。(電話のみ)


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